EEKの紀行 春夏秋冬

紀行&散策を画像を交えた紹介です

松山城本丸のソメイヨシノ桜と建造物を散策

2018年04月06日 | 伊予松山歴史散策

さくら活けた花屑の中から一枝拾ふ

「この句は、河東碧悟桐が52歳の時の句、句碑は松山市二番町四丁目、松山市役所前にある。」

 今年の冬は極寒と言う程寒く、温暖である伊予松山も、連日最低気温が零下まで下がる日々が続いた。積雪は一日だけであった。

3月14日、最低気温が9、3度まで上がりいきなり春到来となった。

3月17日、高知市は全国に先駆けて、ソメイヨシノ桜の開花宣言、3月16日宮崎市、17日鹿児島市、熊本市、長崎市、東京都、3月19日松山市のソメイヨシノ桜の開花宣言があり、平年より6日早く、昨年より11日早い開花であった。

資料を調べてみると

全国の地方気象台が管理する桜の観測用標本樹は53本あり、その内ソメイヨシノ桜は48本あると言われている。

また、自治体・公園などの協力機関からの観測標本樹が35地点あるそうで、更に平成28年から、日本三大桜の開花観測が行われることになったそうだ。

特例として沖縄では、ヒカンザクラが観測用標本樹で、ソメイヨシノ桜は花が咲かないそうだ。休眠打破が行われないから。

 註:日本三大桜は、

福島県三春町の「三春滝桜」(ベニシダレザクラ)、

山梨県北杜市の「山高神代桜」(エドヒガンザクラ)、

岐阜県本巣市の「根尾谷淡墨桜」(エドヒガンザクラ)でいずれの桜も、大正11年に国の天然記念物に指定されている。

伊予松山城は、国指定の重要文化財の建造物が21棟あり、姫路城に次いで多い城で、行ってよかった日本の城ランキング第3番目に人気のある城である。

では、第3番目に人気のある松山城を広島市の方と大阪市の方をご案内しました。

松山市のソメイヨシノ桜が開花宣言されてから、12日目(3月31日)広島市から松山城本丸を、それも桜を背景にした写真を撮りたいと言われるお城好きのアマチュアカメラマンを案内する事になり、私もコンデジで撮った画像22枚を掲載します。

途中から大阪か来られた中年のご婦人から、私も一緒に同行させて下さいと頼まれました。

ご婦人は大阪市のある写真クラブの一員で、カメラはソニーの一眼レフα7、いいカメラを持っておられました。クラブの例会に出す題材探しに松山城に来ましたと言っておられました。

広島の方は、キャノンEOS7Dでした。

それでは、広島・大阪の方をご案内した経路順に画像を掲載しました。

先ずは、隠門続櫓(重要文化財)から、櫓と石垣と控えめの桜を入れて、背景が青空、と言った構図です。

石垣は、NHKスペシャルドラマ坂の上の雲の主人公の一人、秋山眞之が少年時代登ったと言われる石垣です。

大手門跡の隘路から望む天守、この風景は俳優で画家の榎木孝明さんが一番お好きな松山城の風景です。

重厚な石垣の奥に天守、手前に太鼓櫓が迫ってきます。

今日は、最高ですと登城する観光者は言いながらカメラに被写体を収めておりました。

太鼓櫓と桜と青空、ここも最高ですと言いながらカメラに収めておりました。

待合番所跡にある、大きな桜が見えてきます。

観光に来られた皆さんは、先ず此処で写真を撮られます。

皆さんは!!あ綺麗と叫びながらシャッターを押されます。

隘路を進みと戸無門を潜ると、本丸一の大きな筒井門(櫓門)が見え、その前(桝形)に大きな桜があります。

筒井門を潜ると、眼前に大きな桜が見え皆さん、此処も綺麗と声が飛び交っていました。

此処も綺麗と声が飛び交っていた桜です。

筒井門と太鼓門の間にある「桝形」にある桜。

本丸広場に上がってきました。標高132mです。

天守のある本壇は、本丸から8.3mの高さがあり、本丸の標高が132mなので、天守の高は約161mあります。これは「現存12 天守」の平山城の中では最も高い所にある城です。

天守は、日本三大平山城の一つです。(姫路城・津山城・伊予松山城)

少し進むと、本丸の本壇になります。三層三階地下一階の伊予松山城の天守で形は、層塔型、本壇にある天守その他の建物の瓦には徳川家の葵の家紋が入っています。

画像は、天守を中心に左が、小天守で右が一ノ門南櫓(重要文化財指定)。

小天守は、昭和43年に復元しました。

現存12天守で徳川家の家紋が揚がっているのは伊予松山城だけです。

伊予松山城本壇にある建造物の鬼瓦全てに三つ葉葵の徳川家紋が配されています。

紫竹門を潜ると大きな桜が、一本見えて来ます。

見える櫓は、小天守で、松山城の復元工事は、昭和43年に小天守から始まり、年次計画的に実施され、小天守の復元工事が完成したお祝い事業として開催されたお祭りが現在のお城祭りの始まりです。

裏鬼門を守護する乾門から外に出て振り返ると素晴らしい景色が見えて来ます。

天守本丸に築かれている屏風折れの石垣と、その上に続塀、櫓、小天守等々が一望できる場所で、坂東三津五郎さんが一番好きであった場所です。残念ながら三津五郎さんはご逝去されました。

此処で写真を撮るには、午後がよく時期も今が一番です。午前中は逆光になり此れから季節が進むと、右側の樹に葉が芽吹きこれが邪魔になります。

この景色は地元民もあまり知られてなかったが、最近はウェーブで検索してこの風景をカメラに収めて帰る観光客が増えました。

この日は、外国人が来ていました。

乾櫓前から見た本壇建造物で、真ん中に三層の天守最上階のみが見える場所です。

この景色もあまり知られてない場所です。

表鬼門を守護する、丑寅門から見た天神櫓と天守です。

ここはNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」最初に出てくる画面で、柵を取り払い、石垣に秋山眞之を演じる本木さんが座り、秋山好古役の阿部さんと正岡子規役の香川さん、この場所からの画像です。此処での撮影は午前中がよく、午後は逆光となります。

NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」最初に出てくる画面です。

広島市からと大阪のご婦人を、松山城それも桜を絡めた城郭の写真を撮りたいとの由、ご案内しましたが一部のソメイヨシノ桜は散り始めていましたが、満開で天候も良く絶好の写真撮影日和で喜んで頂きました。

今年の西日本は、開花してから降雨がなく、強風も吹かなく花が長持ちしていい花見が出来たと思います。お二人をご案内し良い写真が撮れました。

帰宅して画像を見るのが楽しみですと話された。

伊予松山城本丸には、約200本の桜が植栽されていますが、一部のソメイヨシノ桜には葉が芽吹いている桜がありました。

伊予松山城本丸の中で一分大きく樹勢の強いソメイヨシノ桜です。

桜の下で花見弁当を、写真を撮る人様々でした。

 

コメント
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