中国が抱える「対米貿易より深刻な」不動産バブル問題
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190223-00025615-forbes-bus_all
> 日米貿易摩擦が落ち着いた後も、「失われた」年数は増え続け、いまや30年になろうとしている。
フォブスジャパンさんは凄いと言うか未だに失われ続けているのですか?
普通言われるのは1995年から2012年の18年間くらいのものです。
それも理由があって阪神大震災から東日本大震災までの間です。
間に2007年頃のサブプライム問題、リーマンショックが有りますよね。
それは日本の理由ではなく、一応アメリカ発の世界経済的な話です。
その後の円高の影響は正に今アメリカがクレームする金融緩和の所為ですから。
失われたと表現するから後ろ向きで日本の経済構造の変革が必要だったのでしょう。
簡単に言えば加工輸出からの脱却です。
それまでの低賃金による輸出産業の発展が中国の経済開放で破綻したのですから、時間がかかるのは当然です。
別にその間本当に失われた訳でなく、国内での価値観の逆転とか出て来ています。
おそらく、大きく変わったのはJR、JP、JT、NTTのような三公社五現業の改革です。
それに世襲批判や多選批判など政治への関心も高まっています。
また、社会的にも昔公的老人ホームだったのがサ高住やデイサービス等へと政治的に制度化されました。
財政の問題も含めてこの間の改革はそれなりに必要だったと思います。
また、社会的な慣習もかなり変化しました。
インターネットが普及してネット社会になる過程でも必要な価値観が残りました。
つまり、一部にまだリテラシーの低さは有りますが、リアルな慣習もかなり反映しています。
例えば空気を読むとかでしょうか?
そう考える必要な時間をかけて慣らして来たのが分かります。
韓国や中国のように先進国の真似でなく、オリジナルの創出に苦慮したのかもしれません。
ドイツの移民政策に対して日本がゆっくりとしか外国人労働者を受け入れて来なかったのも慎重な社会の再構築に時間がかかったのは間違いないのです。
ドイツはテロや暴動に遭いましたが、日本は強盗事件、殺人事件でも慎重に社会の仕組みを検討して対処してきました。
しかし、実感としては日本が世界のほとんどを握ったバブル期の方が問題なのであってその解消は自然な流れです。
また、円高で倍になったままの苦悩ですから、そこは国際的な為替市場、政策の影響であるのも考えるべきです。
失われたとGDPが伸びなかったことへの経済的な側面だけで見ていてはなかなか何に時間をかけてどう改革し、そして将来への道筋をつけたのか
見えてきません。
見直すのもいいのかなと思いました。