OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

良いマナーの伝播について - パラカップ2009もうすぐです。

2009年04月16日 | ランニング
まず最初に、「先か後か」 という話です。

数年前に近所に、サウナ、ミストサウナがある、温泉スーパー銭湯ができました。近いので、ちょくちょく利用しています。
そこで、サウナの汗を冷やして乾かしながら思いました。

ミスとサウナの石の丸い座る場所、
体を冷やすための露天風呂脇には、
同じ形の座る場所、籐のチェアー、竹製ベンチなどがあります。
それらに座る時に、手桶で汲んだお湯をかけてから座る
客が多いです。
私は、そうしません。

そんなに潔癖症でないのもあります。サウナ室のタオルが
前の客の汗でぐっしょり濡れている場合に、ひっくり返すことはあります。

私は、
それらに座った後に、手桶で汲んだお湯を「次に座る人が不快でないように」
とかけます。

他の客でも、何人かは同じようにしている人もいますが、
大半は、「自分が座る前にはお湯で流すが、イス使用終わって、立った後は
そのまま」です。

中では、ミストサウナ室は、狭いので、私が終わる時に、
お湯で流しているのを見て、直後に出る人も、同じように流してくれます。
初めてミストサウナ、という人など、「お作法」分からない人でも、
目の前で、直前の別の客である私がしたのですから、まねして、同じように
しようと思う、というパターンが多いというわけです。

露天の、イスでは、「自分が座る時でなく、立った後にお湯で流している」
をしてもあまり目立たないので、同じようにする人は増えません。


別の話に移ります。
10年以上前の新幹線を出張先目的駅で降りようとした時の話です。
降りる時に前のポケットに入れていた、弁当のごみや
飲み終わった缶などを片付けようと持って、降りようとしたところ、
隣の席にいた、同じ会社の、日本赴任後、3年目で、日本語は
だめでしたが、流暢な英語を話すドイツ人が、質問してきました。

「その座席前の網ポケットのごみを捨てて降りる客と、そのまま降りる客が
いるが、どっちが正しい?どうしろと規定されているのか?
基準は?その基準の根拠は?そのまま降りる客もいるのに、おまえは捨てて降りようとするのはなぜか?」という質問でした。

何事も白黒はっきりとさせたがる国民性なのか、彼の性格なのか、
厳しい顔で、訊いてます。

「そんな人それぞれで、規定も、基準もないよ。」という回答は
許されそうにないのが、彼の表情から分かりました。

しかたなく、数秒、考えて、
「どちらにしろ という規定や基準はないが、自分がこの駅から
座る客で、あの席だったら、前の網ポケットに空き缶とごみがあるのは
不快だ。だから、捨てて降りる。」と答えました。

まだ、彼は、多少不思議そうでしたが、とりあえず、
彼が理解できる回答はできたようでした。


マナーというと、
「マナーを守ろう」「交通マナー」
など、小学校時代から、なんどとなく言われてきた言葉で
その意味での「マナー違反」という、使われ方の「マナー」を
思い浮かべると思います。

サウナ、新幹線の 二つのエピソードも、
その意味での「マナー」について思ったことを書きました。

英語の単語 manner の意味はもっと広く、
・方法、やり方 (way が類義語)
・態度、物腰 (style などが類義語)
などの意味が、
「行儀、作法」(普通に日本語になっているマナー)
に加えてあります。

この記事を目にして下さった皆さんには、
ブックマークに載せた、パラカップ2009のホームページの、
「パラカップとは?」にある、「代表からのメッセージ」を
ご覧下さい!
「もっとパラカップ」にある「パラカップな人々」という記事
を読んで下さい!

代表やスタッフの皆さんの様子が、ご理解いただけると
思います。

実際にお会いして、お話を聞いて、
代表の、笑顔、しゃべり方、物腰、といった「マナー」
が、「話している内容」にも増して、このプロジェクトの
原動力だと思いました。
その「マナー」が、スタッフの皆さん、ボランティアの皆さん、
コーチや協賛各社や、ホームページに応援メッセージを寄稿してくれている
マーラ・ヤマウチさん、
出場者などに、「伝播していっていると思います。」

「自分のやっていることは何?」と、
仕事で、家庭で、学校で、悩んでいる人たちに、
大きな励みになるメッセージを代表が発信しえくれていて、
「マナー」で、それを、伝えてくれています。

私がこの大会を見つけて、エントリーできて、めぐり合えたのも
そういう「伝播力」のおかげだったような気がします。


「自分のマナー(物腰、言動、言い方、人への接し方など含めたマナー)
を良くすること」
が先です! と、確信を持っていうことができると思いました。

マナーを語るほど、マナーの良い人間でもなければ、
チャリティについて論評したいと思うほど、思い上がってもいません。


「譲るのは自分が先。譲られるのは後。」
「人に微笑みかけて挨拶するのも自分が先。」
運転マナーでも、「こちらが譲る。」「手でお礼の合図をしてもらう。」
ことは、その場面での事故を防ぐことだけでなく、
「いらいらせずに気持ちよく、その後、運転できる。」ことで、
伝播 するので、交通安全に大きな意味があると思います。
(運転、下手ですが、たまたま、今日、そういうことがありました。)


「自分が先に気持ちよいマナーで人に接する。」に加えて、
「そうでない人もいる。できない人を責めない。」
いきいきと生きるコツは、こんなところに尽きるのかな、
と思います。

19日は二度目の練習会、
目標は「本番でのハーフ完走」です。
前に一度完走したタイムなど気にしません。
これから、調子を上げて生きたいと思います。

写真は、私が「フラット周回コース」として走っている
遊歩道の水辺にいる、人気者です。
冬からいついてしまって、この、サギも人気者になってしまいました。
うちのちょうど前です。
ザリガニの名所で、天気の良い休日には、
親子連れでにぎわいますが、
ザリガニつりの子供たちより、全然上手に、
自慢のくちばしで、みごとにザリガニを獲って食べてます。
獲ったのがおおきすぎると、あわてて、振りほどいて、戻す姿も
愛らしいです。

長くなりましたた、
「伝播」について、もう一つだけ。
その遊歩道「フラット周回コース」を私が走っていると
散歩の親子連れの、小学校に入る前ぐらいの子供二人が
「あれときょうそうだ。」と、短い距離、挑んできました。
この、遊歩道、たくさんの人が、ウォーキング、ジョギング、
ランニングしています。
大人が走っている姿を見て、挑んできた子供たちのように
走る人がもっと増えてくれて、たくさん将来のパラカップに出場して
くれて、その中から名選手が生まれればいいな、と思います。

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