和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

「乃木坂春香の秘密 (9)」読了。

2009-08-09 18:42:45 | 読書感想文。
疲れているとき(かつそれなりに時間は取れるとき)はラノベの読書量が増えます。
そんなわけで、乃木坂春香9巻も読了です。

・・・うん、まぁなんだ。
いつも通り?
あ、良い意味でね。
ベタを極めていくというのが本作の狙いだと推測していますが、今回もそこは
キレイに踏襲してるんじゃないかと。
あー、春香可愛いねー。椎菜可愛いねー。
と、それだけの感想が持てればオールオッケーなんだと思います。

ただ、もう9冊ともなるとね。
ある程度、春香との関係も親密にならざるを得ないわけで。
この手の作品で一旦距離が縮まると、そこからはもう引き返せないわけですよ。
つまり、エンディングにどんどん近づいていく、と。
時間稼ぎが出来なくはないけど、それをやるとすぐマンネリするし。
ベタを極めるというのはマンネリしやすいというデメリットもあるわけだから、
その辺は細心の注意が必要だと思うんですよねー。

そんなわけで、次の10巻目は最後の椎名ターンになるんじゃないかと思ってます。
今後もまぁ、細かく引っ掻き回すことくらいはするんでしょうけど、大々的な
椎菜ターンってのはもうないでしょう。
・・・ま、本作が「乃木坂春香の秘密」である以上、何をどう頑張っても
「椎菜エンド」は有り得ないでしょうけども。
10巻は、そこを踏まえた上でお約束的に楽しむのが良いのかなと思います。
出来レースとか言うな!
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「電波女と青春男 (2)」読了。

2009-08-09 18:18:27 | 読書感想文。
――実に見事。

という賛辞を贈りたい第2巻でした。
1巻からの続きでありつつ、周辺人物の掘り下げを行いながら今後も話を広げて
いきやすい流れになっているんじゃないかと。

ただ、残念だったのは、女々さんの「幸福ポイント」増減表記の一回目。
しょっぱなから誤字ってんじゃねえよ!
しかも間違うにしても「青春ポイント」って!
真のポイントとごっちゃになって何事かと思うじゃないか!!

ま、その辺はね。超どうでも良いことというか。
いやどうでも良くはないけどスルー可能な範囲の話ってことで。

いやー、実に青春小説ですね。
萌え系のラブコメしつつも、適度に青春の暑苦しさを表現してて。
「行間を読む」という楽しさもちゃんと含まれてる辺り、実に好感が持てます。
ここがただのラノベと文学の一番の隔たりだと思うんですよね。
なので、本作はラノベでありつつも若干文学寄りな作りと位置付けたいと思います。
個人的に。

特に、女々さんに焦点を当てた章と、その前後はなかなか秀逸。
真の一直線な青春とは違う、大人な青春が描かれてて素敵ではないかと。
意図的に詳細説明を省いてる辺りなんか、実に見事でした。
しっかりとは分からないくらいで丁度良い、っていう雰囲気ね。

さてさて。
これはもう3巻も出ると期待して良いんですよね?
次は!
次こそは!
是非リューシさん押しで行ってもらいたい!!
何あの人。作中一番の萌えキャラなのに一番不遇なんですけど。
残念すぎる。
エリオ?良いんだよあの宇宙人は。適度に社会復帰でも目指してればいんじゃね?
もう全編リューシさんがメインヒロインになれば良いのに!

そんな偏った期待をしています。
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