シカゴに到着したその日に、
友人のジーンとその彼女、息子の4人で夕食に行った。
、
アンディーズというギリシャ・地中海料理を堪能して、
。
そこでジーンは、彼女と息子を家に帰し、
私を車に乗せて、「さあ!飲みに行こ」
。
向かった先は、ホルステッド通にあるシカゴ・ブルース・バー。
ジーンはバンドでドラムをしてたほどの音楽通。
ジャッキーもアメリカ音楽が大好きで、ブルース、ジャズ、リズム&ブルースが、
特に好きやから、ジーンとはめっちゃ気が合う。
。
バーボンを注文した。アメリカでもらう量は、日本のもんとは全然違う(嬉しい!)
。
この日、土曜日とあって、かなりお客さんも増えてきた。
バンドのギタリストがめっちゃ良かったので、
あとで調べたら、Carl Weathersby という、けっこう有名なミュージシャンやった。
。
めっちゃええ音楽で盛り上がって、バーボンをオカワリ・オカワリ続けてると、
トイレに行きたくなった。
店の一番奥にあるトイレ(rest room or bath roon)
に行くと、二つ扉があって、
その上にある表示が、おもしろい。
。
向かって右側が [ ladies ]
左側が [ the others ]
女性用とその他用と書いてあるねん。
。
ジャッキー、右側に並んでる女性たちに、
ちょっと気を使いながら、迷わず左側に入った。(遠慮せんと左側に入ったらええのに。)
。
それから席に戻って、また飲んでると、前のカウンターに新しいお客さんが座った。
もともと男の人一人で座ってた横に、ちょっと年輩のブロンドの女性が遅れてきた。
。
少ししてから、その女性、後ろに座ってるジャッキーに向かって、
「こんな大きい人が前に来て、ミュージシャン見えにくいでしょ。ごめんなさいね。」
と言ってきた。
。
ジャッキー、"No problem!"
ええなあ。そんなやさしい気配りの一言ゆうてくれるんや。
アメリカ人でも、そんなかわいい人いてるんや。
ちょっと年輩のカップル、ええ感じやった。手えつなぎっぱなしやし、チューするし。
そんな時差ぼけも忘れるほどの一日を過ごした。
このブルースバーを出てから、ジーンにお願いを一つした。
「帰りしな、どこかの酒屋に止めてくれる?」
明日からのビールとウィスキーを買うときたいから。
。
うまい酒とええ音楽に酔いしれて
アメリカ滞在充実の初日を終えた。