◆田原総一朗のテレビ朝日・朝生テレビ(4月30日)は、「激論出て来い! 平成の龍馬」というテーマでライブドアのホリエモン、こと堀江貴文元社長らが参加して行われた。閉塞感に苛まれる日本を打破するにはどうすればよいかという議論である。いまの日本の若者たちは、安定指向が強く、外に打って出ようとしない。そのせいか、日本全体に元気がない。ならば、だれがこの閉塞感を打破してくれるというのか。
◆議論の初め、民主党の小沢一郎幹事長の「政治とカネ」が問題視され、東京検察審査会が議決した「起訴相当」が、俎上に上った。そのとき、堀江氏が「重箱の隅をつつくようなことはやめた方がいい。起訴されたとしても、有罪ということにはならない。白黒をつけた方がいいということである。検察は99.9%有罪に出来る事件でないと起訴しない。無罪となるような事件は、やらない」と発言した途端、会場の込空気は変わった。確かに
東京検察審査会が「起訴相当」と議決したまでで、これを持って、小沢幹事長を「有罪」と決めつけるのは、大きな間違いである。何も刑が確定したわけではないからである。早とちりも甚だしい。それでなくても、刑事事件は、近代刑法の原則である「無罪推定」が働かなくてはならない。11人が「起訴相当」と議決したにすぎないのである。市民感覚が感情に左右されやすいだけに、「推定有罪」から結論を出しやすい。
◆最後に、全国から寄せられた視聴者の意見が、紹介された。結果が、実に傑作であった。まず、「あなたが考える”現代の龍馬"は誰?」との質問に、447件の回答が寄せられた。内訳は以下の通りだった。
①ふさわしい人はいない121件②堀江貴文37件③小沢一郎27件④渡辺喜美20件⑤鳩山由紀夫18件⑥橋下徹16件⑦舛添要一⑧小泉進次郎⑨孫正義10件⑩田原総一朗/小泉一郎7件。
次に「日本を元気にするには何をすべきか」という質問である。答えは、①報道姿勢を見直し27件②若い世代の活躍24件③税制改革23:件③雇用対策23:件⑤景気回復20件⑥公務員改革15件⑦国民のことを考えた政治14件⑧国民一人ひとりの努力13件⑨少子化対策12件。
◆小沢一郎が、”現代の龍馬"の第3位、「日本を元気にするには何をすべきか」の第1位
が、「報道姿勢を見直し」には、さすがに驚いた。東京検察審査会がこの朝生テレビを見たなら、「起訴相当」という議決をしたかどうかは、疑わしくなる。連日、小沢幹事長のネガティブなニュース連日流れれば、国民の多くが、悪いイメージに包まれてしまう。司法に市民感覚を取り入れる精神はよいとしても、司法改革の裁判員は、本来「陪審員」にすべきであった。同時に、検察審査会員の権限強化は、間違いであつた。裁判が人民裁判に陥らなければよいのであるが。
◆議論の初め、民主党の小沢一郎幹事長の「政治とカネ」が問題視され、東京検察審査会が議決した「起訴相当」が、俎上に上った。そのとき、堀江氏が「重箱の隅をつつくようなことはやめた方がいい。起訴されたとしても、有罪ということにはならない。白黒をつけた方がいいということである。検察は99.9%有罪に出来る事件でないと起訴しない。無罪となるような事件は、やらない」と発言した途端、会場の込空気は変わった。確かに
東京検察審査会が「起訴相当」と議決したまでで、これを持って、小沢幹事長を「有罪」と決めつけるのは、大きな間違いである。何も刑が確定したわけではないからである。早とちりも甚だしい。それでなくても、刑事事件は、近代刑法の原則である「無罪推定」が働かなくてはならない。11人が「起訴相当」と議決したにすぎないのである。市民感覚が感情に左右されやすいだけに、「推定有罪」から結論を出しやすい。
◆最後に、全国から寄せられた視聴者の意見が、紹介された。結果が、実に傑作であった。まず、「あなたが考える”現代の龍馬"は誰?」との質問に、447件の回答が寄せられた。内訳は以下の通りだった。
①ふさわしい人はいない121件②堀江貴文37件③小沢一郎27件④渡辺喜美20件⑤鳩山由紀夫18件⑥橋下徹16件⑦舛添要一⑧小泉進次郎⑨孫正義10件⑩田原総一朗/小泉一郎7件。
次に「日本を元気にするには何をすべきか」という質問である。答えは、①報道姿勢を見直し27件②若い世代の活躍24件③税制改革23:件③雇用対策23:件⑤景気回復20件⑥公務員改革15件⑦国民のことを考えた政治14件⑧国民一人ひとりの努力13件⑨少子化対策12件。
◆小沢一郎が、”現代の龍馬"の第3位、「日本を元気にするには何をすべきか」の第1位
が、「報道姿勢を見直し」には、さすがに驚いた。東京検察審査会がこの朝生テレビを見たなら、「起訴相当」という議決をしたかどうかは、疑わしくなる。連日、小沢幹事長のネガティブなニュース連日流れれば、国民の多くが、悪いイメージに包まれてしまう。司法に市民感覚を取り入れる精神はよいとしても、司法改革の裁判員は、本来「陪審員」にすべきであった。同時に、検察審査会員の権限強化は、間違いであつた。裁判が人民裁判に陥らなければよいのであるが。