やねうら日記

~日常の中にある幸福

好きなうた  ~歌うたいのバラッド <斉藤和義>

2012年11月30日 | 音楽
「歌うたいのバラッド」 斉藤和義 歌詞:斉藤和義

嗚呼 唄うことは難しいことじゃない
ただ声に身を任せ 頭の中をからっぽにするだけ

嗚呼 目を閉じれば 胸の中に映る
懐かしい思い出や あなたとの毎日

本当のことは歌の中にある
いつもなら照れくさくて言えないことも

今日だってあなたを思いながら 歌うたいは唄うよ
ずっと言えなかった言葉がある 短いから聞いておくれ
「愛してる」


嗚呼 唄うことは難しいことじゃない
その胸の目隠しを そっと外せばいい

空に浮かんでる 言葉をつかんで
メロディを乗せた雲で旅に出かける

情熱の彼方に何がある? 気になるから行こうよ
窓の外には北風が 腕組みするビルの影に吹くけれど

僕らを乗せてメロディは続く

今日だってあなたを思いながら 歌うたいは唄うよ
どうやってあなたに伝えよう 雨の夜も冬の朝もそばにいて

ハッピーエンドの映画を今 イメージして唄うよ
こんなに素敵な言葉がある 短いけど聞いておくれよ
「愛してる」

***
何故か分からないけど今日はこの歌が浮かんできた。
残念ながら転職試験は1次敗退という結果だった。

できる限りのことはやったし、敗因も少しは心当たりがある。
教訓はある。

応援、協力してくれた人たちへ
駄目だったけれど感謝しています。

単純な脳、複雑な「私」

2012年11月26日 | 
2012 BOOKS 26 ◆

「単純な脳、複雑な「私」」 池谷裕二

間違いなく、今年読んだ本の中で最も面白かった一冊。
脳科学の本で、脳が意外にバカだったり、人は無意識に中で行動していたり、自分で考えたつもりのことが環境や過去に動かされていたり、と実験をもとに講義形式でまとめられた内容。
自分は一体何だろう、自分の感情はどこから生まれるのだろう、と少し怖くなる。

ねらわれた学園

2012年11月24日 | 映画
◆ 2012 MOVIES 26

「ねらわれた学園」 大林宣彦 1981

いつか観ないとな、と思っていた一本。
まぁ、最後まで観て驚いた。ごく簡単に言えば、しっちゃかめっちゃか。
何が言いたいのか分からないし、特撮は陳腐だし、ストーリーはぺらぺらだし、よくもこんな物を作ったな、何故誰も止めなかったのか不思議で仕方ない。確かにこの後の尾道3部作に続く期待がないとは言えない、色使いもあるけれど・・・
あまりに馬鹿げていて、嫌悪感はない。愛すべき駄作。

〓☆〓

ある友人の話

2012年11月19日 | 日記
友人から聞いた話。

彼の会社はとても雰囲気が良いらしいよ。そして、みんな働き者ばかりだそうだ。
あるイベント前日はいつものことだけど、朝帰りだって。
その日も例外ではなく、日曜日休日出勤で、明け方3時まで準備。そうそう、派遣の女の子も午前様らしい。帰るとときに「お疲れさま」もないんだそうだ。だってそれが当たり前だからね。

翌日は朝7時に出勤。そのイベントでは、頭からしっぽまで全否定され、汚い言葉で罵られ、蔑まれ、人間の尊厳や考える心を容赦なく奪っていくよ。「お前らが役立たずだから家族も不幸になるぞ」って。
ある者は連日連夜の過労に、とうとうプレゼン中に倒れてしまったというから驚きだ。30分後には戻って来て、プレゼン再開したらしいけどね。

「普段から準備せず徹夜でやるからだ!」と心温まる言葉や、同僚からは「良い演技だった、やり方を教えてもらおう!」と、ねぎらいの言葉をかけられる。
思いやりのあるいい人たちばかりだ。働きがいがあるね。

挙げ句の果てには、その後もまたまた罵倒に次ぐ罵倒で、そのイベントは何と! もう一回やってもらえるらしい。「やり直し」と言って流行っているんだって。その会社の人たちは、「ありがとうございます」と主催者にみんなメールでお礼をするらしいよ。本当に好きなんだね。

そのイベントの後、倒れた人も含めてみんなで酒を飲みに行ったんだって。タフだね。体をいじめて免疫力を下げる実験かな。僕の友人はいかなかったらしいけど。

そんなの多分うそだろうね。あるわけないもんね。そんな会社。都市伝説だと思うよ。

全部聞いた話だけどね。

砂の上のロビンソン

2012年11月11日 | 映画
◆ 2012 MOVIES 25

「砂の上のロビンソン」 すずきじゅんいち 1989

またもや80年代の映画。1回観たはずだったが、かすかにも覚えていなかった。
モデルルームに1年間住み続ければ、その土地と家が貰えるという話。
僕は結構好きだったが、映画評はあまり良くないようだ。

〓☆☆☆〓

かえっていく場所

2012年11月10日 | 
2012 BOOKS 24 ◆

「かえっていく場所」 椎名 誠

高校から大学生頃まで、憧れ、恋い焦がれた作家の一人だ。書かれる本はもちろん、本を通じて知るその人柄にも惚れこんでいた。しかし、近頃はほとんど読まなくなってしまった。もう随分前のことになるが、同じく椎名さんを好きだった友人が死んでしまったことも一つの理由だったろうな、と思う。何となく手が遠のいてしまったのだ。

久しぶりに読んで見ると、~特にこの本は私小説で、椎名さんやその周りの人たちを書いている~時は確かに流れていて、いろんなことがあったんだなぁ、としみじみ思った。生きていれば楽しいことも悲しいこともあるのだ。
何だかとてもせつなくなった。と同時に、改めて椎名さんの嘘をつかない生き方に感銘を受け、またぼちぼち読んでみよう、と思った。


昔々、椎名さんと空港で出会ったことがある。椎名さんの作った映画を観に行ったことを伝えると、「そうか、来てくれたんだ」と低い声で言って、気軽にサインをしてくれた。とても大きくて格好良かった。良い思い出だ。


人のせいにしないこと。

2012年11月04日 | 日記
身の回りの状況、環境が自分の好ましい状況にならないからと言って、怒ってはいけないな、と反省した。状況を変えることも、感じることも結局自分自身なのだから。

ここ数年、あまりに不満だらけの状況の中で、仕事のみならず情熱や意欲を失い続けてしまった。「どうせ」が口癖になり、何かを変える努力もやめた。働く意味が生計以外になくなった。

これではいけない。働ける人生もおそらく折り返し、やはり人の役にたって生きたい、と思った。そのためには不満ばかりを言っても駄目だ。こんな心持ちでは、仮に転職できたってそこで新たな不満を見つけて、愚痴ばかり言っているかもしれない。

友人も言っていたけど、良いこと探しをしよう。悪いこと探しでなく。
どちらにしたって同じ人生だ。

転職したい理由

2012年11月03日 | 日記
今日はゆっくりとした一日だった。
子供たちを散髪に連れて行ったり、図書館へ行ったり、自分も美容院へ行ったり。

夜ご飯は大好きなほうれん草の鍋だった。シンプルな鍋だ。
昆布だしに、山盛りのほうれん草と豚肉、薄揚げ、豆腐、葱のみ。
これをぽん酢、すだち、ゆず胡椒で食べる。

あつあつを食べると、しみじみとうまいのだ。

そんな中、メールが届いた。

***
土曜日、休日、午後7時過ぎ。
上司からだった。

「○○課長から電話あり。○○で対応しろとのこと。よく分からないけど、月曜早々に連絡してください。」

①何故、今、これを僕に言わなければならないのか。
②自分が分からないことを、僕にどうしろと言うのか。
③月曜日に言ってはどうだろう。
④全くを以て理解不能。
⑤よっぽど返信しようと思ったが、所詮頭のおかしい人なので止めた。あるいは人でなし。


休日に部下を嫌な気持ちにさせようとしたのなら正解だ。激しく嫌な気持ちになった。全てが台無しだ。危機感ばかりを煽り、何ひとつ仕事での楽しみを見つけ出そうとはしない。

これだけでも、僕が転職したい理由のひとつになる。

オトーさんという男

2012年11月01日 | 
2012 BOOKS 23 ◆

「オトーさんという男」 益田ミリ

遠くに住む姉が時々段ボールで本を大量に送って送る。面白かった、とか読んだ方が良い、とかではなく、読み終えた本を適当に送ってくるのだ。まぁ、そのうち書くかもしれないが、姉は結構変わっていて面白い。

その段ボールに入っていた「すーちゃん」という漫画で益田ミリを知った。とらえどころがなく、ふわっとした不思議な漫画を書く。
この本は漫画とエッセイ的な文章が交互に書かれているもの。
やはりふわっとした感じ。

***
今年もあと2箇月。このまま終わるのか、一波乱あるのか。今月はあの、おぞましい大罵倒大会的茶番会議も控えている。1次試験の合格発表もある。父の一周忌もある。

本は現時点23冊。映画は24本。体たらくな経過だ。