映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『ファイヤーウォール』

2007年02月20日 | Weblog
ファイヤーウォール - goo 映画
ふつう

リチャード・ロンクレイン 監督
ハリソン・フォード、ポール・ベタニー、ヴァージニア・マドセン、メアリー・リン・ライスカブ、ロバート・パトリック、ロバート・フォスター 出演

家族を人質に取られたコンピュータ・セキュリティの専門家と強盗集団の知略を駆使した攻防をスリリングに描いて……いないのだ、これが。

まず、会社の自分のパソコンが乗っ取られているシーンがある。優秀そうなコンピュータ・セキュリティの専門家なのに。そしてそれほど優秀な敵なのかというと、そう見えないのだ。
次に、ひと段落ついたら主人公のコンピュータ能力を駆使して逆襲がはじまるかと思いきや、まったくはじまらない。無謀な追跡が始まるだけ。なぜ追跡できるようになった時点で警察に届けずに、追い詰めてから警察を呼ぼうとするのか?
まるで脚本が途中で変更されたかのように、前半と後半のつながりが悪い。
敵側は人質たちをどのように処理するのかの作戦を立ててはいるが、なぜあの場所に行ったのかわからない。
そして最後の戦い。敵のキャラクター・人数の強調が足りないために、怖さが減じている。
もちろん最初から見直せば人数の確認くらい簡単なのだが、見る気はない。

テンポがいいのと、時間が短いのがとりえ。