ステーキ漂流記
8月20日
新規165軒目「BLT STEAK 銀座店」リブアイステーキ300g(銀座)
人気店、BLT STEAK、流石である!
サービス、質(肉)、量、どれも一級品だった!
163軒目の「肉バル Angie」のマスターとカウンターでステーキ話をしている時に、意外にもいくつかの有名店に行ってないことがわかった。共通しているのは外資系の店。某Wに行ってから、「サービスと雰囲気は凄いが、肉がいまいちな上に高い」という悪いイメージが植え付けられた。なら、他の外資の店もね……と思ったら、「BLT STEAK」の銀座店のランチメニューにお得なメニューがあることに気がついたのでさっそく行ってみた。
入り口の所、店員がいたので写真が撮れなかったが、いかにも銀座の店らしい気品がある。
(やべ、場違いな店に来た?)
と思わせるチョイ高い店特有の威圧感。
女性店員に窓際の席を案内されると、そこにはナイフ、フォークなどごく普通に置かれていた。
(うん、ナイフとフォークは「但馬屋」みたいな気合いはないな)
と思ったら、それはステーキ用のナイフ&フォークではなく前菜のサラダ用ということがあとでわかった。
で、その前菜としてパンとサラダが来た。
どちらも物凄い量である。特にサラダは一人用としてはかなりの量。昔、ドイツでレストランに入った時にサラダをボウルのサイズで出されたがそれを思い出した。
とにかく、凄い量の前菜なので飽きる間もなくステーキ配膳。あ、ステーキを皿に取り分ける辺りは「ウルフギャング・ステーキハウス」と同じ。
まずは一口。
お、ちゃんと旨味がある。というか、脂身、塩・胡椒、やや強め。けど、旨味が強いA5の黒毛和牛を食べ慣れている人なら好みに合うかな。
USプライムリブね。実力十分。
前に某外資系の店で出されたプライムリブは今流行りの赤身肉で、あのさっぱりした感じが売りなんだろうが、この旨味+脂身によるどっしりとした味こそステーキなんだよね。
アメリカ人が脂身・サシが入ったステーキというとこういう感じで、毎回毎回だとちょっとキツイかもしれない。そこで、旨味・脂身が少ない赤身が流行ったのだろう。今の日本の赤身肉ステーキのブームの前にアメリカで赤身肉ステーキがブームになったが、それはこの旨味・脂身のプライムリブの存在がある。それがよくわかった。
脂身だけならそんなには評価しなかったが、旨味もしっかりとあった。グリルの腕が良い。ステーキソースもあったが、当然使わなかった。そのぐらい美味い!
ステーキを食べた後、まだ食べてないサラダとパンを食べる。本当に凄い量で、流石の俺でも満腹。梯子が出来ないぐらい食べた。って、わりと食べる俺でさえこうなんだから、女子はこの量を食べられるのか疑問ではある。野郎でもどうだか……。
つまり、俺向けの店である。
何しろこれでも少な目のメニューだという。
質・量共にアメリカンを感じさせたBLT STEAKである!
★★★★★