個人的な見解ですが、失われた○○年はテレビ局の思惑が意外な方向に悪影響した事例なのかと思います。
民放は特にコマーシャルによる収入が主ですから、本来なら好景気の方が楽なのです。
ところが、マスコミの中に貧清を旨とするような大企業叩きをする点があり、結果として安売りやサービスと言う点でデフレスパイラルへの傾向を発生させます。
需要の喚起は2000年前半まで企業努力で携帯やハイブリッド自動車などネタを提供してそれが拡販や売上向上に寄与していました。
2008年の人口ピーク以降本来なら危機的にマスコミは景気への理解を示してそう言う点を気にするべきでした。
ところが相変わらずの政府批判や大企業叩きで結果として必要な需要の喚起とはなりませんでした。
アベノミクスによる投資効果が大量経済に出ても、実際には投資に与れない中小企業には大変な状況でした。
それなのにちょっとした取材はするにしても継続にならないのです。
需要の掘り起こしとか、必要なのにむしろ番組にしても硬直化して大手事務所のタレントやテレビ制作スタッフが指示し易いタレントでプロ意識も低下してしまいました。
結果、寄らば大樹の影みたいな状況が続いてどうしても新規参入とか難しい市場が続いてきました。
そうなると起業やベンチャーは難しく更にそれも検討不足で消えていくような状況でした。
マスコミも国連のSGDsや欧米の多様性、脱炭素に流されて本来必要な需要を喚起する貢献するだけのノウハウさえも失っています。
いつだったか忘れたのですが、某大手が1年間程度コマーシャルを流さなくても売れていた事がありました。
それでコマーシャルの効果自体が疑問視され出しました。
それでも一部の流行は支えてきたのです。
問題を複雑にしてきたのは災害でも同じでコマーシャルがACのものに変わって更にスポンサーの立場が微妙になっていきます。
そしてGoogle、YouTubeに代表される宣伝媒体の変化や方法自体の変化です。
方法で言えば需要を商品やサービスを探している人へ直接繋げていきました。
結果、スポンサーがテレビからインターネットへと移り出して斜陽で更にスポンサーを失う悲劇に見舞われます。
巻き返しを本来ならするのでしょうけどそれもし難い新たなる事態が発生します。
ネットの有料コンテンツで従来のテレビから視聴者が移る事になりました。
その窮地に芸能人の不祥事でタレントを出さない状況になりました。
更には問題点の監視して信頼の回復をさせて復活させないといけないような雰囲気になってしまいました。
複雑なのは某事務所の問題がやっと整理ついたのに他に2件大きな問題を抱えて特に一つは某テレビ局の存亡にさえも関わりそうです。
政治の監視役みたいな態度でいたのがネットのYouTuberみたいな存在からすれば尊大に見えてしまいます。
何故なのかと言うとYouTuberは全て自己企画、自己調達、自己責任です。
だから企業案件を欲しがります。
それに再生数や登録者数など収入に影響する数字は敏感です。
一方のテレビの社説は偉いさんが政治批判などを繰り広げて間接的に企業儲けすらもネタの対象にされます。
ましてテレビ局の経営で有力な事業が不動産とかそれでは全盛期のイメージとはかけ離れた存在になります。
批判している上に需要の喚起をして来なかったながら思わぬ状況で更に経営環境が悪化しました。
ここ数年、以前のバラエティから本当に需要のあるトレンドへと番組のターゲットを変化させ特にファッションなどへと振ってました。
それでもニュースの関連では政府批判に物足りないのか日本叩きに近い反日的な報道までしていたテレビ局もありました。
個人消費を高揚させるような雰囲気を作れない姿勢で景気浮揚もなければ需要の喚起なんて更に難しいのでしょう。
公務員を目指す人が安定を求めたようにテレビ局を目指した人が華やかな一面を求めていたのでしょうけど今やそれが裏目に出たと言うような問題です。
流行の発信をして来れたテレビが意外な点でネットにその立場を開け渡す結果になりました。
それが使ってみた動画のような実際に開封して使用した感想を伝える事で信頼と言うか実際に購入してしまう人はその真偽が一目瞭然な訳で裏切られなければリピーターになるのでしょう。
ここで重要なポイントは忖度無しと言う当たり前の評価です。
問題点も指摘するのがここがテレビと違うのです。
また、一部の経済に詳しい人の配信は特に忖度がありませんでした。
テレビ局みたいにスポンサーや取材元と言う概念がなかったので、好きなように評価した方もいてそれが当たれば確実に今の政府の問題点を如実に表現する事になります。
そんなネット配信に隙を突かれるのは時代の流れなのでしょう。
批判しかせずに終わるXの短文投稿だと感情的になり易く賛同も似たようなものになります。
テレビの功罪を問う結果になりましたが、タイトルの通りこの30年の判断基準のメインだったテレビの影響で安売りデフレになるのは成り行きでした。
ネットが力をつけて来た今、テレビの社説的な政府批判などが景気高揚と一致し難いまま斜陽産業として萎縮していくのがそれもまた成り行きのですかね?
思いつくままに書いたのですみません。