考える英語 (英作で英会話上達!)

身の回りの事から、社会情勢まで、幅広い事柄を、自分の知っている簡単な英語で表現していきます。英会話教室をやっております。

英作『秋2(油断すると風邪をひく)』答と考え方

2015-11-13 15:47:07 | 英作 解答
『秋』


2. 油断するとすぐ風邪をひく。


⇒ 『油断すると風邪をひく』 自分の言いやすいように言い換える。

  → 『風邪をひかないように注意する』

・I'll be careful not to get a cold.

・I'll have to be careful not to get a cold.


『油断するとすぐ風邪をひく』→ 『油断するな!すぐ風邪ひくぞ』

・Be careful. You might get a cold (at) any time.


物事には急所というものがある。中国の古典『中庸』の『時中(じちゅう)』という教えである。『中庸の徳たるや、それ至れるかな』(孔子の言)。最高の徳は中庸だと。要はバランスであり、いい(よい)加減を知ること。 学問の神様みたいな人である、孔子。その人が、一番大事なのは『中庸』だよと。興味深い。専門分化が極度に進んだ現代社会、学問の世界。あまりに専門が分かれ過ぎていて、何が何だかわからなくなるが、物事は細かく見過ぎると余計(本質が)見えなくなるもの。中庸を重んじた孔子さんが見たら、今の学問の世界をどう見るだろう。人生は短い。大事な事は何か、考えながら生きたい。

『中庸』『時中』で観ると、『油断すると風邪をひく』はどうなるか?

この文章の『メッセージ』、中心的な事柄は『風邪をひくぞ』ということ。

You might get a cold. なんで? → 『寒いから』It's getting colder.

・You might get a cold. It's getting colder now.

ここでは、 might が効いている。might は may の 過去形。仮定法である。かもしれない。→ 『場合によっては、あんた、風邪ひくで』ということである。すでに、これだけで『油断するな』と警告を発している。とどめに『寒くなってきたから』。


I will be careful not to get a cold. の I'll be careful not to (~しないように気を付ける)は、非常に応用がきく表現である。


・I'll be careful not to get sick. 体調を崩さないように注意する。

・I'll be careful not to get fired. 首にならないように注意する。

・I'll be careful not to get lost. 迷子にならないように注意する。

・I'll be careful not to get mad / angry. 怒らないように気を付ける。

・I'll be careful not to get sun-burnt. 日焼けしないように注意する。

・I'll be careful not to get ditched. (相手に)振られないように注意する。

・I'll be careful not to get shot at. 銃で撃たれないように注意する。

・I'll be careful not to get sweaty. 汗をかかないように注意する。

・I'll be careful not to get smelly.  臭くならないように注意する。

・I'll be careful not to panic. パニックにならないようにちゅういする。

・I'll be careful not to spill coffee. コーヒーをこぼさないように気を付ける。

・I'll be careful not to slip. 滑らないように注意する。

・I'll be careful not to say something improper. 余計な事を言わないように気を付ける。

・I'll be careful not to drink too much. 飲み過ぎ注意。

・I'll be careful not to make a mistake. ミスしないように気を付ける。

・I'll be careful not to slap him across the face. 彼をビンタしないように気を付ける。

・I'll be careful not to watch TV too long. テレビを見すぎないように注意する。


まだまだ、いくらでも言えそうである。これぞ、という表現があれば、自分で応用練習をする。語学は受け身であっては上達しない。攻めの姿勢(応用)が語学の上達をもたらす。The best defensive is offensive.(攻撃は最大の防御なり)

以上。











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英作『秋1(季節の変わり目)』答と考え方

2015-11-12 16:19:51 | 英作 解答
『秋』

1. 今は季節の変わり目だ。

⇒ 季節の変わり目とは、一つの季節から別の季節へと移り変わる節目である。

日本語にとらわれ過ぎると英語は出てこなくなる。日本生まれの日本育ち。周りの人も日本人。そんな日本語の環境にどっぷりつかりながら、果たして我々は、本当に英語が話せるようになるのだろうか。

日本人でありながら、日本語を話しつつ、練習だけで英語に熟達する。非常な困難が予想される。練習法にかかっている。よき練習、よき習慣にかかっている。習慣は第二の天性という。

Habit is a second nature.

言葉にとれわれないようにする。言葉尻にとらわれないようにする。日本語においても。どういうことだろうか。

言葉は便利である。しかし便利であるがゆえに、言葉は人を活かしもするし殺しもする。活殺自在である。

法律関係のテレビを見ていても、言った言わないが争点となる。ある国では、I love you. と1日1回言わないと、妻から訴えられる、ということを聞いたこともある。ほんまかいな。

言葉は便利である。しかし、本当の想いは言葉には表れない。言った言わないを超えて、想いは存在する。言葉の向こうにある想いとは何か。

日本で英語に熟達する。従来の方法では、ほぼ奇跡を期待するに等しい難事である。しかし、その奇跡を可能にする方法がある。それは『言葉を超える』ことである。言葉という形にとらわれず、言葉の向こうにある本当の想いに目を向ける。

私は生来、記憶力が絶望的に乏しい。考えることも苦手であった。英語が好きなのに、英語ができない。英語が、英単語が頭に入らない。普通は好きこそものの上手なれである。私の場合、英語への想いは募(つの)れど英語の女神は全く振り向いてくれなかった。

今でも、私の英語はヘボである。でも、曲りなりにでも、くちゃくちゃでも言いたいことは英語にできる、という妙な自信はある。

読むことも同じである。タイムだって、ペーパーバックだって、何だって読む。知らない単語やイディオム、専門用語だらけでも読む。戦争と平和(トルストイ)といった古典でも読む。強引に読む。読み進む。同じ人間が書いているものだから。わからないはずがない。その信念で読む。わからない箇所を見るのではなく、わかるところを見る。分かるところだけピックアップしていけば、全体像は見える。

言葉にとらわれない。言葉の向こうにある想いを見つめる。

英語を話す(アウトプット)。英語を読む(インプット)。私にすれば同じことである。

日本語において、言葉尻にとらわれる人は、英語においても、同じように言葉にとらわれる。

英語に熟達せんとする者、先ず自らの日本語を改めるべし。そして言葉の陰に隠れた本当の想いを見る。私自身の自戒である。




『季節の変わり目だ』

言語とはメッセージである。メッセージとは、何らかの情報である。『季節の変わり目』とは、どんな情報なのか。


今の季節(秋)に関して言うと、『季節の変わり目』=『もうすぐ冬ですね』ということ。よって、

・Winter is coming. 冬が来る。


もうすぐ(soon) をつけて

・Winter is coming soon. もうすぐ冬。


もっと簡単に、

・Winter is soon here. (冬がもうすぐ、ここに)


季節の変わり目、ということは、『寒くなってきた』ということ。

・It's getting colder. (寒くなってきた)

・It's getting cooler.(涼しくなってきた)

・It's getting colder and colder. (どんどん寒くなってきた)

・It's getting cooler and cooler.(どんどん涼しくなってきた)


言葉にとらわれなかったら、思考は自由になる。自由な考えから、簡単な英語は出てくる。



ちなみに、『季節の変わり目』は、通常 a change of season と言う。結構日本語そのままな感じ。以下海外のネットで調べた表現。

・A change of season causes a lot of problems. 季節の変わり目は様々な問題が起きる。

・ a change-of-season cold 季節の変わり目にかかる風邪 
(例)I got a change-of-season cold. 季節の変わり目の風邪にかかった


a change of season を文にして、

Why do I get sick every time the seasons change? どうしていつも季節の変わり目に体調を崩すの? (Yahoo Answer アメリカ版より)というのもあった。


以上。




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英作問題 『秋』

2015-11-11 17:37:09 | 英作 問題
『秋』

1. 今は季節の変わり目だ。


2. 油断するとすぐ風邪をひく。


3. 早めのパブロンだ。


4. 厚着をする。


5. 風邪は万病のもと。


6. 鍋の季節だ。


7. 暴飲暴食を慎む。


8. 衣替えの季節だ。


9. 今日は行楽日和だ。


10.体調管理に努める。
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英作『松茸10(食欲の秋)』答と考え方

2015-11-10 18:22:02 | 英作 解答
『matsutake mushroom』


10. 食欲の秋です。


⇒ 英語に直す際に『主体性』というものが要る。状況に振り回されないこと。何が大事で何が些末な事かを熟慮し判断する。何事でもそうである。英語でも同じこと。英語に訳すということは、集中力である。集中しなければ本質は見えない。集中しなければ、些末な細かいことに引っかかる。日本語に引っ張られて、意味をなさない英語になったら通じない。意味本位に訳すことである。日本語を忘れること。


『食欲の秋』とは何を意味しているのか。

おいしい食べ物が多い。

・There are many good food in fall.


(その結果)食欲が出る → たくさん食べる eat a lot. eat much. eat too much( 食べ過ぎ).

食欲の秋、という風に、日本の一般的な事柄を示しているので、people(人々)を使って、

・People like to eat a lot in fall (in Japan).


言い方は一つではない。色々な言い方がある。

『食欲の秋』を言うのに、自分の事から話してもいい。

・I eat a lot in fall. There are lot of good food.

『食欲の秋』という一般的な事柄を、自分に引き寄せて言う。そこが主体性である。少々の強引さと図太さが英語には要る。


では『スポーツの秋』はどうなるか?

これも一般的な事柄の説明に便利な people を利用しよう。

・People like to play sports in fall.

『スポーツの秋』等、何か格言(?)というか、キャッチフレーズみたいに日本に浸透しているものを英語にする際、注意が必要である。日本では当たり前でも、外国では当たり前ではないことが多い。日本の常識は世界の非常識、である。日本人同士で『食欲の秋ですもんね』と言っても、英語では、why (どうして?)と聞かれると思った方がいい。言わなくても察することを要求する文化圏である日本において、最も英語学習者を悩ませるのが、why ではないだろうか。英語以前の問題である。いくらペラペラでも、why を問われると困る人も多い。why って、あんた、言わんでもわかるやろ!と言いたくなるが、それが異文化コミュニケーションの面白さである。外の文化、思考形式に触れて初めて内の文化をよく知ることができる。英語の勉強もさることながら、発想の勉強も大事である。

どうして『スポーツの秋』か。

・It's not so hot, not so cold in fall. そんなに暑くもなく寒くもない。

・It's a comfortable weather. 気持ちのいい気候

・It's the best season for sports. スポーツに最適な季節だ。

・The weather is good.

・It's cooler 涼しい。

・It's comfortably cool. 涼しくて気持ち良い。


『読書の秋』

一般的な事象なので、やはり people (みんな)を使うとよい。

・People like to read books in fall.

食欲の秋やら、スポーツの秋はわかるが、本当に『読書の秋』なのか?本屋か教育界の読書推進運動の一環だろう。バレンタインなどと同じで、チョコを売らんかなで、乗せられている気もする。まあ秋の夜長ではあるが。本好きは本来、秋も冬も関係ない。読まない人はいつだって読まない。わからない。

こういう場合は、一歩引いて、they say か people say (そうらしいけどね)をつけるとよい。

・They say ( people say) fall is the best season for reading books.秋が読書に一番って言うけどね。

これで、『私は知らないけどね』という感じになる。


いずれの場合でも、考えることが大事である。考えて、言われている事柄がどういうことなのかを内容的に整理する。英語の勉強とは、単語を覚えるだけではない。毎日日本語しか話していなくても、英語の勉強はできる。常日頃、身の回りの事柄を、掘り下げて考える姿勢。それによって、我々の英語は研ぎ澄まされる。
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英作『松茸9(お取り寄せ)』答と考え方

2015-11-09 18:12:50 | 英作 解答
『matsutake mushroom』


9. 松茸を取り寄せる。

⇒ 『取り寄せる』とは。

英作技法である 『抽象と具体思考』を使う。

『取り寄せる』という行為を、具体的に考える。

細かく要素分解すると、

・電話する  / ネットで注文する

・品物を持ってきてもらう。


要するに、本来は店頭に出向いて買うところを、遠隔地にあるお店から、電話一本で商品が自宅まで配達される、ということである。

・You call the shop, and they will bring matsutake mushrooms to your home. (bring 持って来る)

・You call the shop, and matushtake mushrooms will come to your home.

deliver (配達)でもよい。

・Matsutake mushrooms will be delivered to you by calling the shop.


『取り寄せる』と我々日本人が言うとき、どういう思いなのか。『遠いところまで行かなくても、家で待っていれば(wait)、持ってきてくれる』ということ。

・You call the shop. Wait at home. After maybe 3 or 4 days, matsutake mushrooms will come to your home.


send (送る)も使える。

・You don't have to go all the way to distant shops. They will send your matsutake mushrooms to your home.
(go all the way to わざわざ~へ行く。distant 遠い)

・You don't have to go to a shop and buy them. You just call them and matsutake mushrooms will come to your home very soon.


get を使う。

・You call the shop and get the best matsutake mushrooms at your home.


おなじみのオーダー(order:注文する)も使える。


電話で注文する

・order by phone.


ネットで注文する

・order by e-mail.


ファックスで注文する

・order by fax.

全部、手段を表す by が使われている。

この手段を表す by は、交通手段を表すのにも使われる。

・go by car. 車で行く。

・go by bus. バスで行く。

・go by taxi. タクシーで行く。

・go by ship. 船で行く。

・go by train. 電車で行く。

・go by subway. 地下鉄で行く。

・go by plane. 飛行機で行く。

・go by boat. ボートで行く。

・go by helicopter. ヘリで行く。

・go by rickshaw.  人力車で行く。

・travel by horse. 馬で旅する。

・travel by camel. ラクダで旅する。


このby の後に来る交通手段には、a やthe は不要。

単なる交通手段ではなく、その交通手段を描写する場合、

私の車で ⇒ in my car、 赤いバスで ⇒ go on a red bus

などとなる。詳しくは別の機会に。

以上。
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