日曜日は息子絵日記３

　よしとは、よく絶望する。

　たとえば、「食べたい」と「遊びたい」の狭間で揺れていた時。

　食事開始から２時間経過。いくらなんでも、もー食べないだろう。

俺「よっし（息子の保育園でのあだ名）！もう『ごちそうさま』やな？これ片付けるで！」

よしと「うん。ごちそーちゃまでった」

　食べ残しは、俺がひょいぱくひょいぱくと片付けて、流しに移動。
　すると、突然、


よしと「えーーー？！ちがうの！う、う、うえーーん」


　まさにこんな感じで泣き始める。→＿|￣|○
　がっくりと膝をつき、慟哭する。

よしと「うえーんうえーん。食べたかったのっ。食べたかったのぅ…」

　そして、本当に「うえーん」と言いながら泣くのだった。きっと保育園で誰かおにーちゃんが教えているのだ。…迷惑な話だ。
　俺は、食事後２時間経過して、遊びまくって既に食べる気がなくなっている息子に対して、ご馳走様をさせた上で残り物を片したのに。何がちがうと言うのか。

　ツッコミ所は満載なのだが、この全身全霊で放っておけば数時間でも泣き続ける小さな暴君には逆らう事ができない。コイツが白と言えば黒でも白なのだ。
　よしとの残したものは、既に俺の胃の中。戻せない。
　最悪、もう一度同じものを準備して、この小さな暴君に食べていただく事になる…。

　そして、準備した料理を、一口も食べずに、

よしと「たーべーなーい！」

　と…。

　よしと…。てめえ１０年後覚えてろよ…。