赤錆水の件で煮詰まってきましたので、少し話題を変えましょう。

最近めっきり寒いなと思う夜が多くなってきました。初秋ですね。秋本番の11月26日には、OLD TIMER VOL175が発売される予定です。まだ暫く連載をさせて頂けそうです。という訳で、VOL174が発売された先月8月末には、VOL175用の原稿を編集者の方に送信しました。早く投稿すると助かるそうです。VOL175 12月号には、つい最近まで話題となっていた『4DR50,4DR51エンジン』についての原稿を起案しました。

　《OLD TIMER VOL175投稿予定原稿》
　　三菱ジープディーゼルエンジン4DR5について
《パート1》知っているようで知らない4DR5エンジンの類別
　前回は、三菱ジープ互助会が新規作成した特殊六角段付き支点ボルトのお話を致しました。読者プレゼントにご提供しましたがどなたか手に入れられたでしょうか。さて今回からは、知っているようで実はあまり正確な情報がない三菱ジープの主力ディーゼルエンジン4DR5についてご説明をしたいと思います。三菱ジープ互助会では、新規開発を成し遂げた4G5系ガソリンエンジン用ラジエターホース（純正代替品）に続いて、4DR5ディーゼルエンジン用のラジエターホースの開発も予定しております。4DR5ディーゼルエンジン用アッパーホースについては既に三菱自動車からの供給が完全に終了しており、ロアホースの供給中止ももう時間の問題となっているのが現状です。
《4DR5エンジンの類別》
　三菱ジープへのディーゼルエンジンの供給は、ガソリンエンジンJH4をベースにこれをディーゼル化したKE31ディーゼルエンジンがそのルーツとなっています。皆さんはこの名前はあまり耳にしたことがないと思います。J3RD他ごく限られた車種に搭載されましたが、あまり多くの台数は生産されないまま生産を終了しています。その後、小型トラックキャンター用に新規開発されたのが4DR5ディーゼルエンジンで、三菱ジープには1970年頃からJ54という車種を中心に搭載が開始され、1985年前半頃までの実に15年弱愛用された名実ともに三菱自動車が誇る名機となりました。この4DR5ディーゼルエンジンには3種類の類別が存在し、民間向けに4DR50Aと4DR51A、自衛隊向けには4DR50Aエンジンの出力を若干落とした4DR50ADというディーゼルエンジンが設定されました。民間向けの4DR50Aエンジンは1970年から1978年まで生産され、1979年以降は当時の騒音・排気ガス規制をクリアするため4DR51Aエンジンにバトンタッチされました。私たちの調べた範囲では、部品番号は異なっていますが、どのエンジンにも同じ種類のラジエターホースが設定されていたようです。ここに4DR5エンジン用ラジエターホース新規開発の狙いがあります。

　
　
　


★三菱ジープ互助会★
　代表発起人J57改＠日野市
　当方へのアクセスは、jeep-gojyokai@crux.ocn.ne.jp
塩井まで。

4G53 J56にお乗りの団塊世代さんからの協力依頼です。その②

どこからのオイル漏れかは未だに調査中です。J56所有の『のっぽさん』やJ24Aの『八坂連也さん』からもコメントを頂きました。皆さん、ありがとうございます。もう一度、最新の状況を振り返っておきます。

　　《団塊世代さんからのメール》
　①赤錆発生部分の画像
　　

　②昨日頂戴した同メール
塩井様、のっぽ様
色々とお世話様です。先日は原因箇所の可能性として助言頂いたｼﾘﾝﾀﾞｰﾌﾞﾛｯｸの後ろ側（ﾀﾞｯｼｭﾎﾞｰﾄﾞとの間）のCAP SEALING を確認しましたが、
ｸｰﾗﾝﾄの漏れ痕跡は見当たりませんでした。ｽﾏﾎｶﾒﾗでﾌﾛｱｰﾊﾟﾈﾙとﾄﾗﾝｽﾐｯｼｮﾝ上部隙間を四苦八苦して撮影したところ、ﾁｪﾝｼﾞﾚﾊﾞｰｶﾊﾞｰﾊﾟﾈﾙの下部で
ﾀﾞｯｼｭﾎﾞｰﾄﾞﾊﾟﾈﾙの立ち上がり付近サビ水が温まって、噴出した痕跡がありました。ﾁｪﾝｼﾞﾚﾊﾞｰ部のｶﾊﾞｰを外さねば正確な場所の特定はできず、
本日はここで作業は終了しました。いずれにしても、ｸﾗｯﾁ部を切り離すまでやるとなれば大仕事になり恐怖です。水の侵入箇所の防水対策で
終わることを期待したいと思います。
　　　

　③関連する部分の部品図（すいません、J24Aの物ですが参考にアップします。塩井）
　　
　　

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塩井まで。