映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『どろろ』

2007年02月28日 | Weblog
どろろ - goo 映画
よい

塩田明彦 監督
妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、杉本哲太、土屋アンナ、麻生久美子、劇団ひとり、中村嘉葎雄、原田芳雄、原田美枝子、中井貴一 出演

魔物に肉体を奪われた武将の子どもが、成長し肉体を取り戻していく話。

東宝の伝統で妙なミュージカルシーンがあるが、それがいきなり出てきて嬉しかった。黒澤映画、モスラにもあるやつだ。

長すぎる割には、土屋アンナのエピソードが原作と違っていたような気がする。あれはもっと奥深い話だったような気がする。またこの部分のCG、おわりの石投げシーンはひどい。手抜きだ。

粒子の粗さはなんのためだろうか? CGとなじみやすくするためか? とにかくあれが演出だとは認められない。

無国籍調にしたのはいいアイデアだ。柴咲コウの演技がうまい。コミカルな部分もよい。特に返り血。