【ステーキ漂流記】第5章
8軒目(新規401軒目)「レストランあづま」(銀座)
さあ、今日はどこに行こうか?
ちょっと迷ったが、そんな時にFacebookのメッセージである方から今回の店を教わった。
「レストランあづま」
場所は銀座。
良く行く場所だが、何故か入らなかった。理由があるとすれば、他にも目につく店がいっぱいあったからだ。そうとしか考えられない。
それで今日はそのためだけに銀座に行った。だいたい銀座に出る時は映画の前か帰りだが、「ステーキ漂流記」のためだけに行くというのも珍しい。
で、ネットにあった地図で銀座6丁目7番界隈をぐるって回ると……一軒だけ銀座っぽくない店があった。
店に入り奥の2人かけテーブルに案内される。メニュー表を見ると……おっ特選和牛ステーキというのがある! 特選和牛で2500円はお得感がある。で、店員さんを捕まえて和牛がどこ産か訊いたがわからないという。ちょっぴり暗雲が立ち込める。
ちょっとして赤グラスワインが来て、ちびちびやりながら待つ。
創業40年以上で平日の夜でも7割、8割の入りで盛況。
しばらくしてステーキ配膳。わりと早かった。
一口。
!!
これは和牛らしい肉の甘さがある! 旨味というか肉汁ではなく、肉そのものが美味い。
二口目。
そう、焼きが良い。
レアとミディアムの間、ブラック&ブルー……いやそれよりもレア目で、となるとブルーチアかな。
黒毛和牛とも違い、なおかつ十勝牛とも違い、肉に独特な甘さがある。脂とも違う、牛肉そのものの甘さ。
しかもこれが2500円という安さ。たしかに通常のサーロインよりも薄く切ってる。が、だからってこの牛肉の甘味は出せない。
タレはバターと塩・胡椒のみ。タレなしでこの美味さ、これが本物のステーキである。最小限の演出で肉の美味さを引き立てている。
これは肉の見立て、保存、グリル、演出のどれが欠けてもこの肉の美味さは出せない?
どこ産かわからないが肉の見立ては良く、グリルも良し。
正直、追加メニューを頼みたくなったがまたそれは再訪の時かな。
やはり銀座はレベルが高い!
5章では初の絶賛店!
総合:★★★★★
素材:★★★★★
グリル:★★★★★
タレ:なし(?)
付け合わせ:★★★
サービス:★★★★
リーズナブル:★★★★★
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