11月8日、時津町教育委員会の依頼で、毎年恒例になった県民の森で自然観察会がありました。
今回、指導員をしていましたので残念ながら写真をとれず、観察会の様子をお知らせできないのが残念です。
今年は、散策しながらの観察会を担当しまして、17人の子供たちと3人の保護者の方と一緒に森の中を歩いたんです。参加してくれた子供たちは、とっても素直で自然大好きな子が多いんです。『この実、食べられるんだよ』と言おうものなら、あっという間に口に入れてしまうくらい!!!
そんな中、とっても気になったことがあります。熱心に話を聞いてくれるお母さんたち、虫の話をすると『げー』とか『気持ち悪い』とか言うんです。すると女の子たちは、のばしかけた手を引っ込めて、お母さんたちと一緒に顔をしかめるんです。せっかく自然を楽しみに来たのに・・・ と、残念になりました。虫を嫌いになるのは、親の、特にお母さんの影響が大きいのです。
見つけた虫をお母さんに見せようと思って持っていったら、手を払われたというのは、子供にとっては本当にショックな出来事ですよね。そのときの心の傷から、虫が大嫌いになったということもあるそうです。虫も子供も全く悪くないのに・・・
お母さん、子供が自然に興味をもつ機会を、どうか奪わないで下さい。
ここに『昆虫楽園』という本を紹介します。虫が大嫌いだと思っている方がいたら、どうして虫が嫌いになったのかわかるかもしれませんよ。虫を通して自然観察をする楽しさがたっぷり詰まった一冊です。