◆「日曜討論 普天間基地移設案に沖縄・徳之島反対▽”5月未決着”どうなる?」(НHKテレビ)「日高義樹のワシントンリポート 沖縄の米海兵隊が出動」(テレビ東京)「Nスタ 普天間問題」(TBSテレビ)などと、5月9日は、早朝から沖縄米軍海兵隊問題のオンパレードだった。
◆「日曜討論」では、防衛専門家のなかから、「沖縄米軍海兵隊の抑止力に頼りすぎると、日本国民の防衛意識が低下する」という危惧論が出ていたのには、共感した。いざというとき、海兵隊が日本国土全体を守り切れるはずはなく、自らの手で守らなくてはならない。第七艦隊所属の上陸作戦用の航空母艦に乗艦した日高義樹氏のワシントンリポートは、太平洋全域の緊急事態に備えて訓練をしている海兵隊の将兵の士気とモラルの高さがよく描かれており、圧巻だったけれど、それでも日本列島全体の防衛を依存するわけにはいかない。
◆それにしても、無責任なのは、自民党の久間章生元防衛相、小池百合子元防衛相、そして石破茂元防衛相らの防衛専門の政治家たちの言動である。日米同盟の重要性の観点から、
普天間基地移設をアメリカと合意している現行案に固執するあまり、沖縄県民の心情を無視し、その挙句の果てに、「最低でも県外移設」を困難とした鳩山由紀夫首相に対して、「公約違反」と揶揄している。谷垣禎一総裁に至っては、まるで鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てている。
◆そこで、いい加減な自民党政治家に要望したい。米軍沖縄普天間基地移設先として、久間章生元防衛相は、選挙区の長崎県に、小池百合子元防衛相は、東京都内ないし、八丈島や小笠原などの島に、石破茂元防衛相は、鳥取県(筆者の旧本籍地)や必死やの砂丘地帯から大山麓に決めて、それぞれ手を上げて欲しい。谷垣禎一総裁の選挙区には、海上自衛隊舞鶴総監部があり、京都府の日本海側に移設を提案すべきである。いかかであろうか。
◆もう一つ、適地がある。それは、青森県の津軽地方である。経済の衰退が激しく、地元には、「海上自衛隊の潜水艦基地でもきてくれないか」と誘致を望む声がある。海上自衛隊が無理ならば、米軍海兵隊を誘致して、基地周辺地域に補償金や地域振興資金を投入するのである。北朝鮮有事の兆しがあるので、日本海側の防備を強化できれば、一石二鳥となる。
◆「日曜討論」では、防衛専門家のなかから、「沖縄米軍海兵隊の抑止力に頼りすぎると、日本国民の防衛意識が低下する」という危惧論が出ていたのには、共感した。いざというとき、海兵隊が日本国土全体を守り切れるはずはなく、自らの手で守らなくてはならない。第七艦隊所属の上陸作戦用の航空母艦に乗艦した日高義樹氏のワシントンリポートは、太平洋全域の緊急事態に備えて訓練をしている海兵隊の将兵の士気とモラルの高さがよく描かれており、圧巻だったけれど、それでも日本列島全体の防衛を依存するわけにはいかない。
◆それにしても、無責任なのは、自民党の久間章生元防衛相、小池百合子元防衛相、そして石破茂元防衛相らの防衛専門の政治家たちの言動である。日米同盟の重要性の観点から、
普天間基地移設をアメリカと合意している現行案に固執するあまり、沖縄県民の心情を無視し、その挙句の果てに、「最低でも県外移設」を困難とした鳩山由紀夫首相に対して、「公約違反」と揶揄している。谷垣禎一総裁に至っては、まるで鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てている。
◆そこで、いい加減な自民党政治家に要望したい。米軍沖縄普天間基地移設先として、久間章生元防衛相は、選挙区の長崎県に、小池百合子元防衛相は、東京都内ないし、八丈島や小笠原などの島に、石破茂元防衛相は、鳥取県(筆者の旧本籍地)や必死やの砂丘地帯から大山麓に決めて、それぞれ手を上げて欲しい。谷垣禎一総裁の選挙区には、海上自衛隊舞鶴総監部があり、京都府の日本海側に移設を提案すべきである。いかかであろうか。
◆もう一つ、適地がある。それは、青森県の津軽地方である。経済の衰退が激しく、地元には、「海上自衛隊の潜水艦基地でもきてくれないか」と誘致を望む声がある。海上自衛隊が無理ならば、米軍海兵隊を誘致して、基地周辺地域に補償金や地域振興資金を投入するのである。北朝鮮有事の兆しがあるので、日本海側の防備を強化できれば、一石二鳥となる。