◆オリンピック・金メダリスト、柔道家・谷亮子さんが5月10日、次期参院選挙に民主党から出馬すると記者会見したことに対して、マスコミ各社に出演したコメンテーター大半が批判的な意見を述べていた。その言い方から、まともなコメントというよりは、どこか嫉妬心が感じられた。唯一、評価していたのは、テレビ朝日の番組「スーパーモーニング」のキャスター、鳥越俊太郎氏だった。谷亮子さんが福岡県出身ということから、同県出身の鳥越氏が、「柔ちゃんの明るさがいい」とコメントしていた。福岡県人の大らかさと明るさが、民主党にとってプラスになるという受け止め方である。
◆タレントを参院選挙に担ぎ上げる戦術を採用したはしりは、福田赳夫元首相である。宝塚歌劇壇出身で梨園にいた扇千景、石原慎太郎らを、かたや、田中角栄元首相は、歌のおばさん・安西愛子らを担ぎ上げて成功した、その後、続々とタレント議員が国政壇上にのぼり、活躍した。扇千景は、参院議長にまで大出世した。自民党の橋本聖子さんは、子育てしながら、カナダで行われた冬季オリンピックでも国政レベルのみならず、スポーツ界の重鎮として貢献している。だから、スポーツ選手だという理由だけで、政治家として不向きであるとは、決して言えないのである。勘違いしてはならないのは、参院議員は、代議士ではない。市民社会のなかで、ごく普通の「コモンセンス(良識)」を持っていれば、十分である。柔ちゃんも、この任に堪えられる。
◆選挙戦術の第1は、イメージ・アッブにある。反対に、敵陣営のイメージ・ダウンをいかに図るかである。しかし、いまの民主党は、いかにも暗い。一番暗いのは、小沢一郎幹事長、2番目に暗いのは、鳩山由紀夫首相、3番目に暗いのは、その他の民主党議員すべてで、みんな暗い。自民党、公明党、社民党、国民新党、共産党、みんなの党、たちあがれ日本党などみな、暗い。これでは、景気が悪くなるのは、当たり前である。
この柔ちゃんの出馬に最も喜んでいるのは、小沢幹事長のようである。柔ちゃんの親類が小沢幹事長の盛岡市にある後援会の会員になっており、小沢幹事長が17年前から柔ちゃんをバックアップしていたうえに、近年、何度も柔ちゃんに国政選挙に立候補するよう要請していたという。それが実現したのであるから、喜びはひとしおであろう。もちろん、民主党議員の大半が、「さすが小沢さん」と感嘆しているという。
◆その点、柔ちゃんの、あの笑顔は、実にいい。何しろ、美人ではなく、女性軍から妬まれないのはいい。その半面、可愛げがあり、多くの有権者から愛されている。参院比例区は、業界代表でないと当選できないのだが、柔ちゃんは、スポーツ産業界の代表になり得る。その背後には、柔道界、警察、学校などの組織がある。そのうえに、一般有権者の支持を得るのは、確実である。夏季、冬季のオリンピックで金メダルが少ない日本のスポーツ界に資金を呼び寄せる救世主になるはずである。
◆タレントを参院選挙に担ぎ上げる戦術を採用したはしりは、福田赳夫元首相である。宝塚歌劇壇出身で梨園にいた扇千景、石原慎太郎らを、かたや、田中角栄元首相は、歌のおばさん・安西愛子らを担ぎ上げて成功した、その後、続々とタレント議員が国政壇上にのぼり、活躍した。扇千景は、参院議長にまで大出世した。自民党の橋本聖子さんは、子育てしながら、カナダで行われた冬季オリンピックでも国政レベルのみならず、スポーツ界の重鎮として貢献している。だから、スポーツ選手だという理由だけで、政治家として不向きであるとは、決して言えないのである。勘違いしてはならないのは、参院議員は、代議士ではない。市民社会のなかで、ごく普通の「コモンセンス(良識)」を持っていれば、十分である。柔ちゃんも、この任に堪えられる。
◆選挙戦術の第1は、イメージ・アッブにある。反対に、敵陣営のイメージ・ダウンをいかに図るかである。しかし、いまの民主党は、いかにも暗い。一番暗いのは、小沢一郎幹事長、2番目に暗いのは、鳩山由紀夫首相、3番目に暗いのは、その他の民主党議員すべてで、みんな暗い。自民党、公明党、社民党、国民新党、共産党、みんなの党、たちあがれ日本党などみな、暗い。これでは、景気が悪くなるのは、当たり前である。
この柔ちゃんの出馬に最も喜んでいるのは、小沢幹事長のようである。柔ちゃんの親類が小沢幹事長の盛岡市にある後援会の会員になっており、小沢幹事長が17年前から柔ちゃんをバックアップしていたうえに、近年、何度も柔ちゃんに国政選挙に立候補するよう要請していたという。それが実現したのであるから、喜びはひとしおであろう。もちろん、民主党議員の大半が、「さすが小沢さん」と感嘆しているという。
◆その点、柔ちゃんの、あの笑顔は、実にいい。何しろ、美人ではなく、女性軍から妬まれないのはいい。その半面、可愛げがあり、多くの有権者から愛されている。参院比例区は、業界代表でないと当選できないのだが、柔ちゃんは、スポーツ産業界の代表になり得る。その背後には、柔道界、警察、学校などの組織がある。そのうえに、一般有権者の支持を得るのは、確実である。夏季、冬季のオリンピックで金メダルが少ない日本のスポーツ界に資金を呼び寄せる救世主になるはずである。