今日は、嘉瀬川ダム下流の河川敷の調査に出かけました。
現在、ダム工事は84%まで終了していると言うことでした。今年の秋には完成し、水をためはじめる訳ですが・・・
ダムができることの弊害は、水没することによって失われる生態系が注目されますが、あまり影響がなさそうな下流域は、ダムが稼動し始めた後、どのように変化するかということも重要なことです。
工事による影響や、水量変わることによる生態系の変化、ダムによって川砂の供給が止まることによる影響などがあります。
現在の河川敷の様子です。
今の様子を写真に残し、記録を残すことが、ダムが稼動した後と比べてどのような変化があるのかを知る貴重な資料になっていきます。
気がついたらなくなる自然というのが、実は最近の大きな問題で、大型工事をしている部分には目が行きますが、小規模な改修工事や造成などは、気がついたときには元の姿は跡形もなく、資料もない、何を失ってしまったかすらわからないということが、日々おきているんです。
これからも少しずつ、フィールドに出るときは写真をとったりメモをとって、自然の今の顔を残していきたいと思います。