Peanut scale.....fly above the rest!

伝説のピーナッツ・スケール
原始的?もしかしてハイテク?な、ゴム動力スケールモデル

J-3 Yellow Cub

2008-07-01 | SNAP SHOTS

20080631a

今から何年前の写真なのか思い出せません。一人ホンダSロクで東京へ遊びに行った折、羽村の原田さんと落ち合って立川の伊神さん宅を表敬訪問しました。その足でボスさんのオフィスを訪ね、当時横田基地内でレストアの終了したJ-3カブの写真を撮らせてもらいました。「ちょっと乗ってみるかい?」という甘い言葉に・・・・ペンタックスLXを首にぶら下げて、ボスさんの「乗込み方指導」を受けながらコックピットに座りました。何というひ弱な作り!力を入れると抜けそうな床板、きしむ足回り、ボスさんと二人で150キロ近くある体重を目前にある小さなエンジンで飛び上がれるのかちょっと不安でした。誘導路をゆっくり走って滑走路の端に到着すると、ブレーキを踏んでフルスロットルの儀式、これは「振動」という名の極致です。体中が震え、目に見える物はすべてがダブって見えました。ゆっくりブレーキを緩めて走り出しても、あの小さなタイヤは抵抗が大きいのかなかなかスピードがつきません。それでも時間にして20秒くらいでしょうか、長く感じた地面からの振動が消え、無事にタイヤが地上と離れたのが開いたままのドアから間近に見ることが出来ます。それからの30分あまりはもう感動の世界でした。相模湖上空での乱気流でちょっと我に返りましたが、この素晴らしい乗り物に写真を撮る事も忘れて下界を眺めていました。着陸後にボスさんから「先週はテイクオフ数分後にエンジンストップしたけど・・・今日はダイジョーブデシタ!」って、飛ぶ前に言ってよ!

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