やねうら日記

~日常の中にある幸福

「カルト宗教」取材したらこうだった

2012年10月31日 | 
2012 BOOKS 22 ◆

「「カルト宗教」取材したらこうだった」藤倉善郎

前半部分はワイドショー的なカルトの面白話だったが、後半は「カルトについて書いて、訴えられたらどうすればいいか」というピントがずれた話に終始している。結局何が言いたいかよく分からないし、内容が薄い。とても残念な本。

しかし、実に2箇月ぶりに本を完読した。読みかけは10冊以上あるのだが、なかなか終わりにたどり着かない。

アフタースクール

2012年10月30日 | 映画
◆ 2012 MOVIES 24

「アフタースクール」 内田けんじ 2008

***抜粋
巧みな構成で話題を呼んだデビュー作『運命じゃない人』でカンヌ映画祭で4部門を受賞したほか、多数の映画賞に輝いた内田けんじ監督の最新作。大人になった同級生たちの奇妙な物語は観る者の予測を上回る展開を見せる。


***
どんでん返し的登場人物の関係性が複雑な映画はとても苦手だ。覚えられない。それが今日はっきりした。サスペンスやミステリーも苦手。これは由々しきことだ。映画が好きだ、とは恥ずかしくて言えない感じ・・・。

後は野となれ

2012年10月28日 | 日記
転職試験に向けて、この二日間は小論文その他に集中して何とか書き上げた。明日が締め切りだったのだ。
しかし、たかだか1600字の小論文がこんなに難しいとは思わなかった。序論と結論が微妙に食い違ったり、本論が横道にそれたり、何度も書いているうちに説明不足になってしまったり、何より文脈が破綻していたり。
本当に疲れた。

後は野となれ、だ。
縁と運、だ。
だ。

***
経歴書の写真を撮りに行ったが、日常でスーツを着ないので普段着で行ってしまった。襟付きのシャツが良いよな、とか思いながら。まともな人はスーツだ!と思ったのは帰って来てから。再度ネクタイ締めてスーツを着て撮りに行った。下はジーパン。人に見られないようコソコソと。

自己PR

2012年10月19日 | 日記
自己PR(500字)の草稿を書き上げた。あと少し推敲して、完成としよう。
そして手書きで清書しなければならない。
問題は論文1600字。「これまで業務の最大の実績と役割」を書かねばならないのだが、今の仕事に愛がないため、なかなか書き出しづらい。

明日明後日はキャンプのため、転職活動は休止。
リフレッシュへ。

職務経歴書

2012年10月17日 | 日記
職務経歴書と履歴書を書き上げる。
取得資格の免状がどこに行ったか分からず、それを探すとところから始まった。。。
ストレートな学生時代を過ごしていないため、履歴書の年月も面倒だ。ネットですぐに調べられる時代にはなったが。

・1級土木施工管理技士
・2級土木施工管理技士
・1級造園施工管理技士
・2級造園施工管理技士
・2級建築施工管理技士
・福祉住環境コーディネーター2級
・アーク溶接
・フォークリフト

いろいろ資格を取ったけれど、残念ながら何にもならない。できない。
何ひとつ転職の助けにもならない。

せめて英語の勉強を続けていたらなぁ・・・と思う。

最後の挑戦

2012年10月15日 | 日記
転職試験を受けることにした。
1次試験は論文と自己PR等々。
2次は一般教養と集団面接。3次試験はプレゼン。昨年は25人の採用に717人の応募という。超狭き門。

人前で喋るのは文字通り死ぬほど苦手だが、ダメでも失う物はないと、覚悟を決める。
随分迷ったが、やはりこのまま何もせずに後悔するのが嫌だったから。

***
不条理さから脱出したい。

穴を掘れと言う。理由はエライヒトが穴を掘れと言うから。
穴を掘れば、「良くない穴」だと罵倒される。深さが良くない、広さが良くない、何だか良くない、とにかく良くない。「おっしゃる通り」と取り巻きが言う。だからお前はダメなんだ。そう、僕らはみんなダメなんだ。

今度は何故穴を掘ったのか、と問われる。
そうだ、なんだこの穴は、と取り巻きが言う。さっさと埋めないか、と。

僕らは小さく頷くだけしかできない。
僕らは穴を埋める。
何も生まれないし、何も育たない。誰も幸せにはなれないし、誰も幸せにしない。

***
人生の後半分。誰かの役に立って仕事がしたいと思った。


ションベン・ライダー

2012年10月14日 | 映画
◆ 2012 MOVIES 23

「ションベン・ライダー」 相米慎二 1983

30年前に観たはずだが、あまり覚えていなかった。中学生で観た僕はそのとき何を思ったろうか、聞いてみたい。

長回しで有名な相米慎二。冒頭の10分ワンカットはなるほど圧巻だ。しかしストーリーはよく分からず、主題もよく理解できなかった。

〓☆☆〓

リハビリの先生

2012年10月13日 | 日記
良い一日だった。

子供向けの職業体験があり、それに参加した。
理学療法士のリハビリ体験。体が不自由になったり、うまく運動できなくなったり人たちの手助けをする仕事だ。
今を思えば、ということだが、僕は医療に関わって仕事をしたかった。医者ではなく、理学療法士や作業療法士、X線技師、看護師など。人の手助けをして暮らすって、どんなに素敵かと思う。おそらく僕らが思っている以上に大変な仕事なんだろうと思うが、役に立っているという実感は感じられるのか、と思う。
長男も満足してその研修を受けたようだった。

その後公園に移り、先日できなかったタープ張り実践。ここは父の威厳を見せねば、と思い、予習に予習を重ね、「知ってるもんね」という態度で教える。よし、うまく張れた。

夜は子供たちと将棋をする。

みんなが寝てから、つまり今だが、庭に出て蝋燭ランタンに火を付けて、ウィスキーをなめる。ガスランタンのマントルを空焼きをして火をつけてみる。

来週はキャンプ。
たき火のことを思うと心が躍って眠れないのだ。

結婚記念日

2012年10月11日 | 日記
結婚記念日も15回を迎える。
安いワインとクリームチーズを買って帰る。

歯車が適度にすり減って、なめらかとは言わないが、えっちらおっちらとうまく回っている気がする。このまま、えっちらおっちら、40年は回っていくつもり。

さびしんぼう

2012年10月09日 | 映画
◆ 2012 MOVIES 22

「さびしんぼう」 大林宣彦 1985

気づけばここ暫く1980年代の映画ばかり観ている。この映画も繰り返し観てしまう映画の一本だ。大林宣彦の尾道三部作「転校生」「時をかける少女」に続く完結編とされている。
少しふざけ過ぎた前半があるが、後半は何度観ても胸が痛くなる。言葉に表せない、あの思春期特有の空気感に満ちている。そして、いくつかの珠玉のセリフ、言い回し、音楽~別れの曲がどうしたって胸を打つのだ。

この映画を観て、まだ19か20歳の頃、一人で尾道旅行へ行ったことがある。遠出の一人旅は初めてだったかもしれない。暑い尾道の街をただただ歩き回り、思う存分映画の跡を辿った。「さびしんぼう」の舞台となった西願寺のご住職に缶コーヒーをごちそうになったりもした。なぜそういう経緯に至ったかは忘れてしまったが。
この映画とその時期にまつわる様々な記憶、思い出が渾然一体となって余計にせつない気持ちになるのだろう。どこまでが映画のせつなさで、どこからが自分の経験したせつなさだったか、そのラインは曖昧だ。もし今初めてこの映画を観たならば、おそらく自分にとっての価値、位置づけは随分違う物になっていただろうと思う。
いつ出会うか、ということが人生においてとても重要な要素である、と深く感じる。


これからもまた幾たびも観るだろう映画の一本に違いない。

〓☆☆☆☆☆〓

西国三十三カ所 第三十番 ~竹生島 宝厳寺

2012年10月08日 | 西国三十三所
三十二箇所目、第三十番宝厳寺。

近いところにあるが、交通費が結構かかるので腰が重くなかなか行けなかった琵琶湖にある小さな島、竹生島は宝厳寺。
三十三箇所の巡礼をしていなければ多分行かなかった場所のひとつだろう。この旅にはそんな場所がたくさん含まれていた。人混みが嫌いなので、たぶん清水寺にも三井寺にも行かなかっただろう。わざわざロープウェイに乗って兵庫の圓教寺にも行かなかっただろう。

残すは三十三番、岐阜県華厳寺のみとなった。結願の良き日をいつにするか考え中。

湖畔でカップヌードル

2012年10月07日 | 日記
再来週キャンプに行く予定なので、この3週間コツコツと調べ、不足しているものを購入した。子供用のシュラフ、エアマット、鉄板など。そして昔使っていたガスストーブやタープ、ランタンの確認をしてみる。

予習?かどうか分からないけれど、湖畔に行ってお湯を沸かしカップヌードルを食べてみた。
カップの重しにしているの水際に落ちていた石。少しだけワイルドなのだ。
良い天気、良い季候。もちろん家で食べるよりも美味しい。

西国三十三カ所 第十一番 ~深雪山 上醍醐寺

2012年10月06日 | 西国三十三所
三十一箇所目、第十一番上醍醐寺。

とうとう残り2箇所となった西国三十三箇所の巡礼。
上醍醐寺は一番の難所と聞いていたが、納経は下醍醐の観音堂となっており、正確には上醍醐寺には行かなかった。手を合わせてしっかりとお参りすれば良いかと思って。

紅葉が素晴らしいとのことだが、そんな時期にはとても行けないので、この季節を選んだ。中途半端な季節ということもあり参拝客もまばら、世界遺産の価値もよく分からなかった。

ともあれ、あと2箇所。

タンポポ

2012年10月05日 | 映画
◆ 2012 MOVIES 21

「タンポポ」 伊丹十三 1985

これも何度となく観ている映画。初め観たのはリアルタイムで映画館だった。衝撃を受けた。興奮した。
映画とはこんなに面白いのか、と。エンターテイメントは爆発だ。

紛れもなく伊丹映画の最高峰だと思う。無駄な物がない。絵も良く、音楽も良く、ストーリーはもちろん、俳優陣も。
山崎努、宮本信子、渡辺謙、安岡力也、桜金造、大滝秀治、役所広司、洞口依子、津川雅彦
高見映。。。

とても映画らしく現実よりリアルで、芝居っぽさを逆手にとって、よりリアルになっている。

僕にとっては、伊丹十三以上に喜劇映画を面白く撮った人はいない。


〓☆☆☆☆☆〓 間違いなく。