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出会い

2022年09月17日 | 日記
ふと目が合う。
何か気になる。

モノとの出会いも、人との出会いによく似ている。

そのモノが形となってあらわれるまでのストーリーが醸し出す佇まいや雰囲気。
形をこえたその奥にひそむ「何か」に惹きつけられるのが、ご縁というもの。

実際に手にとり、その「何か」に触れることにより想いもあらたになる。
とはいえ、全てはうつろい変わりゆくもの。

それを教えてくれるのが「自然」で、
「和」の文化に親しむことにより、その感性は育まれ磨かれていく…と私は思う。

前回の記事でご紹介した新ブランド「余白」の日本茶を監修されたのが 酒井 知子 さん。
その豊かな感性を「お茶」を通して私達に届けてくださる。

長らく日本茶の世界に携わり、
直接産地に足を運び生産者さんともお話しをされ、ご苦労もよくご存知でいらっしゃる。

様々な情報媒体があるとはいえ、消費者には届きにくく、見えにくい部分でもある。

一杯のお茶に込められている多くの方々の想いを、
酒井さんが優しく束ねていらっしゃるように思える。

「売りて」と「作りて」という垣根を感じないのは
そんなところから来ているのだろうか…。

「余白」のお茶をいただくとき、「もののあはれ」という言葉が浮かぶ。

今もって、やっぱり母のようなお茶を淹れることは出来ないけど。

「余白」のお茶は、大切な「何か」を補ってくれるような…そんな魅力をもっている。


長崎県の離島、対馬で栽培された希少な和紅茶。
品種は「べにふうき」。



宮崎県高千穂の釜炒り茶。釜炒り茶は、
日本茶生産量のわずか1%未満の希少な茶葉だそうです。




酒井知子さんの記事が読めます→

日本茶インストラクターとしてオンラインでレッスンも開催されています→

余白というおくりもの

2022年09月17日 | 日記
母の淹れる日本茶は何でこんなに美味しいんだろう。
子供の頃からそう思っていた。

来客があると、当時はお出しするのはお煎茶が多かった。

母が淹れたそのお茶を、緊張しながら応接間に運ぶのが私の役目。

どこのお茶屋さんで、どんな銘柄かは全く覚えていないけど。
口に含むと…とろりと甘くて「なんて美味しいんだろう!」
と毎回感動しながら私も飲ませてもらった。

母に教えてもらった通り、同じようにやっても…。
私が淹れるとちっとも美味しくない。

何が違うんだろうと、いつも思っていた。


その頃の、懐かしくも美味しいお茶の味を思い出すきっかけになったのが、
友人が教えてくれた「余白」のお茶。

昨年の12月1日に出来たばかりの新ブランド。
「ときのうつろいをいつくしむ」
HPに綴られている言葉が、まるで詩歌のようで…優しく心地いい。

それぞれのお茶の紹介も趣きがあり、ひとつの読み物のようでイメージが広がる。

一方で、おいしい淹れ方や味についての表記は工夫がされていて、
とてもわかりやすくて見やすい。

ティーバッグになっているのも嬉しい。





「余白」のお茶に出会った時。
母の淹れるあの美味しいお茶の味が呼び覚まされたのが不思議だった。

その不思議の謎を解く鍵を持っていらっしゃったのが、お茶の監修をされた素敵な方。
次回は、ぜひその方のご紹介をさせていただきたい。

二十四節気をさらに3つに分けた七十二候に照らし合わせて、日本茶を展開。
(今後季節ごとにラインナップが変わるそうです)