あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

IC乗車券に隠されているもの

2008年06月26日 21時42分53秒 | 特定亜細亜
>【8:247】【日中韓】共通IC乗車券実現へ[06/24]
(中略)
>日本と中国、それに韓国は、観光客などの往来を拡大するため、
>3か国の公共交通機関の運賃の支払いを、同じIC乗車券で行え
>るシステムを構築することになりました。
(後略)
>http://www3.nhk.or.jp/news/k10015439011000.html#

 こ…これは。

 俺は、日本の元某国営鉄道の、改札機と駅務機の開発に携わった事がある。
 これの内情を書いて、会社にサイトばれすると間違いなく俺の首が飛ぶ。
 それどころかいったい何億の損害が発生するのか想像を絶するので、内情は書かない。
 まあ、こう危険な前置きをするのは、俺は、ほぼ、元某国営鉄道会社の改札周りのシステムを把握していると言いたかったのだ。

 で、そういう内情を知る者として言わせて貰う。

 これが実現する事が確定したならば、日本人はIC乗車券の使用をやめた方がいいかもしれん。

 システムの開発の核心部分を、日本のソフトウェアをブラックボックスで使用するならともかく…いや、ブラックボックスで利用しても、多分…いや…。
 なにせ、やっぱり俺ら開発者も考えたのだ。「どうやったら不正チャージできるだろう?」とか。犯罪できるだけに、できるだけ潰す方向で。


 確かに、レベルの高いセキュリティ情報を隠蔽したまま、中国に開発させるならば、ICカードの情報が漏洩する事はないとは思うのだが、多分その部分をブラックボックスにしたままでは、開発できないのではないだろうか…。

 下請け(=低セキュリティ情報しか見せてもらえないはずの人)だった俺が全体を把握していたのは何故だと(もごもご)


 それに、日本の鉄道マニアがエドモンソン券(磁気券。キップの正式名称。略してエド券と言う)等からデータを取得・解析して、有志で各地のエド券を持ち寄って、どっから漏れたかわからん開発者向け鉄道システム専門用語まで駆使して、全国駅コード一覧とかまで、俺はネットで見つけた事がある。

 当時、発注元は俺からその話を聞いて超驚愕。通報・警告して、その有志ページは既にない。だが、どっかから、微妙に情報が漏…(もごもご)


 何せ、障害1回で損害がン億円なんである。鉄道の世界は。

 だから、テストは、天文学的な数行う。そんなテストケースを洗い出す為には、どうしても、テスター及び設計者・開発者はある程度の全体把握が必要になる。

 全体把握をすると、そりゃー当然抜け道も見えてくる。駅員とかは、抜け道を知ってれば(もごもご)できちゃうのだ。
 全部の抜け道を防ぐのは絶対不可能。しかも携わっている開発者の数も、ハンパではないのだ。


 んで、思うのである。
 日中韓共通のIC?んなばかな。中国の駅員は日本人ではないんだぞ。



 元々、俺はICカードが嫌いである。
 例え割引があろうとも、可能な限り使いたくない。
 と、言うのは、あの「チャージ」が気に入らないのである。プリペイド式が。
 プリペイドとは、読んで字の如く、「先払い」だ。つまり、金をカード発行者に預けているのだ。

 預けている。

 無利子で。

 元、某国営鉄道会社は、現在チャージされている金だけで、既に金貸し業が出来るほどになっている。巨額のチャージ料でかなり潤っているのだ。運用なんかに回してみろ。利子だけで莫大な金額になる。

 で、はっきり言ってまったく利用者に還元していないのだ。
 さらに、日中韓共通ICだと?バカにするのも大概にしとけよ。

 できたら、俺は一生IC乗車券を使わないで生きて行きたい。

 ETCのように、高速道路使う人は義務で設置しなければならないような事態にならない事を、祈るばかりである。



 まあ、上記の話にもう1つ、付け加えるなら。

 開発者が多ければ、バカの数も多いということだ。
 俺の隣にいた別チームの長は、バカだった…。奴らのチームは、アラだらけだった。あっちのチームのアラについては、俺らのチームが一丸となって指摘してほとんど潰したが(こっちにも火の粉が飛んでくるから)、バカがアレ1人とは限らん。