きざらぎけいすけ氏の 5/11のblogは「日本における水資源問題」の記事 だったので,それに関連した本を2冊紹介する.この2冊は,期せずしてどちらも,2003年に出版されたものだ.
『地球の水が危ない』の著者,高橋 裕 先生は,東大名誉教授の河川工学,水循環の専門家である.
もう一方の『「水」戦争の世紀』の筆者,Maude Barlow 女史 は,政治活動家,評論家であり,オタワのカナダ人評議会(Council of Canadians)の理事を努めている.Tony Clarke 氏 は,市民運動家であり,市民活動を支援するポラリス研究所(Polaris Institute)の理事を努めている.どちらもクローバリゼーション国際フォーラム(International Forum on Globalization)の理事も努めている.世界でもっとも水資源に恵まれている国の一つである カナダのNPOの理事がこのような本を著わしているのは凄いことだと思う.
それぞれ,経歴も,立場も違う筆者による,異なる切り口の本だが,共通するテーマは「資源としての淡水が不足している」ということである.
日本は,イオン交換システムによる淡水ブラントでは世界一の技術をもっていると思う.個人的な意見としては,飲み水が不足している国々には,日本政府の援助(借款ではなく)で淡水化プラントを設置するのが良いと思う.
それにしても,フランスやイタリアのミネラルウォーターの末端での市場価格が,カリフォルニアと,東京でこうも違うのは何故だろうか?どこかに,暴利をむさぼっている人たちがいるに違いない.
水資源に関心があるすべての人に,オススメの2冊.
『地球の水が危ない』の著者,高橋 裕 先生は,東大名誉教授の河川工学,水循環の専門家である.
もう一方の『「水」戦争の世紀』の筆者,Maude Barlow 女史 は,政治活動家,評論家であり,オタワのカナダ人評議会(Council of Canadians)の理事を努めている.Tony Clarke 氏 は,市民運動家であり,市民活動を支援するポラリス研究所(Polaris Institute)の理事を努めている.どちらもクローバリゼーション国際フォーラム(International Forum on Globalization)の理事も努めている.世界でもっとも水資源に恵まれている国の一つである カナダのNPOの理事がこのような本を著わしているのは凄いことだと思う.
それぞれ,経歴も,立場も違う筆者による,異なる切り口の本だが,共通するテーマは「資源としての淡水が不足している」ということである.
日本は,イオン交換システムによる淡水ブラントでは世界一の技術をもっていると思う.個人的な意見としては,飲み水が不足している国々には,日本政府の援助(借款ではなく)で淡水化プラントを設置するのが良いと思う.
それにしても,フランスやイタリアのミネラルウォーターの末端での市場価格が,カリフォルニアと,東京でこうも違うのは何故だろうか?どこかに,暴利をむさぼっている人たちがいるに違いない.
水資源に関心があるすべての人に,オススメの2冊.
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