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戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2010年3月 硫黄島 慰霊墓参訪問(4) タコの木の低い場所になっているタコの実 

2010年03月25日 | 硫黄島・小笠原村
タコの木、タコの実については、このブログを始めて以来、何度も取上げています。実の形状が変わっていること、房が硬く美味な実を取り出すのが大変なこと、硬い房の中の実を小笠原オオコウモリやネズミ(と言われています)がくり抜いて食べている様子などを紹介してきました。

「初めて、3月に硫黄島に行って、新発見!」したことをお知らせしていますが、この写真のタコの実の位置にも驚きました。
タコの木は、父島にもありますし、硫黄島でも、平和祈念旧島民墓地公園など他の場所にもありますが、タコの実が、地面にすれすれのこんなに近い場所になっているのを見たのは初めてでした。

このタコの木は、硫黄ヶ丘(一段高くなった船見岩を見下ろすように広がっている一帯で白い地面にところどころ緑の硫黄が地表を覆っていたり、噴出孔があったりします)と、戦前の元山方向に当たる森林との間の場所にあります。私が勝手に、通称「マイ・タコノキ」と名づけている、馴染み深い思い入れのある木です。
この木からのタコの実を、以前に小笠原丸での慰霊墓参の時に持ち帰ったことがあります。(6月の小笠原丸での慰霊墓参の時には、旧島民関係者のみ、十分な注意の下で、植物を持ち帰ることができます。入間基地から輸送機による日帰り慰霊墓参では、硫黄島のものを持ち帰ることは植物を含めて、一切、禁止されています。)

このの木のタコの実は大きくて、背伸びして手を伸ばすとちょうど獲れるぐらいの高さになっていたからです。
前に、このタコの木のタコの実が、既に房がかじられて実だけ食べられてしまった後が孔になってしまった写真も紹介したことがあります。

それにしても、今回の3月の訪問では、同じタコの木なのに、どうして、こんなに低い、地上に近いところにタコの実がなっているのか、本当に不思議でしょうがありません。この後、この低いところにあるタコの実は、6月(今年も6月に訪問する予定です。)までに、どうなるのでしょうか? これまで、6月にも9月の時にもこの木のこんなに低い場所にはタコの実はありませんでしたし、、他の硫黄島のタコの木でも、こんなに低い場所にタコの実が
なっているのを見たことがありません。低い場所の実は先に落ちてしまい、雨で流されたりしてどこかに消えてしまうのでしょうか? 腰より低い位置にタコの実が、数個あるのを見ました。びっくりして、慌てて、撮影をしたのがこの写真です。

今回は、硫黄ヶ丘での滞在時間が短く、船見岩に登ることも、硫黄が噴出している孔の間近に近づいて見る時間もありませんでした。前に2度、9月に輸送機で日帰り墓参をした時には、どっちの時にも船見岩に登ったと思います。

輸送機での日帰り墓参では、これまでは、壕の中に入るというのが行程に含まれていませんでしたが、今回、初めて、医務課壕(6月の一泊できる小笠原丸での墓参の時には、毎回、入っている壕です。)に入るというのがコースに加わったために、他の場所での滞在時間が全体的にすこしずつ短くなりました。
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