小沢一郎前幹事長はアメリカ要人に謝罪し首相就任の了解を得て、北朝鮮拉致被害者救出の絵も描いている

2010年07月21日 22時41分41秒 | 政治
◆民主党の小沢一郎前幹事長が7月21日から政治活動を再開した。東京都千代田区永田町の衆院議員会館の小沢事務所は、千客万来、参院選挙で当選、落選した人たちや国会議員、財界人、後援会員や支持者らの小沢詣で客で賑い、小沢前幹事長は、悪抜けしたかのような明るい表情で来客に応対していた。
 悪抜けが顕著になったのは、小沢前幹事長が7月18日午後八丈島に滞在して一夜を過ごして帰朝してからだった。八丈島滞在中は、好きな魚釣りに行き、命の洗濯をしていたのだろうと推察していたけれど、違っていた。先に来ていたアメリカの要人と会っていたという。それがだれだかは、定かではない。だが、一説には、マイケル・ジョナサン・グリーン(アメリカ国家安全保障会議上級アジア部長)ではないかといわれている。日米安保問題で日本に脅しをかけ続けてきた人物である。小沢前幹事長は、これまでの非礼を侘びて、相手は、これを許したという。非礼とは、「日本の防衛は、第七艦隊だけでいい」などといった日米同盟軽視の発言をしてきたことのようである。小沢前幹事長は、「総理大臣を務めたい」と発言し、了承されたという。アメリカ要人は「その代わりに同盟国として日米同盟を機軸にしていくことを間違いのないよう守ってくれ」と条件を示し、また、「中国重視できた姿勢を改めて欲しい」と要望、小沢前幹事長は「必ず守る」と約束し、アメリカ要人は、「信用する」と発言じたという。小沢前幹事長は、東京検察審査会が「不起訴と議決したのを受けて、アメリカ要人との密会を決めたらしい。
◆問題は、今回の元死刑囚・金賢姫の来日である。表向きは、菅直人首相の起死回生策ではないかと見られているけれど、実際は、「中国ルートに強い人脈を持つ小沢前幹事長が絵を描き、ロシアルートに強い鳩山由紀夫前首相と新党大地の鈴木宗男代表が連携して日本人拉致被害者救出を進めている」という。小沢前幹事長は、中国瀋陽市にいる胡錦濤国家主席の側近ナンバー4の実力者にルートを築いている。この実力者は、北朝鮮の要人の他、金正日総書記の長男・正男の面倒を見ているという。つまり、菅首相には、これだけの大きな難問は、解決できないというのである。
◆小沢前幹事長サイドからの情報によると、北朝鮮が拉致された日本人被害者は1000人に及び、対日工作要員として養成された。いまは258人がおり、その他は、殺されたという。何と現在の対日工作要員の大ボスは、横田めぐみさんが就任しているという。その配下が、258人の拉致被害者であるというのである。北朝鮮は、拉致被害者1人につき1億円を要求しているといい、258人全員の奪還には、単純計算しても258億円必要となる。しかし、これが実現したとすると、日本政府に新たな難問を突きつけることになる。対日工作というスパイのプロ258人を常に監視しなくてはならなくなるからである。戦後、シベリアに抑留された日本兵が帰国してきた後、日本の公安警察は、帰国兵の監視に懸命にならざるを得なかったのである。ソ連から指令で一斉蜂起の密命を与えられたのではないかと疑ったのである。このため、拉致被害者帰国させるにしても、数人に絞らざるを得ないということになるという。
◆小沢前幹事長は、民主党代表選挙に出馬することを決意、菅首相とケンカする気で目下激しくかけ引きしている。自民党側からは、森喜朗元首相が「30人でも40人でもいいから連れて出てきてくれ」と盛んに離党を促されている。小沢前幹事長は、万が一、民主党内で何が起きても大丈夫なように、森元首相との連携を保ち、保険をかけているのだという。

板垣英憲マスコミ事務所
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元死刑囚・金賢姫が来日、北朝鮮暴発が懸念されるなか、菅首相の起死回生策は成功するか?

2010年07月21日 15時53分46秒 | 政治
◆「北朝鮮問題については、質問しないでください」 私は2008年5月15日、国会近くの鳩山由紀夫事務所を訪問し、民主党の鳩山幹事長(当時)にインタビューした。この内容は、拙著「鳩山家の使命」(サンガ刊)で詳しく収録した。しかし、インタビューに当たり、鳩山事務所から注文が付けられていた。鳩山幹事長が提唱していた「友愛外交」や「東アジア共同体構想」、さらに日本にとって未解決の「日ロ平和友好条約締結」など外交課題を聞くからには、とうしても北朝鮮による日本人拉致被害者問題について質問せざるを得ないと考えていた。これに対して、先手を打つかのように、「質問しないでください」とクギを刺された。なぜだろうかと疑問に感じたものの、「何かデリケートな事情があるのであれば、やむを得ない」と思い、質問を避けた。
◆あれから2年余りを経て、今回、韓国政府に厳重管理されている北朝鮮の元工作員・金賢姫(大韓航空機爆破事件の元死刑囚)が7日20日午前5時、空路訪日して、羽田空港から長野県軽井沢市にある鳩山由紀夫前首相の別荘に直行した。ここで1978年6月に拉致された田口八重子さん(当時22歳)の肉親(2人の兄、飯塚繁雄さん=72歳=本間勝さん=66歳=長男・飯塚耕一郎さん=33歳)と対面した。この経緯をテレビ報道で見ながら、「あッ、これだったのか」と一瞬、謎の一部が氷解したような気持ちになった。
金賢姫と田口八重子さんの肉親とは、韓国で会って以来1年4か月ぶりの再会であった。とすれば、鳩山前首相は、その前から、拉致問題勝決の一環として、金賢姫と田口八重子さんの肉親との対面に尽力していたことを窺わせる。菅首相や千葉景子法相は、韓国政府に逮捕されていた日本人拉致の主犯・辛光洙(北朝鮮では英雄)の釈放要求書に署名していたことから、自民党の安倍晋三元首相らに厳しく追及されてきた。今回、日本政府が金賢姫来日を許可したのは、菅首相や千葉法相が犯した自らの軽はずみな行動に対して、エクスキューズする目的があったらしい。加えて、参院選大敗北で倒壊寸前の菅政権を生き返らせる文字通り「起死回生策」とも見られている。とくに菅首相は、北朝鮮との関係について、特別に親密な外交ルートを持っていると言われており、拉致被害者救出に向けて、拉致被害者家族らから期待されている。2、3人なりとも北朝鮮から奪還・帰国させることができれば、菅政権の国民人気は、一気に高まる。ただし、それがどの程度、実効性を持つものであるか。国民的立場では、しばらく静観するしかない。
◆一方、小沢一郎前幹事長は、2009年12月、国会議員や支持者ら約600人を引率して訪中した際、胡錦濤国家主席に「日本人拉致被害者救出に助力を」と依頼し、帰路、韓国にも寄り、李明博大統領に同様の要請をしたという。しかし、今日まで急展開するほどの動きがなく、放置しておくと、拉致問題が日本国民の意識から希薄となり、風化してしまう恐れが多分にあり、憂慮されていた。そのなかでの金賢姫の来日であった。
◆もっと悪いことには、ロイター通信が20日、ワシントン発で、「オバマ米政権の国家情報長官に指名されたジェームズ・クラッパー国防次官(情報担当)が20日、今年3月の韓国哨戒艦沈没事件について、北朝鮮が韓国を直接攻撃する「危険な時期」が始まる予兆だとの見方を示した」と報道している。米上院情報委員会の指名公聴会に提出した書面で述べという。報道によると「クラッパー次官は、退役空軍中将である。1980年代の朝鮮半島情勢が緊迫化した当時に在韓米軍などで勤務していた経験があり、情報畑での経験も豊富。韓国に亡命した黄長ヨプ元朝鮮労働党書記の暗殺未遂事件など、北朝鮮の最近の一連の行動は、1987年の大韓航空機爆破事件を連想させるとしている。46人の犠牲者を出した哨戒艦沈没事件については、『われわれ情報機関にとって最も重要な教訓は、北朝鮮が韓国への直接的な攻撃を通じ、内外の政治的目標に向けて進もうとする危険な新しい時期に再び入ったかもしれないと理解することだ』と指摘。北朝鮮の軍事力は依然として『軽視できない脅威』との認識を示した」という。米国のゲーツ国防長官とクリントン国務長官は21日午前、閣僚協議に先立ち、南北軍事境界線沿いの非武装地帯(DMZ)を視察している。2人の長官は、米韓外務・国防担当閣僚会議(2プラス2)出席のため韓国を訪問していた。北朝鮮暴発という朝鮮半島有事が現実化すると、第二次朝鮮戦争勃発という最悪の事態へと発展しかねない。こんな緊迫状況の下で、菅首相ら閣僚たちは、もっとピリッとして欲しい。眠そうな顔をしている場合ではないのだ。

板垣英憲マスコミ事務所
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