曇り
先日、検査の為最近行きなれた病院へ出かけた
駅からバスへ乗って5~6分だけど、20分に1本くらい。
本数が少ないので逆算して電車を選ぶほど
猛暑でベンチに座ったら火傷しそう、足元に日傘をかざして待った
「来た!」という子供さんの声に日傘をたたみながら列に沿ってバスに乗った
いつも時間ぴったり・・・
まず停車「いつも直通だけど土曜日だからコースが違うのかな」と
勝手に思いこみ3~4か所停車しているうち「やっぱりおかしい」と思い
前の座席の青年に「病院へ行くバスではないですか」と聞いた「行きませんよ」
運転手さんに聞いたら「違いますね、降りますか?」って・・・
住宅街でひと気もないところをバスは走り続ける
降りてタクシーを呼ぼうにも住宅街の中、電話番号も分からない、
目印になるところ・お店もない 頭の中真っ白、何も考えつかない
運転手さんは「最後、駅へ戻るけど40分くらいかかる、時間ありますか?」
病院予約まで40分ほどあるけどそれではとても間に合わない
キャンセルしようにもバスの中から?
バスは走り続ける・・・
肩をトントン・・・「どこへ行きたいのですか?自分は次の次で降りるから
一緒に降りて待っていれば、家から車を持ってきてその病院まで送ってあげますよ」って
運転手さんんとのやりとりが聞こえたのでしょう
まさに「地獄で仏」涙が出るほどうれしく、お言葉に甘えることにしてバスを降りた
マスクで分かりにくかったけど70歳代前半くらいの男性でした。
表示のあった沢山の地名は一つも頭に残らず・・・
時間から推して、ところどころ渋滞の中20分近く走ってくださった計算になる
お陰で予約の10分前に着きました
間に合いますか?とまで気を使ってもいただきました
気持ちばかりのお礼を・・・拒否されたけど強引に座席に置かせてもらって
最敬礼で車を見送ったのでした
予てから検討を依頼してあった「パルスオキシメータの手配ができた」と
長女からLINEが入ったので、この日のことの顛末を書き送った
「コロナ禍の時代、あまりヒトとかかわりたくないと考える人が多いと思われる中
ずいぶん親切な人に巡り合ったのね~感謝・感謝・感謝だね」
コロナ禍の時代までは考えつかなかったけど、ホントに有難かった
ので記録しておくことに