やねうら日記

~日常の中にある幸福

◆『うる星やつら4 ラム・ザ・フォーエバー』

2015年12月24日 | 映画
◆2015 MOVIES11◆

『うる星やつら ラム・ザ・フォーエバー』 1986 やまざきかずお

この作品も2、3回は観たんけれど面白くない。ストーリー展開の根拠は薄いし、キャラクターデザインもよくない。良いのは予告篇だけ。これは良くできている。実に面白そうに見える。

◆『映画 立川談志』

2015年12月23日 | 映画
◆2015 MOVIES10◆

『映画 立川談志』 2012 加藤たけし

談志さんの落語はあまり聞いたことがない。話がぱぱっと飛ぶところがあって、自分にとっては少し分かりづらいのだ。弟子の談春さんは落語会にも行ったことがあり、よく聞くのだけれど。
この映画は2本の落語と絡めてドキュメンタリーっぽくつくってあるが、ドキュメントの部分は深くなく、映画的には中途半端な感じがした。談志さんの落語はもっともっと聞けば分かってくるのだろうかな。自分にとっての「芝浜」は柳家小三治さん。いろいろ聞いたが、これ以上に心に染みるのはない。

◆『007スカイフォール』

2015年12月20日 | 映画
◆2015 MOVIES9◆

『007スカイフォール』 2012 サム・メンデス

一度も観たことのなかった007。この前スパイ映画を観た勢いで、007も観てみよう、これぐらい知らないとな、と。格別面白いということもなかったが、おそらくシリーズをたくさん見ていけば面白くなるんだろうな、と思う。DVDを借りて観てみるか。でもどれから観たものか分からないのだ。

7年目へ

2015年12月19日 | 日記
半年に一度のカミさんのCT検査の日。数年前のように検査前日から、本人以上に心配でどうしようもないということは少なくなったが、それでも心穏やかではいられない。

昼過ぎメールがきて、CTは異常なし。でも副作用で帰れない、と。CTといっても造影剤を入れて行う検査で体には負担がかかる。

***
症状は、かゆみや発疹・発赤、嘔気などが多いが、眩暈やしびれ、咽頭浮腫など、重篤な副作用の前兆とみられる症状が現れることもある。ごくまれだが、免疫系の劇症反応であるアナフィラキシーショックが起きると、呼吸困難や血圧低下で死亡することもある。

とのこと。
かゆみ、くしゃみから始まって、嘔吐、しびれへと至ったらしい。帰ってきてもほとんど機能せずという感じだった。これからも続く検査にも心配は続く。それでも6年目が終わり、7年目に至ったことに感謝しなければならない。感謝の気持ちは忘れてはいけない。


***
先週、今週は仕事が忙しく、体が疲れた。気持ちは少し興奮し、久々の「役に立つだろう」仕事に満足感もあった。ただ、心と体のバランスや成果と報酬のバランス、経過と結果のバランスはうまく取れず、ゆらゆらとしながらの一週間だった。

年賀状をつくり(「おめでとう」という気持ちにはあまりなれず、いつものように時間をかけずに、ささっと)、何となくゆっくりと過ごした。12月というのに暖かな一日。

仏壇を祀る

2015年12月12日 | 日記
実家から姉が仏壇を送ってきてくれた。仏具を箱から出し、ひとつひとつ並べて、線香をあげられる状態にした。仏壇屋さんに行き、香炉灰を買い、--正確に言うと香炉灰を知っていた訳でなく、どうすればいいのか分からなかったので、仏壇屋さんで聞いてその結果香炉灰を買った--花(造花だけど)を買った。本屋で仏壇の本も買った。分からないことだらけだが、少しずつ勉強し、守っていかねばならないな、と気持ちを新たにする。

命をつなぐ

2015年12月06日 | 日記
父が逝ってから丸4年。母の意識がなくなり、半年ほど。家や仏壇をそのままにしておく訳にはいかず、兄弟で話し合い、家はリフォームして姉が住むことになり、仏壇は僕の自宅に持ってきてもらうことにした。
ここで、僕が先祖供養をしていくことになる。母は意識がないにしても、家を触ったり、仏壇を持っていってしまうことを少しためらった。父が生きている間はそんなに信仰心があるようには思えなかったが、父が亡くなってからは毎日お経をあげ、とても大事にしていた。家も仏壇も自分が守っていると強く思っていたのだ。

でも現実問題、家を放ったらかしにはできないし、仏壇も誰も供養していない状態はよくないと思い、前回の帰省の際に母の耳元で伝え、今日の日になった。今月末にはリフォームも始まり、とうとう僕が帰る実家はなくなってしまった。姉とは仲が良いので、もちろんいつでも来いというけれど。

位牌や遺影は今度の帰省の時に自分の手で持ってくることにした。長男なので、いつかこの日が来るだろうことは分かってはいた。寂しさと覚悟。
先祖から命をつないでもらい、僕はここにいる。

◇『火花』

2015年12月04日 | 
◇2015 BOOKS15◇

『火花』 又吉直樹

図書館の予約が回ってきて読んでみた。これまで芥川賞で面白いと思ったことはなく、期待半分といったところだったが、いい意味で裏切られた。漫才師である又吉でしか書けなかった内容だろうと思う。
文体があまり好みでないため、実は途中で止めようかとも思ったが、結果的に読んでよかった。登場人物の思考と本の進み具合がうまくリンクしていて、不思議な読後感だった。又吉の他の本も読んでみたくなる。