米対日工作担当者マイケル・グリーンが、日本政府にTPPへの参加促進を求めて活発に活動中だ

2011年08月01日 23時14分18秒 | 政治
◆米対日工作担当者のマイケル・ジョナサン・グリーン戦略国際問題研究所(CSIS)上級顧問兼日本部長(ジョージタウン大学 准教授)が、日本国内で活発に動いている姿が、このところ、やたらと目立っている。工作担当者と言うからには、いわゆる「スパイ」や「忍者」のイメージが先行するのだが、マイケル・グリーンの動きは、どうみても日本の業界団体に名づけられているいわゆる「圧力団体」さながらの凄まじさである。当面、何をしようとしているのかを浮き彫りにするため、具体的な動きを整理しておかなくはならない。
 ①すでにこのブログで書いていることではあるげど、6月20日から23日、マイケル・グリーンが所属している戦略国際問題研究所が主催した米国財界、経済人の日本訪問である。上司のリチャー・アーミテージ元国務副長官が、引率の大表者のようであった。その側にピッタリ付いて、道案内をしていたのが、マイケル・グリーンだった。CSISは、経団連と共同で「東日本大震災の復興支援プロジェクト「復興と未来のための日本パートナーシップ」(委員長:米ボーインクのジム・マクナーニー最高経営責任者)を設立したが、すべてのお膳立てをするとともに、次世代を担う政治家たちとの懇談の席では、リチャー・アーミテージの左隣の席を固めていた。
 ②経団連の夏季フォーラムが7月21日から長野県軽井沢町で始まった。「東日本大震災からの復興と経済再生」がテーマになった。しかし、遅々として進まない震災復旧や保身のためとしか考えられない菅直人首相発言に企業経営者はあきれ、「日本がつぶれてしまう」とブーイングが相次いだ。だが、マイケル・グリーンが、講師として招かれて、講演した。内容は、公表されていないけれど、米国企業の東日本大震災の復旧復興への参加やTPPへの参加促進などが話された模様である。
 ③マイケル・グリーンは日経BPネット「復興ニッポンーいま、歩き出す未来への道」(7月29日)において「米国の戦略的資産としての日本」 ( 「日本の未来について話そう」の「第五章:日本外交政策の選択」小学館刊より)と題する論文を掲載している。
 この最後のところで、こう述べている。
 「最後に、貿易や開発に関する新しい戦略を打ち出すことも、日本の国力の強化に貢献するはずだ。韓国は既に様々な国との間で自由貿易協定(FTA)の交渉を進め、さらなる経済成長や戦略的互恵関係の強化を目指している。いまでは貿易全体の35.6%がFTAに基づくものになった。日本では往年の勢いこそ衰えたとはいえ、農業団体がいまだに強い政治力を発揮している。その結果、日本の貿易総額に占めるFTA締結相手国・地域の割合はわずか18.5%にとどまっている。日本は1980年代に構築された、ある意味重商主義的な姿勢を改めると同時に、1990年代に流行した『人間の安全保障(ヒューマンセキュリティ)』に基づいたばら撒き型の政策からも脱却し、新たな成長戦略を構築しなければならない。海外援助の効率性を高め、同じ志を持つ資金援助国との調整作業を進め、非政府組織(NGO)部門の拡大を国策として支援するようになるべきだ。そうすれば、略奪的な傾向を強める中国に脅威を感じている途上国に対し、オーストラリアやデンマークに匹敵する効果的な援助戦略で臨むことも可能だろう。大きな野心と優れた政治力を備えたリーダーであれば、以上のステップはすべて十分に実現可能だ。では、日本にもそのようなリーダーは生まれてくるだろうか。今日の政治の混乱は、必ずしも将来を暗示しているわけではない。いまの混乱は、半世紀にわたる自民党の支配が終わるという断末魔の苦しみなのだろう。間違いなく政治の不安定は一時的なものであり、いまの状態が将来の政治や戦略の基準となるわけではない」
 この論文を読めば、マイケル・グリーンが、日本国内でどんな工作をしているかが、鮮明に浮かび上がってくる。とくにTPPへの参加促進を日本政府に強く求めていることが窺える。

本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
東日本大地震・大津波被災地の仮設住宅の多くが、「雨漏り」がひどい欠陥建築、「予算600万円」に対し「150万円で建築せよ」と指示し、だれかか過剰ピンハネの疑惑

◆〔特別情報①〕
 小沢一郎元代表傘下の大手ゼネコンが7月30日、仙台市のホテルに集結、東日本大地震の復旧事業の中心となる「残土処理」を本格的に始めるに当り、事実上の「復興会議」(秘密会議)を行い、31日には、現地視察した。ところが、大手ゼネコンの「残土処理」担当者たちは、この現地視察の際に、行く先々で、仮設住宅に入居した被災者から、悲惨な有様について、次々に窮状を訴えられたという。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

メルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


■有料メルマガ 購読開始月を選択できるようになりました

ご好評いただいているメルマガ版「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」ですが、この度、読者さんがメルマガ定期購読の際に、購読開始月を選択できるようになりました。
http://foomii.com/topic/7

購読方法は、ご希望のメールマガジン詳細ページで、「購読手続きへ進む」をクリック後、「購読開始月」で「来月(20XX年XX月)から」を選択いただくと、翌月月初の最新号から購読することができます。

メルマガの購読申込はこちらからお願いします。


板垣英憲の過去著書より連載しております↓
『自・社連合が小沢一郎への逆襲をはじめた』1994年7月30日刊



もくじ

2章 田中角栄門下生たちによる骨肉の争い
  ―自民党内の小沢一郎包囲網の暗躍

二大政党化の潮流のなかで血迷った"老いた中曽根〟

 自民党は、従来から「鵺」のような政党と見られていた。鵺とは、伝説上の怪獣である。頭は猿、手足は虎、体は狸、尾は蛇に似ている存在だったからである。
 小沢一郎一派が自民党を脱藩して新生党を結党したとき、この鵺の一部が分離した。それでも、まだ、ハト派とタカ派が同居し続けていた。社会党内部では、左派と右派が対立したまま、同じ屋根の下で暮らしていた。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

四王天延孝陸軍中将の名著「猶太(ユダヤ)思想及運動」 No.125

第三章 ロシヤ革命と猶太

前回からの続き

 此の如き純朴なるロシア人に向ては商買は極めて容易である。悪辣なる方法を用ゐないで出來る。某大學の露語教授K氏は世にも稀な善良なる紳士であつたが、ロシア人相手ならば自分でも商買は出来る。

つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)

メルマガ(有料)での配信もしております。
お申し込みはこちら↓


板垣英憲マスコミ事務所
にほんブログ村 政治ブログへ
ブログランキング

新刊本が増刷(4刷)となりました。全国一般書店にて好評発売中!



「孫の二乗の法則 孫正義の成功哲学」(PHP文庫)
板垣英憲著
(←amazonへジャンプします)

ソフトバンクを3兆円企業に育て上げた稀代の起業家・孫正義。その成功の原動力となったのが、自らの人生・経営哲学を「25文字」の漢字に集約した「孫の二乗の法則」である。これを片時も忘れないことで、孫は幾多の苦難を乗り越えてきた。では、私たちが自分の仕事や人生に活用するにはどうすればいいか。その秘訣を本書では伝授する。「孫の二乗の法則」を本格的に解説した唯一の書、待望の文庫化!(本書カバーより)
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする