音楽の世界ではよく聞かれる話、盗作疑惑。
古くは1979年、シック(CHIC)の♪グッド・タイムス(Good Times)という曲のカラオケ・トラックに、無断でラップをノセて、シュガー・ヒル・ギャング(SUGAR HILL GANG)が♪ラッパーズ・デライト(Rappers Delight)をリリースし、ヒットさせた。
(1979) Chic - Good Times HQ
Sugar Hill Gang - Rappers Delight
この当時、まだ著作権や、サンプリングというのは今ほど厳しくなかった。
貧しい黒人たちは、楽器などが買えず、カラオケ・トラックにラップをノセて音楽を楽しむという文化があった。
この曲がヒットしたことで、世の中にラップという音楽の存在が知れ渡るキッカケともなった名曲。
しかし、当然ながら、シュガー・ヒル・ギャングは訴えられ、後にシック側と和解することになる。♪ラッパーズ・デライトの作曲にシックのメンバーの名前がクレジットされたり、印税などの問題が解決したのでしょう。
その後、シックのライブでは、♪ラッパーズ・デライトが唄われるなんてこともあったり。
このグッド・タイムスに似ているという曲では、クイーン(QUEEN)の♪アナザー・ワン・バイツァ・ザ・ダスト(Another One Bites The Dust)も。
Another One Bites the Dust - Queen
この他には、日本でもとってもお馴染みな曲、レイ・パーカーJR.(RAY PARKER JR.)の♪ゴーズト・バスターズ(Ghostbusters)の盗作疑惑も有名。
Ray Parker, Jr. - Ghostbusters
こちらの曲は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis And The News)の♪アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ(I Want A New Drug)のパクリでは?という疑惑。
Huey Lewis And The News - I Want A New Drug
けっきょく、この曲も裁判となり、レイ・パーカーJR.側の敗訴。
最近で言えば、ロビン・シック(Robin Thicke)の♪ブレード・ライン(Blurred Lines)がマーヴィン・ゲイ(MARVIN GAYE)のガット・トゥ・ギブ・イット・アップ(GOT TO GIVE IT UP)の盗作ということで裁判沙汰に。
Robin Thicke - Blurred Lines ft. T.I., Pharrell
GOT TO GIVE IT UP - MARVIN GAYE
今年最大のヒット曲と思われるマーク・ロンソンft.ブルーノマーズ(Mark Ronson ft. Bruno Mars)♪アップ・タウン・ファンク( Uptown Funk)さえも、盗作疑惑が。
Mark Ronson - Uptown Funk ft. Bruno Mars
けっきょく、この曲の収益は以下のように分配されることに。
ジェフ・バスカー:18%
デヴォン・ギャラスピー:5.2%
フィリップ・ローレンス:20.5%
ブルーノ・マーズ:18.3%
マーク・ロンソン:18%
トリニダード・ジェームズ:8%
ギャップ・バンド:12%
この中には、正直、大ヒット曲にたかっているのでは?と思われるような輩もいたり・・・
これら以外にも、盗作疑惑は山ほどある音楽業界で、パクリかどうかは、裁判をしたりお互いが話し合ったりして解決していくことになるのだと思う。
現在、騒がれているオリンピックのロゴの問題、世間では盗作疑惑が騒がれているが、まだ、盗作したと決まっていないことにたいして、あたかも盗作したように言ってしまう人たちは、何を持って盗作したと断言するのだろうか?
モノ作りをする仕事をしていて、一番難しいのはオリジナリティ。
まったく新しいデザインなんて、ほとんどの人が一生に一度も出来ないと思う。必ず何か影響されてしまうのは仕方ないことでしょう。それを意識的にするか、無意識にするか。
意識的にしたとしても、それを元に自分なりのアレンジを加えるなんてことは、ほとんどの人がやっていると思う。
もちろんまるまるの盗作はいけないと思うが、どこからが盗作なのか?
それを判断できるのは、本人の心の中と、あとは裁判などに任せるしかないのでは?
パクリなんて、簡単に言ってしまう人は、たぶんモノ作りとはほど遠いところにいる人たちなのではないだろうか。
他のことでも言えることだが、今回の問題のように、弱みをみせた人間を見つけた時、その人に好感を持てないと、周りの雰囲気で、よく状況もわからず一緒になってその人を叩こうとする人が多いような気がする。
本筋とは関係ない小さな事まで掘り起こして、どうせこれもそうなんだろうとか。
こういう体質がある限り、いじめなどはなくならないのでは?
子どものいじめを問題視する前に、大人たちのこういう体質を、まずはなおさなければいけないのではないだろうか?
周りに流されるのではなく、正確な情報をもとに、自分の意志を持った言動をしていかなければと思います。
さて、次のデザインはいったいどんなものになるのだろうか?
どんなデザインが出てきても、何かと似ているという人は必ず出てくるのでは?
次のデザインを考える人は非常にやりにくいでしょうね。
音楽の素晴らしいところは、例え盗作疑惑のあった曲でも、良い音楽ならば、それは認められ残っていくことですね。
http://www8.plala.or.jp/jucon
古くは1979年、シック(CHIC)の♪グッド・タイムス(Good Times)という曲のカラオケ・トラックに、無断でラップをノセて、シュガー・ヒル・ギャング(SUGAR HILL GANG)が♪ラッパーズ・デライト(Rappers Delight)をリリースし、ヒットさせた。
(1979) Chic - Good Times HQ
Sugar Hill Gang - Rappers Delight
この当時、まだ著作権や、サンプリングというのは今ほど厳しくなかった。
貧しい黒人たちは、楽器などが買えず、カラオケ・トラックにラップをノセて音楽を楽しむという文化があった。
この曲がヒットしたことで、世の中にラップという音楽の存在が知れ渡るキッカケともなった名曲。
しかし、当然ながら、シュガー・ヒル・ギャングは訴えられ、後にシック側と和解することになる。♪ラッパーズ・デライトの作曲にシックのメンバーの名前がクレジットされたり、印税などの問題が解決したのでしょう。
その後、シックのライブでは、♪ラッパーズ・デライトが唄われるなんてこともあったり。
このグッド・タイムスに似ているという曲では、クイーン(QUEEN)の♪アナザー・ワン・バイツァ・ザ・ダスト(Another One Bites The Dust)も。
Another One Bites the Dust - Queen
この他には、日本でもとってもお馴染みな曲、レイ・パーカーJR.(RAY PARKER JR.)の♪ゴーズト・バスターズ(Ghostbusters)の盗作疑惑も有名。
Ray Parker, Jr. - Ghostbusters
こちらの曲は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース(Huey Lewis And The News)の♪アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ(I Want A New Drug)のパクリでは?という疑惑。
Huey Lewis And The News - I Want A New Drug
けっきょく、この曲も裁判となり、レイ・パーカーJR.側の敗訴。
最近で言えば、ロビン・シック(Robin Thicke)の♪ブレード・ライン(Blurred Lines)がマーヴィン・ゲイ(MARVIN GAYE)のガット・トゥ・ギブ・イット・アップ(GOT TO GIVE IT UP)の盗作ということで裁判沙汰に。
Robin Thicke - Blurred Lines ft. T.I., Pharrell
GOT TO GIVE IT UP - MARVIN GAYE
今年最大のヒット曲と思われるマーク・ロンソンft.ブルーノマーズ(Mark Ronson ft. Bruno Mars)♪アップ・タウン・ファンク( Uptown Funk)さえも、盗作疑惑が。
Mark Ronson - Uptown Funk ft. Bruno Mars
けっきょく、この曲の収益は以下のように分配されることに。
ジェフ・バスカー:18%
デヴォン・ギャラスピー:5.2%
フィリップ・ローレンス:20.5%
ブルーノ・マーズ:18.3%
マーク・ロンソン:18%
トリニダード・ジェームズ:8%
ギャップ・バンド:12%
この中には、正直、大ヒット曲にたかっているのでは?と思われるような輩もいたり・・・
これら以外にも、盗作疑惑は山ほどある音楽業界で、パクリかどうかは、裁判をしたりお互いが話し合ったりして解決していくことになるのだと思う。
現在、騒がれているオリンピックのロゴの問題、世間では盗作疑惑が騒がれているが、まだ、盗作したと決まっていないことにたいして、あたかも盗作したように言ってしまう人たちは、何を持って盗作したと断言するのだろうか?
モノ作りをする仕事をしていて、一番難しいのはオリジナリティ。
まったく新しいデザインなんて、ほとんどの人が一生に一度も出来ないと思う。必ず何か影響されてしまうのは仕方ないことでしょう。それを意識的にするか、無意識にするか。
意識的にしたとしても、それを元に自分なりのアレンジを加えるなんてことは、ほとんどの人がやっていると思う。
もちろんまるまるの盗作はいけないと思うが、どこからが盗作なのか?
それを判断できるのは、本人の心の中と、あとは裁判などに任せるしかないのでは?
パクリなんて、簡単に言ってしまう人は、たぶんモノ作りとはほど遠いところにいる人たちなのではないだろうか。
他のことでも言えることだが、今回の問題のように、弱みをみせた人間を見つけた時、その人に好感を持てないと、周りの雰囲気で、よく状況もわからず一緒になってその人を叩こうとする人が多いような気がする。
本筋とは関係ない小さな事まで掘り起こして、どうせこれもそうなんだろうとか。
こういう体質がある限り、いじめなどはなくならないのでは?
子どものいじめを問題視する前に、大人たちのこういう体質を、まずはなおさなければいけないのではないだろうか?
周りに流されるのではなく、正確な情報をもとに、自分の意志を持った言動をしていかなければと思います。
さて、次のデザインはいったいどんなものになるのだろうか?
どんなデザインが出てきても、何かと似ているという人は必ず出てくるのでは?
次のデザインを考える人は非常にやりにくいでしょうね。
音楽の素晴らしいところは、例え盗作疑惑のあった曲でも、良い音楽ならば、それは認められ残っていくことですね。
http://www8.plala.or.jp/jucon