◆「生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎共同代表は8月21日午後、参院平和安全法制特別委員会(鴻池祥肇委員長=元構造改革特区担当相・防災担当相)で、安全保障法制整備関連法案について、以下のように質問(持ち時間8分)した。
このなかで、山本太郎共同代表は、安倍晋三首相が8月11日、参院平和安全法制特別委員会で安全保障法制整備関連法案が審議されているにもかかわらず、山梨県鳴沢村の別荘に入って、一晩すごし、翌日、自宅に戻っていた件を取り上げ、「8月10日の夜に官邸でお仕事を終えて、それから山梨の別荘に移動されて、それから夏休みに突入されたというふうに報道でありました。翌日、8月11日、本委員会、ここにいる皆さんはここで、本法案の審議をしていたんですよ。おかしくないですか?」と追及した。国会を95日間も長期延長しておきながら、特別委員会が開かれているのに、自分1人だけ夏休みを取って別荘に行くというのは、どういうことかと詰め寄ったのである。
あえて言うならば、安倍晋三首相は、「健康不安」を抱えていて、山梨県鳴沢村の別荘で「療養」していたはずなので、「たった一晩すごすだけなのに、何の目的で、だれと会っていたのか」と質して欲しかった。もちろん、本当のことは答えだろうが・・・。
◆このサイトは、「安倍晋三首相は『2018年まで続投』意欲示すが、願望にすぎず、果たして政権を継続できるか?」という見出しをつけたブログで、安倍晋三首相の「8月10日、11日の動静」について取り上げ、8月14日午前1時45分8秒に、以下のように投稿しているので、再録しておこう。
山梨県鳴沢村の別荘に入るときは、「静養」ではなく「療養」ではないかと、観測されている。医師が来ているはずである。
「8月10日午後10時25分から、11日午前、山梨県鳴沢村の別荘で過ごす」、その後、「午後5時22分、同県富士河口湖町の中国料理店『異彩中国菜館 湖宮』。母洋子さんと食事」。9時35分、東京・富ケ谷の自宅」
安倍晋三首相の容体を心配している母・洋子夫人(岸信介元首相の長女、安倍晋太郎元首相の妻)が来ているのも、気にかかるところだ。
また、共産党の小池晃副委員長が8月11日の安全保障法制整備関連法案を審議している参院平和安全法制特別委員会で、自衛隊の運用などを統括する防衛省統合幕僚監部が5月末に作成した内部資料を示して、批判・追及していたのに、安倍晋三首相は、なぜか、欠席していた。こんな重要法案審議の最中に「山梨県鳴沢村の別荘で過ごす」とは、理解し難い。山口市で「私が何とか頑張っていけば18年も山口県出身の首相となる」と意欲を示したのは、「3年後まで元気でいられるかわからない」という不安の表れで、自らを鼓舞しているとも受け取れる。
◆山本太郎共同代表は8月21日午後の参院平和安全法制特別委員会について、以下のように質問(持ち時間8分)した。
山本太郎共同代表 「生活の党と山本太郎となかまたち」共同代表の山本太郎と申します。本日の質疑、8分しかございません。すべて総理への質問です。よろしくお願いします。国民の皆さんの理解を深めるために、「自ら説明したい」とおっしゃっていた安保法案。総理自身、「国民の理解、深まったなぁ~」って、思っていらっしゃいますか?
安倍晋三首相 世論調査等によるとですね、残念ながらまだまだ国民の皆さまの理解が進んでいるとはいえない状況であろう、また、さまざまな点で誤解もされているんだろうと、こう思うところでございまして、こうした審議等を通じまして、そうした誤解を解きながら、国民の皆さまのご理解を得るべく、努力をしていきたいと、このように思っております。
山本太郎共同代表 総理自身、広がりがあまり見えないと、理解が深まっていないと考えると。そうなんですよね。衆議院での強行採決が行われましたと。そのときの共同通信の世論調査、「本法案への理解が不十分」という方、82.9%。先日、お盆ころに行われた調査では、「本法案への理解が不十分」だと言われる方々は81.8%。上がってるじゃないですか総理! 1.8%。でも1.8%って、これほとんど誤差ですよ。ね。だからほぼ理解が深まっていないと考えるべきだと。だから総理ご自身で言われていましたとおりだと思います。まだまだ深まっていないんだと。報道によるとですね、話ちょっと変わりますけれども、総理は8月10日の夜に官邸でお仕事を終えて、それから山梨の別荘に移動されて、それから夏休みに突入されたというふうに報道でありました。しかしです。翌日、8月11日、本委員会、ここにいる皆さんはここで、本法案の審議をしていたんですよ。おかしくないですか? これ。「だれが延長した」、そのお言葉のとおりですよ。最高責任者で、一番この法案を通したいと思っている方が、夏休みに突入しているのに、委員の皆さんは夏休みに入れずに、ここで審議をしていたというお話なんです。もちろんね、総理というお仕事は激務だと思われるんですよ。休んでいただきたい、ゴルフだって心から楽しんでいただきたいと思うんです。でも、安倍政権退陣を願う僕でさえそう思うのにも関わらず、やっぱり今、休んでもらっては困るんですよ。10本もの法案をむりくり1本にまとめて、今国会で通すと言い切ったのはだれなんですか?総理ですよ。あなたですよ。それだけじゃない。1日の延長で3億円ぐらいかかると言われている国会を、戦後最長の95日延長すると決めたの誰なんですかって。総理ですよね? あなたなんですよ。総理おひとりだけ夏休み突入なんて、だれも納得していません。総理自らがわかり易い言葉で国民の皆さんに説明する努力っていうのは、十分だと思われていますか? 衆議院で、本法案、審議されたなかで、総理の出席率33%程度なんですよ。33%程度。一番法案を通したがっている最高責任者が出席したのが3割程度ですよ皆さん。ありえますか?ありえません。丁寧に、出来る限りわかりやすく説明を行い、国民の皆さまのご理解を得るよう努力してまいります。参議院本会議での総理の言葉でございます。「国民の皆さまの理解を深めるために、自ら説明したい」、これも、総理のご発言なんですよね。総理のこの言葉っていうのは嘘じゃないと思うんですよ。嘘じゃない。じゃあ、総理自身が審議に積極的に參加する。毎回出てきて。「してるじゃないか」という応援、虚しいからやめてください与党の皆さん。ね、本当に。なんかすごく虚しい発言されたあとの拍手とか本当に心寂しくなるんです。そうじゃない。とにかく、この法案一番通したいのだれだ? 税金を使って95日間延長したのだれだ? この国のあり方を180度変えるような政策を推し進めようとしているのはだれだ? その最高責任者は安倍総理じゃないですか。じゃあ毎日でも出てきてくださいよ、この法案の審議に、というお話なんです。そして公共放送を通じて、国民の皆さんにわかりやすく伝えていただきたい。現在、本委員会、3日ほど審議があるんですよね。そのうち少なくとも総理自身が毎週1日以上、国民にわかりやすく説明するために審議に参加するというお気持ちがあるのか、ないのか。あるのか、ないのかだけお答えください」
安倍晋三首相 これは、委員会の運営におきましては委員会の委員の皆様がたで決めることでありまして、その要請には、当然、行政府の長として応じなければならないと、こう考えているところでございます。そのなかにおいてですね、たとえば総理として予算委員会や様々な委員会があるわけでございまして、同時に、この法案については担当大臣がいるわけでありまして、まさに担当大臣が責任をもってこの法案についてですね、答弁をしていくことになるわけであります。そのための担当大臣でございます。私は、総理大臣としてですね、大所高所から意見を求められたときにこの委員会に出てきていると、こういうことではないかと思います。
山本太郎共同代表 はい、わかりました。もちろんこの委員会での話、そしてNHKの話は諸事情いろいろあると思います。それ、一度置いておいてください。総理自身がそのお気持があるのかないのか。毎日でも出てくるぞ、少なくとも1週間に1回出る気持ちが本人にあるのか、ないのかがお聞きしたい。あるのか、ないのかでお答えください。よろしくお願いします。
安倍晋三首相 これは委員会の運営についてはですね、委員会においてお決めになることでして、それに対して行政府としては対応していくというのが基本的なルールでございます。
山本太郎共同代表 不毛なやりとりしていてもしょうがないんですよ、総理。総理自身にそのお気持があるかないか。先ほど言いました。委員会でのルール、そしてNHK呼べるかのルールは一旦横に置いてください。その先の話ですから。総理自身にそのお気持ちがあるかないのかをお聞きしたいんです。お願いします。
安倍晋三首相 これはこの委員会だけでなくてですね、予算委員会でもそうでございますが、まさに委員会からですね、総理の出席を求められれば当然、われわれは出席するという義務を負うわけでございます。そういう運営を行っていくわけでありますが、同時に、予算委員会においては、主務大臣として財務大臣もおり、財務大臣も私が出席をしないなかにおいてはそれぞれの大臣が求められれば、それぞれの大臣が出て行く。そして当委員会はまさに担当大臣としてですね、防衛大臣と外務大臣が出席をしている、ということではないかと思います。
山本太郎共同代表 なんかすごく消極的といいますか、ご本人の気持ちを聞いてもあまり前のめりさというか、これだけ81%の人たちがみんな理解していないなかで、何がなんでも私が説明いたします、と。私が最高責任者ですという気概さえ感じない。委員会のルールがあるということはわかっていると。それを一旦横に置いてお聞きしているんだというお話をしているんです。ご自身のお気持ちを何回もお聞きします。ご本人としては出てくるお気持ちはあるんですか、ないんですか。
安倍晋三首相 ルールは横には置けないんですよ。つまり、この委員会や議会の運営というのはですね、慣例、またルールに従って運営することが求められているわけでございまして、そのなかにおいて、行政府と立法府の関係、守るべき関係というものがあるわけでございまして、そのなかで、当然、求められれば、われわれは出席する義務を負っている、ということではないかと思います。
山本太郎共同代表 「ルールは横には置けないんだよ」、ただいまのセリフ、非常に疲れれました。でも憲法違反の法案を通そうとしているその姿は一体なんなんですか? ルール横に置いて考えているじゃないですか。まったくやっていることが真逆。あまりにもおかし過ぎます。委員長。是非、より国民の理解を深めるために、総理により多い時間をとっていただけるように、委員会でご審議いただけますか。よろしくお願いいたします。
鴻池祥肇委員長 私、答弁するの? 私への質問?
山本太郎共同代表 いえ、違います。理事会でのお取り計らいをよろしくお願いいたします。
鴻池祥肇委員長 理事会で、対応しましょう。
山本太郎共同代表 ありがとうございます。終わらせていただきます。
【参考引用】
時事通信は 8月21日午後8時36分、「別荘行きを取りやめ=安倍首相」という見出しをつけて、以下のように配信した。
安倍晋三首相は21日、予定していた山梨県鳴沢村の別荘行きを取りやめた。首相周辺によると、朝鮮半島情勢が緊迫していることを踏まえ、東京都内に残って対応に万全を期す必要があると判断した。首相は同日夜から3日間、別荘で静養する予定だった。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
金正恩第1書記が「準戦時体制」宣言、戦争は古来「思いがけない弾み」で勃発するので、朝鮮半島が危険
◆〔特別情報①〕
米軍と韓国軍は8月17日から28日までの日程で、朝鮮半島の有事に備えた毎年恒例の「合同軍事演習」(参加兵力=米軍将兵3万人、韓国軍将兵5万人、計将兵8万人)を韓国で行っている最中、北朝鮮の金正恩第1書記=元帥が労働党中央軍事委員会非常拡大会議を緊急招集して戦線地帯に「準戦時体制」を宣言して軍人に「完全武装」を命じたという。韓国の朴槿恵大統領が7月10日、大統領府で開かれた朝鮮半島の南北統一に向けた準備作業を行う統一準備委員会討論会の席で、「来年に統一が実現することもあり得る」と発言し、「統一への準備」を呼びかけたと伝えられ、これに金正恩第1書記=元帥が、「朴政権が北朝鮮の体制を崩壊させ、吸収統一を狙っている」と警戒心を強めたものと観測されている。しかし、戦争が古来、「些細な誤解」や「思いがけない弾み」から勃発した例が少なくないことから、「第2次朝鮮戦争」が起こりかねない危険な情勢になっている。
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第2回 現代兵学研究会
「なぜ大日本帝国は、大東亜戦争(日中戦争、太平洋戦争 など複合戦争)に敗北したのか」
日時2015年8月29日(土)
午後12時~4時
会場 小石川後楽園内「涵徳亭」(別間)
第45回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成27年9月5日 (土)
西暦9月14日=ユダヤ暦5776年9月29日から新年が始まる
「メシア現れ、世界経済崩壊、世界大戦争から新秩序が生まれる」
~日本政界は、安倍晋三首相自滅し、政界大編成、新政権誕生へ
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※参考:「別冊宝島」に板垣英憲の記事が掲載されております。
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~各戦線別主要作戦対照表から原因を解析する
(平成27年7月26日開催)
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目次
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TPPに参加すると、医療の世界までアメリカーナイズされてしまうのであろうか。
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『小泉・安倍 VS 菅・小沢 国盗り戦争』(2003年10月25日刊)
『スラスラ書ける作文・小論文』(1996年4月20日刊)
『目を覚ませ!財界人』(1995年9月25日刊)
『東京地検特捜部』鬼検事たちの秋霜烈日(1998年4月5日刊)
『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)
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このなかで、山本太郎共同代表は、安倍晋三首相が8月11日、参院平和安全法制特別委員会で安全保障法制整備関連法案が審議されているにもかかわらず、山梨県鳴沢村の別荘に入って、一晩すごし、翌日、自宅に戻っていた件を取り上げ、「8月10日の夜に官邸でお仕事を終えて、それから山梨の別荘に移動されて、それから夏休みに突入されたというふうに報道でありました。翌日、8月11日、本委員会、ここにいる皆さんはここで、本法案の審議をしていたんですよ。おかしくないですか?」と追及した。国会を95日間も長期延長しておきながら、特別委員会が開かれているのに、自分1人だけ夏休みを取って別荘に行くというのは、どういうことかと詰め寄ったのである。
あえて言うならば、安倍晋三首相は、「健康不安」を抱えていて、山梨県鳴沢村の別荘で「療養」していたはずなので、「たった一晩すごすだけなのに、何の目的で、だれと会っていたのか」と質して欲しかった。もちろん、本当のことは答えだろうが・・・。
◆このサイトは、「安倍晋三首相は『2018年まで続投』意欲示すが、願望にすぎず、果たして政権を継続できるか?」という見出しをつけたブログで、安倍晋三首相の「8月10日、11日の動静」について取り上げ、8月14日午前1時45分8秒に、以下のように投稿しているので、再録しておこう。
山梨県鳴沢村の別荘に入るときは、「静養」ではなく「療養」ではないかと、観測されている。医師が来ているはずである。
「8月10日午後10時25分から、11日午前、山梨県鳴沢村の別荘で過ごす」、その後、「午後5時22分、同県富士河口湖町の中国料理店『異彩中国菜館 湖宮』。母洋子さんと食事」。9時35分、東京・富ケ谷の自宅」
安倍晋三首相の容体を心配している母・洋子夫人(岸信介元首相の長女、安倍晋太郎元首相の妻)が来ているのも、気にかかるところだ。
また、共産党の小池晃副委員長が8月11日の安全保障法制整備関連法案を審議している参院平和安全法制特別委員会で、自衛隊の運用などを統括する防衛省統合幕僚監部が5月末に作成した内部資料を示して、批判・追及していたのに、安倍晋三首相は、なぜか、欠席していた。こんな重要法案審議の最中に「山梨県鳴沢村の別荘で過ごす」とは、理解し難い。山口市で「私が何とか頑張っていけば18年も山口県出身の首相となる」と意欲を示したのは、「3年後まで元気でいられるかわからない」という不安の表れで、自らを鼓舞しているとも受け取れる。
◆山本太郎共同代表は8月21日午後の参院平和安全法制特別委員会について、以下のように質問(持ち時間8分)した。
山本太郎共同代表 「生活の党と山本太郎となかまたち」共同代表の山本太郎と申します。本日の質疑、8分しかございません。すべて総理への質問です。よろしくお願いします。国民の皆さんの理解を深めるために、「自ら説明したい」とおっしゃっていた安保法案。総理自身、「国民の理解、深まったなぁ~」って、思っていらっしゃいますか?
安倍晋三首相 世論調査等によるとですね、残念ながらまだまだ国民の皆さまの理解が進んでいるとはいえない状況であろう、また、さまざまな点で誤解もされているんだろうと、こう思うところでございまして、こうした審議等を通じまして、そうした誤解を解きながら、国民の皆さまのご理解を得るべく、努力をしていきたいと、このように思っております。
山本太郎共同代表 総理自身、広がりがあまり見えないと、理解が深まっていないと考えると。そうなんですよね。衆議院での強行採決が行われましたと。そのときの共同通信の世論調査、「本法案への理解が不十分」という方、82.9%。先日、お盆ころに行われた調査では、「本法案への理解が不十分」だと言われる方々は81.8%。上がってるじゃないですか総理! 1.8%。でも1.8%って、これほとんど誤差ですよ。ね。だからほぼ理解が深まっていないと考えるべきだと。だから総理ご自身で言われていましたとおりだと思います。まだまだ深まっていないんだと。報道によるとですね、話ちょっと変わりますけれども、総理は8月10日の夜に官邸でお仕事を終えて、それから山梨の別荘に移動されて、それから夏休みに突入されたというふうに報道でありました。しかしです。翌日、8月11日、本委員会、ここにいる皆さんはここで、本法案の審議をしていたんですよ。おかしくないですか? これ。「だれが延長した」、そのお言葉のとおりですよ。最高責任者で、一番この法案を通したいと思っている方が、夏休みに突入しているのに、委員の皆さんは夏休みに入れずに、ここで審議をしていたというお話なんです。もちろんね、総理というお仕事は激務だと思われるんですよ。休んでいただきたい、ゴルフだって心から楽しんでいただきたいと思うんです。でも、安倍政権退陣を願う僕でさえそう思うのにも関わらず、やっぱり今、休んでもらっては困るんですよ。10本もの法案をむりくり1本にまとめて、今国会で通すと言い切ったのはだれなんですか?総理ですよ。あなたですよ。それだけじゃない。1日の延長で3億円ぐらいかかると言われている国会を、戦後最長の95日延長すると決めたの誰なんですかって。総理ですよね? あなたなんですよ。総理おひとりだけ夏休み突入なんて、だれも納得していません。総理自らがわかり易い言葉で国民の皆さんに説明する努力っていうのは、十分だと思われていますか? 衆議院で、本法案、審議されたなかで、総理の出席率33%程度なんですよ。33%程度。一番法案を通したがっている最高責任者が出席したのが3割程度ですよ皆さん。ありえますか?ありえません。丁寧に、出来る限りわかりやすく説明を行い、国民の皆さまのご理解を得るよう努力してまいります。参議院本会議での総理の言葉でございます。「国民の皆さまの理解を深めるために、自ら説明したい」、これも、総理のご発言なんですよね。総理のこの言葉っていうのは嘘じゃないと思うんですよ。嘘じゃない。じゃあ、総理自身が審議に積極的に參加する。毎回出てきて。「してるじゃないか」という応援、虚しいからやめてください与党の皆さん。ね、本当に。なんかすごく虚しい発言されたあとの拍手とか本当に心寂しくなるんです。そうじゃない。とにかく、この法案一番通したいのだれだ? 税金を使って95日間延長したのだれだ? この国のあり方を180度変えるような政策を推し進めようとしているのはだれだ? その最高責任者は安倍総理じゃないですか。じゃあ毎日でも出てきてくださいよ、この法案の審議に、というお話なんです。そして公共放送を通じて、国民の皆さんにわかりやすく伝えていただきたい。現在、本委員会、3日ほど審議があるんですよね。そのうち少なくとも総理自身が毎週1日以上、国民にわかりやすく説明するために審議に参加するというお気持ちがあるのか、ないのか。あるのか、ないのかだけお答えください」
安倍晋三首相 これは、委員会の運営におきましては委員会の委員の皆様がたで決めることでありまして、その要請には、当然、行政府の長として応じなければならないと、こう考えているところでございます。そのなかにおいてですね、たとえば総理として予算委員会や様々な委員会があるわけでございまして、同時に、この法案については担当大臣がいるわけでありまして、まさに担当大臣が責任をもってこの法案についてですね、答弁をしていくことになるわけであります。そのための担当大臣でございます。私は、総理大臣としてですね、大所高所から意見を求められたときにこの委員会に出てきていると、こういうことではないかと思います。
山本太郎共同代表 はい、わかりました。もちろんこの委員会での話、そしてNHKの話は諸事情いろいろあると思います。それ、一度置いておいてください。総理自身がそのお気持があるのかないのか。毎日でも出てくるぞ、少なくとも1週間に1回出る気持ちが本人にあるのか、ないのかがお聞きしたい。あるのか、ないのかでお答えください。よろしくお願いします。
安倍晋三首相 これは委員会の運営についてはですね、委員会においてお決めになることでして、それに対して行政府としては対応していくというのが基本的なルールでございます。
山本太郎共同代表 不毛なやりとりしていてもしょうがないんですよ、総理。総理自身にそのお気持があるかないか。先ほど言いました。委員会でのルール、そしてNHK呼べるかのルールは一旦横に置いてください。その先の話ですから。総理自身にそのお気持ちがあるかないのかをお聞きしたいんです。お願いします。
安倍晋三首相 これはこの委員会だけでなくてですね、予算委員会でもそうでございますが、まさに委員会からですね、総理の出席を求められれば当然、われわれは出席するという義務を負うわけでございます。そういう運営を行っていくわけでありますが、同時に、予算委員会においては、主務大臣として財務大臣もおり、財務大臣も私が出席をしないなかにおいてはそれぞれの大臣が求められれば、それぞれの大臣が出て行く。そして当委員会はまさに担当大臣としてですね、防衛大臣と外務大臣が出席をしている、ということではないかと思います。
山本太郎共同代表 なんかすごく消極的といいますか、ご本人の気持ちを聞いてもあまり前のめりさというか、これだけ81%の人たちがみんな理解していないなかで、何がなんでも私が説明いたします、と。私が最高責任者ですという気概さえ感じない。委員会のルールがあるということはわかっていると。それを一旦横に置いてお聞きしているんだというお話をしているんです。ご自身のお気持ちを何回もお聞きします。ご本人としては出てくるお気持ちはあるんですか、ないんですか。
安倍晋三首相 ルールは横には置けないんですよ。つまり、この委員会や議会の運営というのはですね、慣例、またルールに従って運営することが求められているわけでございまして、そのなかにおいて、行政府と立法府の関係、守るべき関係というものがあるわけでございまして、そのなかで、当然、求められれば、われわれは出席する義務を負っている、ということではないかと思います。
山本太郎共同代表 「ルールは横には置けないんだよ」、ただいまのセリフ、非常に疲れれました。でも憲法違反の法案を通そうとしているその姿は一体なんなんですか? ルール横に置いて考えているじゃないですか。まったくやっていることが真逆。あまりにもおかし過ぎます。委員長。是非、より国民の理解を深めるために、総理により多い時間をとっていただけるように、委員会でご審議いただけますか。よろしくお願いいたします。
鴻池祥肇委員長 私、答弁するの? 私への質問?
山本太郎共同代表 いえ、違います。理事会でのお取り計らいをよろしくお願いいたします。
鴻池祥肇委員長 理事会で、対応しましょう。
山本太郎共同代表 ありがとうございます。終わらせていただきます。
【参考引用】
時事通信は 8月21日午後8時36分、「別荘行きを取りやめ=安倍首相」という見出しをつけて、以下のように配信した。
安倍晋三首相は21日、予定していた山梨県鳴沢村の別荘行きを取りやめた。首相周辺によると、朝鮮半島情勢が緊迫していることを踏まえ、東京都内に残って対応に万全を期す必要があると判断した。首相は同日夜から3日間、別荘で静養する予定だった。
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
金正恩第1書記が「準戦時体制」宣言、戦争は古来「思いがけない弾み」で勃発するので、朝鮮半島が危険
◆〔特別情報①〕
米軍と韓国軍は8月17日から28日までの日程で、朝鮮半島の有事に備えた毎年恒例の「合同軍事演習」(参加兵力=米軍将兵3万人、韓国軍将兵5万人、計将兵8万人)を韓国で行っている最中、北朝鮮の金正恩第1書記=元帥が労働党中央軍事委員会非常拡大会議を緊急招集して戦線地帯に「準戦時体制」を宣言して軍人に「完全武装」を命じたという。韓国の朴槿恵大統領が7月10日、大統領府で開かれた朝鮮半島の南北統一に向けた準備作業を行う統一準備委員会討論会の席で、「来年に統一が実現することもあり得る」と発言し、「統一への準備」を呼びかけたと伝えられ、これに金正恩第1書記=元帥が、「朴政権が北朝鮮の体制を崩壊させ、吸収統一を狙っている」と警戒心を強めたものと観測されている。しかし、戦争が古来、「些細な誤解」や「思いがけない弾み」から勃発した例が少なくないことから、「第2次朝鮮戦争」が起こりかねない危険な情勢になっている。
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第2回 現代兵学研究会
「なぜ大日本帝国は、大東亜戦争(日中戦争、太平洋戦争 など複合戦争)に敗北したのか」
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板垣 英憲 | |
ヒカルランド |
地球連邦政府樹立へのカウントダウン! 縄文八咫烏(じょうもんやたがらす)直系! 吉備太秦(きびのうずまさ)と世界のロイヤルファミリーはこう動く 人類9割が死滅! 第三次世界大戦は阻止できるか?! (超☆はらはら) | |
板垣 英憲 | |
ヒカルランド |
中国4分割と韓国消滅 ロスチャイルドによる衝撃の地球大改造プラン 金塊大国日本が《NEW大東亜共栄圏》の核になる (超☆はらはら) | |
板垣 英憲 | |
ヒカルランド |
NEW司令系統で読み解くこの国のゆくえ ロスチャイルドの世界覇権奪還で日本のはこうなる(超☆はらはら) | |
板垣 英憲 | |
ヒカルランド |
**********板垣英憲の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
7月開催の『現代兵学研究会』がDVDになりました。
第1回 「なぜ第2次世界大戦は起きたのか」
~各戦線別主要作戦対照表から原因を解析する
(平成27年7月26日開催)
その他過去の勉強会もご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
TPP本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか | |
板垣 英憲 | |
共栄書房 |
『TPPの本当のネライ―あなたはどこまで知っていますか』(2013年9月25日刊)
目次
第3章 TPPで日本医療界への食い込み 国民皆保険制度の崩壊
*米国流になると、目の飛び出るような莫大な医療費を請求される
TPPに参加すると、医療の世界までアメリカーナイズされてしまうのであろうか。
つづきはこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
携帯電話からのアクセスこちら→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
『小泉・安倍 VS 菅・小沢 国盗り戦争』(2003年10月25日刊)
『スラスラ書ける作文・小論文』(1996年4月20日刊)
『目を覚ませ!財界人』(1995年9月25日刊)
『東京地検特捜部』鬼検事たちの秋霜烈日(1998年4月5日刊)
『誠』の経営学~『新撰組』の精神と行動の美学をビジネスに生かす
『忠臣蔵』が語る組織の勝つ成果Q&A
『風林火山』兵法に学ぶ経営学~人は石垣、人は城
『未来への挑戦「坂本龍馬」に学ぶ経営学』
『人生の達人~心に残る名言・遺訓・格言』(2000年6月11日刊)
『細川家の大陰謀~六百年かけた天下盗りの遺伝子』1994年1月5日刊(2000年6月11日刊)
『大富豪に学ぶ商売繁盛20の教訓―商機をつかむ知恵と決断』(2010年1月20日)
『内務省が復活する日』(1995年10月25日刊)
『情報流出のカラクリと管理術』(2003年3月10日刊)
『利権はこうしてつくられる』(1991年3月25日刊)
「『族』の研究~政・官・財を牛耳る政界実力者集団の群像」(1987年3月9日刊)
『愛する者へ遺した最期のことば』(1995年6月10日刊)
『自民党選挙の秘密』(1987年12月15日刊)
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日)
『民主党政変 政界大再編』(2010年5月6日)
『国際金融資本の罠に嵌った日本』(1999年6月25日刊)
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』(2006年11月刊)
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」(2007年7月刊)
板垣英憲マスコミ事務所