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OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2008年 硫黄島島民の集い 硫黄島の模型の展示

2008年09月17日 | 硫黄島・小笠原村
昨年は硫黄島の擂鉢山にあった
戦前の硫黄島の様子を復元した模型が、今年の6月に訪問した時には、
場所を移して、厚生館の中に展示したありました。

硫黄島にある模型を、ひとまわり、小さくした
当時の様子を再現してある模型を、
「硫黄島島民の集い」会場の真ん中に作って
設置してしまう、という、大掛かりな仕掛けを
実現していただきました。

硫黄島神社の鳥居、空港、当時の道、舟見岩の上にあった
半鐘、戦闘機、など、細部にも凝って作っていただいた
模型には、驚きました。 

これを作るのに、大変な手間と時間がかかったと思います。

さらに、模型を作って置いて下さっただけではなく、
凝った演出をして下さいました。

疎開当時のごとの世帯主名の名簿を、
置いて下さっていて、
それぞれの名前が書いた、ミニ幟 を、
一つずつ丁寧に作って下さったものが、
並んでいて、下はピンになっていて
それを、自分の家のあった場所に、刺すことが
できるようにして下さっていました。

私の場合には、戦前在住の世帯主は、祖父ですので、
祖父の名前の幟を、元山に立てました。

祖父の兄弟、3人の名前の幟もありました。
3人は元山以外に在住でした。
祖父の弟は、軍属として硫黄島に残り戦没した犠牲者の
一人です。

祖父の兄の 名前の 幟 のうちの
一人の娘(祖父の姪 = 母に従姉妹)の方が
いらっしゃっていて、
その方の疎開前の幼少の頃の記憶
「監獄岩と釜岩が正面に見えて、海岸まで近かった」や、
これまで聞いていた話、
会場の大先輩の戦前の様子を覚えていて下さっている方にも
教えてもらいながら、「東山(あずまやま)」の、
祖父と同じ姓の三人の兄弟の 幟 も立てました。
現在の旧島民墓地平和祈念公園から、平和祈念館の付近です。

「大阪山を越えて、あずまやまの 伯父の家に
遊びに行った」と、生前に言っていた母の記憶とも
一致する辺りです。

写真が、島民の集い役員の方々の力作、
会場の真ん中に置いていただいた、硫黄島模型です。



【いただいたコメントへのお礼】

「サルファー」さん、「硫黄島島民のつどい一役員」さん、
本日、ブログにコメントをいただき、本当にありがとうございました。


来年も、その次の年も、皆で楽しく集まれるようにと、
本当に楽しみに思っております。

数年のブランクがあって今年出席した、私の叔母三人も
「お腹を抱えて、笑った。本当に楽しかった。」と申しておりました。

昨年の小笠原丸での墓参帰島、昨年の集い、以来、
久しぶりにお会いできた方と、楽しく、話をさせていただくことも
できました。

また、今年の墓参帰島で、一緒だった方からは、撮影した写真などを
DVDにして下さったものをいただきました。
ありがとうございました。

本当は、皆様方とは、硫黄島で、お会いしたいです。

ですが、私は昨年と今年と2年続けて行きましたが、
お仕事のご都合などで、なかなか行くことができないのが
多くの皆様の現実だと思います。行きたいと思っても
6日間にわたる墓参帰島に参加できない方が大半だと思います。

この年に一度の9月の「島民の集い」は、 
帰ることが許されていない硫黄島への
「墓参帰島事業での故郷の島訪問」を、 川崎に集まることで、補完して
皆の親交を暖め合うことができる機会を、提供して下さっていると思います。

「本当の当時の島はないけれど模型に作って下さった」こと
のように、「墓参帰島で集まること」 を 川崎で別の形で実現して
いただいているのだと思いました。


昨年の墓参帰島の帰りの小笠原丸で、
「今回、撮影をした写真などを使って、硫黄島のブログを
立ち上げようと思い立った。ホームページよりも気軽に誰でも
すぐに解説できるブログというものがある。」と、
「島民の集い」の役員でもいらっしゃる方に、伝えました。

これまで、いろいろな方にご覧いただきましたが、
今回の集いの会場では、
役員の方から「ブログでの記事を読んだ」と
声をかけていただき、
そのうえ、このように
「硫黄島島民のつどい一役員」さんと
一緒に参加していた、「サルファー」さんからも、コメントを
いただくことができました。

「島民のコミュニティーの親交と交流を、これからも活発に存続させるため、に
何かできることがないだろうか?」と、考えて始めたのが
このブログでしたので、「島民仲間」の方から
コメントをいただくことができて、本当に嬉しく思っております。

ありがとうございました。
これからも、よろしくお願い申しあげます。
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