Dr. Jason's blog

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この数日は,南関東では,埋め立て地や高層ホテルはさけようか...

2005-05-29 | Environment
 民間の天文台で,長年,FM電波の変動と地震活動の関連現象を観測研究(VHF電波伝播観測による地震前兆研究)している, 八ヶ岳南麓天文台 地震前兆観測研究センター から,「5/27前後4日に南関東圏でマグニチュード7級の地震が発生する可能性」についての情報が出ているという記事を,週刊FRIDAY 2006.6.10 号で読んだ.
 八ヶ岳南麓天文台の情報は,過去にも何度かメディアでもとりあげられていて,2003年の9月の千葉県南部を震源とする地震のときは,発生時期が少しずれた(遅れた)だけで,だいたい予測どおりだったことを思い出した.
 八ヶ岳南麓天文台 Webサイトの最近の記述によると,様々な間接的な観測妨害活動が行われていること,事情を知らない人からの不条理な電話問合わせ等への対応の負担があること等から,今後は,一般への情報公開はしないことにしたらしい.

 google で少ししらべたら,電波と地震前兆との関連では, 行徳高校 自然科学部 でも,地震前兆電波観測のWebを立ち上げてている.こちらは,計測データのグラフなども出ていて興味深い.また,付属のblogの「ちきうの気持ち」 5/28の記事 は,非常に冷静だと思う.(顧問の先生の記述かなぁ?)

 私は地球物理の専門家ではないが,「(地震などと関連した)地殻の大きなひずみが,電磁波を発生したりして,それが大気中である周波数の電波に影響を与える」という八ヶ岳南麓天文台所長の串田嘉男氏の説は,原理的には理解できる.
 実験をみたことがあればするとすぐにわかるが,石や岩に大きな圧力をかけて粉砕すると,結構な電磁波が観測される.地震ほどのエネルギー地殻に変動があるときは,相当の電磁波が発生するだろう.プレートのずれなどによる地震の場合,実際に地殻が動く(すべる)まえに地殻にはとても大きな力が加わっていいるはずなので,そこでの地殻の歪みが電磁波として,地震の前に観測されるのかもしれない.


 いずれにしても,しばらくは,千葉,東京,神奈川方面では,埋め立て地や,高層ホテルなどは,避けた方がよいかもしれないと思う.

 幕張メッセの敷地は,埋め立て地だったはずだ. 「幕張メッセのそのむかし」 というサイトによると,元々の海岸線はだいたい京葉線のあたりだそうだ. イベントの予定がある人は,「地震があるかもしれない」ことを頭に入れておこう.


 
コメント (3)
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