昨日Yさんから頂戴したコメントを深堀してみました。こういう時にしかできないことだと思います。まず、トランスファーの変速比を各年代のカタログから再度ひらい出しを行ってみました。詳細版は明日を目標に取り纏める予定ですが、結論から申し上げると77.5型(1977年1月)からではなく1978年2月のカタログから、4G52,4G53,4DR5エンジン搭載車両は全車 high 0.903, low 2.306に変更されていました。これ以前はというと、ガソリンエンジンのKE47,4G52,4G53は、high 1.000, low 2.465。ディーゼルエンジンの4DR5はhigh 0.933, low 2.384。加えて、更にそれ以前のガソリンエンジンのJH4が、high 1.000, low 2.460。ディーゼルエンジンのKE31が、high 1.000, low 2.430。ということで5種類のトランスファーが存在していた模様です。実に奥が深いです。
それでもって、昨日まで見ていたトランスファーの主要構成部品番号ですが、このギア比をつかさどるgear intermediateのMD704481ですが、1978年2月以降はガソリン車もディーゼル車も同じギア比 hjgh 0.903, low 2.306ということで理解できますが、1975年11月版のエンジンパーツリストにもこのMD704481が存在しています。一方で、1975年11月版の車両カタログには上段に記載したようにギア比の異なる2種類のトランスファー(high 1.000, low 2.465とhigh 0.933, low 2.384)が存在したとなると、昨日Yさんからコメント頂いたように 同じ部品番号のintermediateギアに歯の数が異なるものがあったのではないかという疑問が湧いてきます。少し混乱してきました。
《1978年版エンジンパーツリストからトランスファーギアの図》
着色した部品がintermediat gear。ピンクの大きいギアがhigh用で黄色の小さなギアがlow用。このlow用のギアの歯の数が異なったものがあったのではというのが昨日のYさんからのご指摘です。
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