いよいよ保元の乱へのカウントダウンが始まりました
近衛帝が亡くなり次期天皇選びも混沌としてきましたね
近衛帝が亡くなったのは崇徳帝を苛め抜いた事への呪いだと
自暴自棄に陥っている鳥羽上皇。
と言う事は崇徳帝は生霊と言う事なのでしょうか？？
自らへの災いをなくすため崇徳帝の子・重仁親王を天皇にする
と言い始めたり、崇徳帝の重祚を言い出す始末。
朝廷は混乱の極みですね
弁舌爽やかな信西の意見が通り予想だにしなかった雅仁親王が
即位、後白河天皇の誕生です
後白河にとつては青天の霹靂だった筈です。
ところで
天皇の名を誰が決めるのでしょうか？？
後白河とは何とも意味深です。
鳥羽法皇にとつて白河法王の呪縛に悩まされていた筈なのに何故
この様な名前にしたのでしょうか？？
個人的には凄く興味があります。
後白河自身が付けたか？それとも鳥羽法皇自身が白河法王からの
呪縛から抜け出た証なのか？とも思ったのですが…
調べてみると何とも単純
基本的に天皇の名前は死後につけられるそうです
白河天皇と鳥羽天皇は譲位後の御所のあった場所から命名されたそ
うです。
後白河天皇も譲位後白河に住んでいたのですが、すでに白河天皇がい
たので後白河と呼ばれる事になります。
亡くなる前に自分にこの名前をつけて欲しいと言った例も沢山あるそう
ですが、面白いのが後醍醐帝。
天皇在位中から自らを後醍醐と名乗ったと言います
稀有な例です。
天皇による親政を目指した後醍醐帝らしいですね
来週はいよいよ鳥羽院が亡くなるようです
曲がりなりにも均衡が保たれていた朝廷ですが、その死とともに天皇家・
摂関家・武家と内なる争いを秘め保元の乱へと向かいます
争いを重ねる度に武家の存在が大きくなりますが、朝廷や摂関家、時の
権力者達はまだその事に気づかないようですね
