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戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

硫黄島の緑 天山慰霊碑あたりの森、ギンネム

2009年08月23日 | 硫黄島・小笠原村
これまで、このブログでは、「銀ネム」と表記していましたが、
これからは「ギンネム」と書くようにいたします。

百科事典など調べた結果、
漢字では、「銀合歓」、英語では jumpy bean
カタカナ別名が ギンゴウカン。

分類は
ネムノキ科 オジギソウ連 ギンネム属。

近い分類に オジギソウ があるだけに、
そういえば葉の形は、触って葉を動かして閉じさせて見た経験がある
あの オジギソウ とそっくりです。
硫黄島でギンネムの葉っぱも触りましたが、動きませんでした。

インゲンのサヤを一回り大きくしたようなサヤも島内のギンネムで多く見ることができます。熟しきったサヤは緑から茶色に色をかえている場合もあります。

硫黄島で一番多い植物がこのギンネムです。上空から見る硫黄島は海岸線と空港と硫黄ヶ丘あたり以外は、一面、緑に見えます。


天山慰霊碑は、。硫黄ヶ丘の船見岩からも建物が見えますし、最後に硫黄島を1周する小笠原丸からもよく見える高台にあります

この写真は、天山慰霊碑から下の粟津壕入り口に下りる階段が整備されているところから撮影したものです。
この辺りは高台になっている天山慰霊碑から周辺の低い部分への高低さもあり、
島内でもとりわけ植物が多く、「密林のような茂り方」の場所だと思います。


8月の15日と16日の二日間、
私のこのブログへのアクセスがこれまでにない多くの数になりました。
どれぐらいだったかというの、現在約127万あるGooブログの中で、アクセス数で
10000位までになると、順位が表示されるのですが、1000位あたりでした。これまでの最高は6000位ぐらいでしたので、その二日間のアクセス数は突出していました。先週は記事の更新もしなかったのに、非常に多くのアクセスがあったのは、おそらくテレビで映画「硫黄島からの手紙」が放映されたことで、「硫黄島戦」に興味を持った方が多くいらっしゃって、検索をしてくれてヒットしたからだと思います。


Yahoo で、
「ギンネム」「硫黄島」「米軍」 の三つの語をキーワードに検索してもらうと、
硫黄島にギンネムが多い理由が、書かれているサイトが示されます。

ギンネムが米軍によって空中から散布されて増えたのは間違いないと思いますが、空中散布したその理由として書かれていることが、「事実だったのか」「史料があるのか」それとも、「誰ともなく、後の人が言い出したのか。」は、分かりませんので、私はここに、あまり書きたくないです。

激戦が終わった直後の硫黄島の様子が、今の島の様子からはあまり、想像できません。どれぐらい緑が残っていたのかも分かりません。
分かっているのは、日米両軍の犠牲者の数の記録だけです。


また、「ギンネム」 で検索してもらうと、この植物が、繁殖力が特別高くて
他の植物に危険な種であることなどが分かります。
異様に葉が多い植物であることも、見るとよく分かります。

繁殖しているギンネムの葉の下でも、しっかりと大きくなって多くの実をつけている硫黄島島唐辛子の木がある場所を、今年の6月に知りました。たくさんの実を穫りました。島唐辛子は日光があまり多くなくても、しっかり大きく育つ、非常に強い植物であることが分かりました。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
知りたくって?? (ピカッとサリー)
2009-08-23 21:29:18
こんばんわ

3つの語のキーワードで調べてみました。
確かに・・・
嫌なことですね!!
ギンネム。。ネムノキ科なんですね!!
初めて知りましたが。。でも硫黄島島唐辛子
も非常に強い植物で育ちやすい♪
良かったですネ(^_-)~❤
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