素人が考えても検査数を増やして無症状感染者を隔離しないと感染が拡大して医療危機を招くのは想像に難くなかったでしょう。
それを思うと何故これだけの人がその専門家会議のメンバーに物申す事が出来なかったのか不思議です。
そもそも去年の12月の時点でもっと正確な情報が流れていれば、検査体制を整備したでしょう。
それに幾ら習近平訪日を控えていたとは言え、春節の入国制限への助言は可能だったのでは?
後出しで物を言うのなら、素人にでも出来ますが、本当に適時に適切なメッセージを出さなければ無意味です。
3月下旬に都知事がロックダウンを言い出した時に何故賛成してその意見を強く打ち出さなかったでしょう?
データ的に見ればあの時が状況として変化が顕著だったのですから。
所詮、インタビューされているだけで肩書きはあっても国から意見を求められていなかっただろうし、また適時適切なアドバイスが出来たとも思えません。
厚労省他の日本の方向性を決めたメンバーにしても国際的な対策を比較してこれで良いのか検討したとも思えないのです。
また、WHOが欧米のオーバーシュートなどを予見して対策していればこんなに医療物資不足にはならなかったのでしょう。
本質的にWHOの人の流れを止める意思の弱さから出た問題です。
その辺りの感性の無さが客観的に見て欠けているように思えます。