OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(68)  釜場の近くの森です。

2013年05月28日 | 硫黄島・小笠原村
硫黄島での戦いでは、日米、合わせて、非常に多くの軍人が戦死しました。沖縄との一番の違いは、済んでいた住民は、戦争の激化の前に、強制疎開で島を離れていたために、硫黄島戦の犠牲にはならなかった点です。私の母や親戚たちも船で硫黄島から本土に来ました。住民を巻き込んだ戦争にはなりませんでした。 しかし、戦前の人口の約1000人のうちの、82人は軍属として島に残らされて犠牲になりました。軍属で残って戦死したうちの多くが配属させられたのが204設営隊という部隊だったそうです。その隊が炊き出しをしていたのに使っていた場所である釜場というところの近くの、森林がこの写真です。今はうっそうとしたこの森を抜けた場所に釜場があります。
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