自民党の久間章生、小池百合子、石破茂ら元防衛相は、米海兵隊基地を各選挙区に誘致せよ!

2010年05月09日 18時24分19秒 | 政治
◆「日曜討論 普天間基地移設案に沖縄・徳之島反対▽”5月未決着”どうなる?」(НHKテレビ)「日高義樹のワシントンリポート 沖縄の米海兵隊が出動」(テレビ東京)「Nスタ 普天間問題」(TBSテレビ)などと、5月9日は、早朝から沖縄米軍海兵隊問題のオンパレードだった。
◆「日曜討論」では、防衛専門家のなかから、「沖縄米軍海兵隊の抑止力に頼りすぎると、日本国民の防衛意識が低下する」という危惧論が出ていたのには、共感した。いざというとき、海兵隊が日本国土全体を守り切れるはずはなく、自らの手で守らなくてはならない。第七艦隊所属の上陸作戦用の航空母艦に乗艦した日高義樹氏のワシントンリポートは、太平洋全域の緊急事態に備えて訓練をしている海兵隊の将兵の士気とモラルの高さがよく描かれており、圧巻だったけれど、それでも日本列島全体の防衛を依存するわけにはいかない。
◆それにしても、無責任なのは、自民党の久間章生元防衛相、小池百合子元防衛相、そして石破茂元防衛相らの防衛専門の政治家たちの言動である。日米同盟の重要性の観点から、
普天間基地移設をアメリカと合意している現行案に固執するあまり、沖縄県民の心情を無視し、その挙句の果てに、「最低でも県外移設」を困難とした鳩山由紀夫首相に対して、「公約違反」と揶揄している。谷垣禎一総裁に至っては、まるで鬼の首を取ったかのように騒ぎ立てている。
◆そこで、いい加減な自民党政治家に要望したい。米軍沖縄普天間基地移設先として、久間章生元防衛相は、選挙区の長崎県に、小池百合子元防衛相は、東京都内ないし、八丈島や小笠原などの島に、石破茂元防衛相は、鳥取県(筆者の旧本籍地)や必死やの砂丘地帯から大山麓に決めて、それぞれ手を上げて欲しい。谷垣禎一総裁の選挙区には、海上自衛隊舞鶴総監部があり、京都府の日本海側に移設を提案すべきである。いかかであろうか。
◆もう一つ、適地がある。それは、青森県の津軽地方である。経済の衰退が激しく、地元には、「海上自衛隊の潜水艦基地でもきてくれないか」と誘致を望む声がある。海上自衛隊が無理ならば、米軍海兵隊を誘致して、基地周辺地域に補償金や地域振興資金を投入するのである。北朝鮮有事の兆しがあるので、日本海側の防備を強化できれば、一石二鳥となる。
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東国原英夫宮崎県知事が、口蹄疫被害拡大で「困ったときの小沢さん」と泣きつくとは、困ったものだ

2010年05月09日 00時11分22秒 | 政治
◆沖縄米軍沖縄基地移設問題という国防をめぐる騒動の陰に隠れて、食生活を脅かす重大問題が、日本国民を危機にさらし始めている。
 宮崎県内の開業獣医が、宮崎県の家畜保健衛生所に牛が口蹄疫の疑いがあると通報したのは、4月9日のことだった。2000年3月25日、宮崎市内で同様の事案が起きたときには、直ちに農林水産省に連絡され、自民党にも伝えられて迅速に対処された。そのなかでも、口蹄疫の疑いのある牛や豚の殺処分に対する国としての助成措置が講じられて、被害は、36頭という極めて少ないところで防圧された。この手際のよい対処ができたのには、当時の玉沢徳一郎農林水産相、前任大臣だった中川昭一農林水産相はじめ、自民党農政族、なかでも畜産族議員らの尽力があったことであろう。畜産農家を背景に、懸命に動いたことは、想像に難くない。
◆ところが、今回は、どうしたことであろう。宮崎県から農林水省に連絡があったのは、10日の4月19日のことであった。農林水産省は翌20日、赤松広隆農林水産相を本部長とする対策本部を設置、検体を農研動物衛生研究所と英国家畜衛生研究所に送り、検査してもらい、この結果、「近縁ウイルス」と確認されたのが、5月2日のことであった。
◆だが、赤松農林水産相は、4月30日、メキシコ、キューバ、コロンビアを外遊し、8日帰国した。この間、口蹄疫に感染した牛、豚は、約6万頭を数え、東国原英夫宮崎県知事は、自衛隊出動を要請している。消毒や殺処分に手が回らなくなったのである。危機管理意識が希薄と思われた赤松農林水産相に対しては、国民からは非難ごうごうである。もっと言えば、普天間基地問題に忙殺されている鳩山由紀夫首相も、国防問題に対する危機管理意識のなさばかりか、肉牛や豚、鶏などの安勢に対するに危機管理のお粗末さに、国民の多くが、あきれ果てている。
◆東国原知事は、たまたま7日に参院選挙の準備に宮崎市を訪れた民主党の小沢一郎幹事長と非公式に会い、「全国に広がる可能性がある。何とかして欲しい」と陳情した。小沢幹事長は、「要望と状況を政府に強く伝え、より積極的な防止対策を講じられるよう要請したい」と話したという。小沢幹事長が何かを発言すると、「独裁者」「二重権力」などとマスコミからも激しく批判されているけれど、日頃は、地方分権にうるさい東国原知事が、「困ったときの小沢さん」と泣きつくとは、困ったものである。
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