映画日記(ためし)

映画の印象を、悪い、ふつう、よい、の三段階で表現したいと思います。
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『グラン・トリノ』

2009年05月06日 | Weblog
グラン・トリノ - goo 映画

よい

クリント・イーストウッド 監督
クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー、コリー・ハードリクト、ブライアン・ヘイリー、ブライアン・ホウ、ジェラルディン・ヒューズ、ドリーマ・ウォーカー、ジョン・キャロル・リンチ 出演

朝鮮戦争の帰還兵ウォルト・コワルスキーはフォード社を退職し、妻も亡くなりマンネリ化した生活を送っている。彼の妻はウォルトに懺悔することを望んでいたが、頑固な彼は牧師の勧めも断る。そんな時、近所のアジア系移民のギャングがウォルトの隣に住むおとなしい少年タオにウォルトの所有する1972年製グラン・トリノを盗ませようとする。タオに銃を向けるウォルトだが、この出会いがこの二人のこれからの人生を変えていく…。



平凡な話でも非凡の才能が撮れば傑作になるのだ。

「グラン・トリノ」といのは名車の名前。

わたしが特にすばらしいと思ったのは、床屋さんの最初のシーンと最後の歌のところ、それと隣の異文化のところだけである。しかし、ほかのところも悪いところがないのだ。
ジョン・キャロル・リンチ(イタリア系の床屋さん)とのギリギリの会話がすばらしい(笑)。
簡潔な時間経過の表現などで、キビキビと話が進んでいく。

生と死、戦争、異文化、貧困などさまざまな問題がある中で、自分の大切なものを自分の好きな人間に伝えられるというシンプルな幸福感を十分に味わわせてくれる。