作劇上都合よく殺され、ヒーローの動機にされる女性を
「冷蔵庫の中の女」
と呼ぶそうですね。
元ネタはアメコミとか。
詳細は各自ググるといいよ。
で、これ面白いなーと思いつつも、
そんなこと言ってたら話作りが複雑になりすぎるじゃない、
と不満にも思うのです。
気にし過ぎだろ、って。
「バクマン」とか凄かったよね。
ヒロイン亜豆が、完全に、どう見ても、言い訳のしようがなく
トロフィーでしたよね。
漫画で成功して亜豆と結婚する!
と、主人公の最大の原動力となりました。
これは多分当時からバッシングされてたんじゃないかな。
でも、いずみはこれくらい潔くていいと思うんだよね。
少年誌だからシンプルでいい、というわけじゃなく、
話の主軸を邪魔しない動機づけとして分かりやすい、と。
バクマンの主軸は恋愛じゃないでしょ。
ジャンプでどう成り上がるか、というところ。
メインのお話はそこで、主人公の強すぎる動機として
亜豆=トロフィーが存在する。
今これをやると、当時のバクマンなんて比じゃないくらい
叩かれるんだろうなあ。
嫌だなあ。
作劇くらい、自由にやらせてよ。
それがつまらないなら、読者は読まないという選択ができるよ。
何も、集団になってバッシングしなくてもいいじゃない。
いずみも、もし世間一般に知られたら叩かれるだろうな、
という小説をひっそり書いてるだけに、
これらの「ご都合主義バッシング」は冷や汗物なのです。