つむじ風

旅の途中でひとりごと

原発は国家ぐるみの粉飾決算

2014年04月19日 | Weblog

    原発は国家ぐるみの粉飾決算

「4/18日のロイター」に城南信金理事長のインタビュー記事が掲載されていました。金融機関など利益至上の金貸しだと日頃思っていましたが、国の将来を危惧し声を上げる方もみえる事に感銘を受けました。
以下、拝借 記載しました。皆さんどう思われますか。

ー金融機関のトツプが政治的発言するのは極めてまれー
権力に関わることで求めるべき理想がねじ負げられ、利用される懸念が生じるために生まれた考えだ。企業の目的は、より良い国、社会を創ること、経営者は金儲けだけ考えるのはおかしい。

ー国論を二分する1つの側に付くことで顧客の不評を買わないかー
消費者のニーズに応えることが企業。消費者主権という考えは間違いではないか。福1の事故で将来の世代に責任が持てないエネルギーで、原発は反社会的存在だということだ。

ー電力債は、金融機関の運用手段としても重要だー
金融機関は公共的な存在。東電の株式と社債は売却した。

ーコストの安い原発を稼働しないと経済が立ち行かないー
コスト計算には、直接原価と間接原価あり、そこで総合原価計算を行う。原発はウランを使うだけなら直接原価は低い。事故発生で天文学的なコストがかかる。これは、不採算と云うべきではないか。国家ぐるみの粉飾決算だ。

ー再稼働ができないと値上げしなければならないー
将来に発生する未計上のコストを計上すれば、もっと値上げが必要になる。
新しい電力産業が勃興すれば、モノづくりの復活につながる。原発再稼働では新産業は生まれない。

ー経常赤字を懸念する指摘もあるがー
燃料の輸入による貿易収支が悪化し、経常収支が赤字になることが日本経済にとりマイナスということは正しいのか。経常収支が赤字でも成長している国はある。黒字を溜め込み円高になりデフレから抜け出せなかった。輸出入のインバランスは為替で調整される。

ー大手銀行の福1後に東電への巨額融資についてはー
第2の住専だ。政府が保証するからとみんな貸して最後は損失となった。バブル時も金融機関は公共性という考えを放棄し、大きなツケを払わされることになった。金融機関は引き返す勇気が必要。

ー大手行は公共性を考えてかしているのではないかー
東電を生かすことが公共性ではない。安全でコストの安い電力サービスを継続的、安定的に保証することが公共性ではないのか。

わが国の、かの総理に聴かせたい・・。    合掌

コメント
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