アメリカで17日に発表された9月の小売業の売上高は市場の予想を上回り、消費の底堅さを示す内容になりました。
また、新規の失業保険の申請件数が市場予想を下回ったことで労働市場の堅調さが確認できたとしてFRB=連邦準備制度理事会による利下げのペースが緩やかになるという観測が広がりました。
経済状況がこんなにも日米で違うのは何故なのか?
素人でも考えられるのは移民の差でしょう。
アメリカの移民と言うか、外国人労働者の流入は民主党政権下で下記のようになっていました。
つまり、大統領選挙次第では移民受け入れと言うか、不法滞在者は取り締まられる事になります。
と言う話になるかもしれません。
トランプ政権は2017年1月20日から2021年1月20日までです。
その間の株価は
●2016年の米大統領選後は政策期待で、2017年は税制改革の推進で、米国株は大きく上昇。
●2018年は米中貿易摩擦問題で株安、2019年は米中対立激化も、FRBの連続利下げで株高。
●2020年はコロナ渦でハイテク中心に上昇、長期的な株価動向はやはり金融・財政政策がカギに。
●2018年は米中貿易摩擦問題で株安、2019年は米中対立激化も、FRBの連続利下げで株高。
●2020年はコロナ渦でハイテク中心に上昇、長期的な株価動向はやはり金融・財政政策がカギに。
その後がバイデン政権でしたから、
どうなるのかまでは書きません。
これから推測されるのは『もしトラ』なら移民による経済効果は無くなるかもと言う話です。
それに日本は更に米中の通商交渉の煽りで、またはついでに貿易障壁を受ける対象にされるリスクがあります。
その上、ロシアーウクライナ停戦やイスラエルへも経済優先ならグローバル化は下火になるのかもしれません。
各国は自国の都合で経済保護する恐れは残ります。
経済安全保障を考えないといけないのでしょう。
当然ですが、ドル高円安はピリオドが打たれるかもしれません。
何故なら、自国産業に不利な円安を放置しないでしょう。
そうでなくてもアメリカ自動車産業はEVで苦戦していますから。
話を為替に戻します。
下記のような問題が日本側にはあります。
勝手な事を言えば日銀、財務省の無策です。
そこは交渉してでも市場経済からある程度の規制をしないとダメです。
特に金利安の日本から金利高の米国へと資本が動くのは問題です。
何故なら、金利を下げているのは日本の為なのですから。
自民党政権が無能で日本経済を活況に出来ないのは無理ないと今回のドタバタを見ていてそう思わされます。
不記載=裏金と言うマスメディアも問題でした。
ただ、それでも明確なのは国民への説明や自己浄化の無さで如何にも旧態依然とした派閥体質や右派(「保守派」)頼りの票集めです。
それに小泉氏の実力の無さであったり、石破氏の変貌だったりします。
小泉氏の想定外は兎も角、総裁選挙の決戦で石破氏になる展開も波乱でした。
更に総裁選で言っていたのと総理大臣になってからの行動が違うと言う点です。
自民党党内を纏めるのに意見調整もあったでしょうし、国民の声に押されたのもあります。
経済が理屈で動いていると言うよりもその時の選択の結果だったりして変動的になります。
衆議院選挙の結果次第ではまた更に変化するのかもしれません。