ホントなら、6/4はこのネタで決まりだったんだが、四川地価核爆発のネタが飛び込んできたので、そちらを優先。
いつも電波な朝日新聞に、久しぶりに共感できたので紹介する。
朝日新聞の昨日(6/4)の天声人語である。
(引用)
「安全を強いる」というのも妙な話だが、後ろに座る人のほぼ9割が、万一の備えより束(つか)の間の自由を選んでいる現実があった。
なるほど、交通事故はないと決めてかかれば、ベルトをたぐる小さな面倒は大きく、上半身を包むささやかな窮屈は耐え難くもなる。重労働に拷問である。これが、事故を前提に考えるとあっさり逆転、それで済むなら喜んでとなろう。望遠鏡をどちらからのぞくかで、物は大きくも小さくもなる。
タクシーの運転手さんは夜が心配だという。お酒が入った客とのやりとりがこじれ、「お前の指図は受けん」などと逆上されないか。なにしろ、後方のわがままでとがめられるのは運転席なのだ。
75歳以上のドライバーには「もみじマーク」の表示も義務化された。もみじ付きのタクシーは、これまた後席の反応が気にかかる。プロの運転者でなくても、年齢を示して走るのに抵抗がある人はいる。
もみじの区切りは、不評の「後期高齢者」と重なる。あれもこれも、議員と高級官僚が永田町で決めたこと。ふだん黒塗りの後席でふんぞり返っている人ほど、足元が見えにくい。人生ままならぬ者の痛みにも鈍くなる。慣れないベルトはこたえるに違いない。
(了)
と、言う訳で。
まいったねこりゃ。書きたいなと思っていた事が全部、この短い文の中に詰まっている。俺は、
・もみじマークのあるタクシー運転手、1日の売上が半減
という記事と、
・6/1国会に出席する為に車で乗りつけた政治家を直撃。
後部座席でシートベルトしてない奴多数
という記事をあわせて紹介し、昨日の天声人語と同じ内容の文章を書いてアップしようと思っていた。
マジでパクられたんじゃないかと思う程に、書こうと思っていた内容とシンクロしている。
俺は、1度シートベルトで捕まった事がある。
とは言うものの、捕まったのは、2歳の息子である。後部座席のチャイルドシートに座らせて長距離ドライブ中だったのだが、あまりに泣く。なので、仕方なく嫁がしばらくだっこして、あやしていたら捕まった。ちなみに一般道である。高速道路ですらない。
泣きやまない嘉人。でも警察が見ている手前、チャイルドシートに縛り付ける必要があった。後部座席にだっこで嫁に乗ってもらおうとして、警察に怒られたのだ。
さらに音量がアップする我が息子。(当時、正確にはまだ、後部座席のシートベルトは義務ではなかった)それを尻目に淡々と事務的にキップを切る婦人警官。
上の天声人語の「後部座席で拘束されるのは拷問」とまでは言わない(息子にとっては拷問かも)が、後部のシートベルト義務化にどれほどのメリットがあるのかと言いたい。
警察の統計によれば、後部座席のシートベルト装着有無で、死亡率が3倍違うそうだが、統計マジックはうんざりだ。
だいたい、これまで後部座席にシートベルトしてる奴が何人いたというのか。まず間違いなく母数が異なるだろう。そんな数字で説得するのはおかしいと思うぞ。
どうせなら、ロールスロイスみたいに、後部座席に座っている人の安全をとことん追及するような造りにすればどうか。
後部座席シートベルトが、人命優先でどうしても必要というなら、バスやリムジンの後部座席をどうするねんとか、一部旧式の車で後部座席のシートベルトが不十分なのはどうするねんとか、微妙なダブスタを感じるのであった。
どーせ、現在の規制強化は、既存天下り先の減少から、新規天下り先創生の一環なのだ。弱いものイジメをして庶民から金を巻き上げようと必死になっている警察かっこ悪い。
警察っつーのは、怨みを買うとおっそろしいところだからなぁ。警察の不祥事がいくら明るみに出ようとも、なかなか改善されていかないのは、政治家が警察を恐れているから…なのだそうだが。
警察とマスコミには、一生関わりたくない。
いつも電波な朝日新聞に、久しぶりに共感できたので紹介する。
朝日新聞の昨日(6/4)の天声人語である。
(引用)
「安全を強いる」というのも妙な話だが、後ろに座る人のほぼ9割が、万一の備えより束(つか)の間の自由を選んでいる現実があった。
なるほど、交通事故はないと決めてかかれば、ベルトをたぐる小さな面倒は大きく、上半身を包むささやかな窮屈は耐え難くもなる。重労働に拷問である。これが、事故を前提に考えるとあっさり逆転、それで済むなら喜んでとなろう。望遠鏡をどちらからのぞくかで、物は大きくも小さくもなる。
タクシーの運転手さんは夜が心配だという。お酒が入った客とのやりとりがこじれ、「お前の指図は受けん」などと逆上されないか。なにしろ、後方のわがままでとがめられるのは運転席なのだ。
75歳以上のドライバーには「もみじマーク」の表示も義務化された。もみじ付きのタクシーは、これまた後席の反応が気にかかる。プロの運転者でなくても、年齢を示して走るのに抵抗がある人はいる。
もみじの区切りは、不評の「後期高齢者」と重なる。あれもこれも、議員と高級官僚が永田町で決めたこと。ふだん黒塗りの後席でふんぞり返っている人ほど、足元が見えにくい。人生ままならぬ者の痛みにも鈍くなる。慣れないベルトはこたえるに違いない。
(了)
と、言う訳で。
まいったねこりゃ。書きたいなと思っていた事が全部、この短い文の中に詰まっている。俺は、
・もみじマークのあるタクシー運転手、1日の売上が半減
という記事と、
・6/1国会に出席する為に車で乗りつけた政治家を直撃。
後部座席でシートベルトしてない奴多数
という記事をあわせて紹介し、昨日の天声人語と同じ内容の文章を書いてアップしようと思っていた。
マジでパクられたんじゃないかと思う程に、書こうと思っていた内容とシンクロしている。
俺は、1度シートベルトで捕まった事がある。
とは言うものの、捕まったのは、2歳の息子である。後部座席のチャイルドシートに座らせて長距離ドライブ中だったのだが、あまりに泣く。なので、仕方なく嫁がしばらくだっこして、あやしていたら捕まった。ちなみに一般道である。高速道路ですらない。
泣きやまない嘉人。でも警察が見ている手前、チャイルドシートに縛り付ける必要があった。後部座席にだっこで嫁に乗ってもらおうとして、警察に怒られたのだ。
さらに音量がアップする我が息子。(当時、正確にはまだ、後部座席のシートベルトは義務ではなかった)それを尻目に淡々と事務的にキップを切る婦人警官。
上の天声人語の「後部座席で拘束されるのは拷問」とまでは言わない(息子にとっては拷問かも)が、後部のシートベルト義務化にどれほどのメリットがあるのかと言いたい。
警察の統計によれば、後部座席のシートベルト装着有無で、死亡率が3倍違うそうだが、統計マジックはうんざりだ。
だいたい、これまで後部座席にシートベルトしてる奴が何人いたというのか。まず間違いなく母数が異なるだろう。そんな数字で説得するのはおかしいと思うぞ。
どうせなら、ロールスロイスみたいに、後部座席に座っている人の安全をとことん追及するような造りにすればどうか。
後部座席シートベルトが、人命優先でどうしても必要というなら、バスやリムジンの後部座席をどうするねんとか、一部旧式の車で後部座席のシートベルトが不十分なのはどうするねんとか、微妙なダブスタを感じるのであった。
どーせ、現在の規制強化は、既存天下り先の減少から、新規天下り先創生の一環なのだ。弱いものイジメをして庶民から金を巻き上げようと必死になっている警察かっこ悪い。
警察っつーのは、怨みを買うとおっそろしいところだからなぁ。警察の不祥事がいくら明るみに出ようとも、なかなか改善されていかないのは、政治家が警察を恐れているから…なのだそうだが。
警察とマスコミには、一生関わりたくない。