彼女と出会ったのは昨年の秋、鯨グッズ展の時でした。
会場はTKP上野駅前ビジネスセンターの8階。
クジラグッズ展には、たくさんのクジラーがいらっしゃっていて大盛況。会議室のような狭い会場に100人~200人くらいの人がいたんじゃないでしょうか。
そんな大人数が集まった会場でしたが、エレベーターが異常に狭くて、4~5人乗れば、もう満員。
出展者は作品も持って乗るので、本当に小人数しか乗れないんです。
で、搬出時、ある程度お客さんがいなくなって、搬出をしようとエレベーターに乗った時でした。
もう一人乗れるか、乗れないかっていうスペースが空いていました。
ここにもし群馬のウシさんが乗り込んできたら、間違いなく重量オーバーのブザーが鳴っていたはずでしたが、その隙間に滑り込んできたのは、笑顔の可愛い小柄な女性でした(^^)
彼女が乗り込んで、まもなくエレベーターは何事もなくドアを閉じました。
見ず知らずの人たちが、狭い空間に閉じ込められる数分間。なんとも重苦しい雰囲気です。おそらく全員が階数を表示する数字を見つめるはずです。
しかし、僕はあることに気がついたのです。
最後に飛び込んできた女性、どこかで会ったことがあったような・・・
僕は思い切ってその女性に話しかけてみました。
「昨年の夏に美ら海水族館でお会いしましたよね!」
返事はノーでした。
えっ~ これじゃ、ただのナンパじゃん(^^;)
重苦しい空間がさらに重苦しくなる・・・
かと思いましたが、さすがに鯨グッズ展に来ている方だけあって、juconのセミクジラのネックレスに興味を持ってくださって、そこからいろいろ話が弾みました。
あっ、エレベーター降りたあとね(笑)
関西弁を使うその女の子は、関西出身でもなんでもなく東京の方でした(^^;)
なんで、関西弁なの?(笑)
で、彼女はセミクジラのネックレスが気に入っちゃったみたいなので、作ってほしいって。
と言っても、どこの誰かもわからないし、どうしようかな思ったら、彼女が名刺をくれました。
水棲生物画家 しげほたなみ!? いや、たなみしげほ???
いやいや、彼女はクジラ業界で有名な「繁田穂波」さんだったのです!
で、翌月のデザフェスにも出展されるということだったので、ではその時にセミクジラのネックレスを作ってお渡ししましょうということになりました。
その時のデザフェスでは、彼女がjuconのブースまでネックレスを取りに来てくださって、僕は彼女の作品をちゃんと見られなかったので、今年の3月に彼女が出展していた「ボクらの森展2」に行ってみたんです。
僕は彼女に行くことを伝えてなかったんですが、彼女は憶えていてくれて、作品について熱心にお話してくれました。
彼女の作品にはちゃんとコンセプトがあり、ひとつひとつの作品にもメッセージが込められていることがよくわかりました。
彼女の人懐っこくて明るいキャラクターとともに、その作品に対する姿勢もとても素敵だなって思った瞬間でした(^^)
そんな彼女が、立体にも描いてみたいというようなことを言ったのを、僕は聞きのばしませんでした(笑)
えっ! もしよかったら、juconのクジラに描いてみる?
って尋ねると、「描いてみたい~」って(^^)
こんな感じで、繁田穂波さんと、juconの作品がコラボすることになったんです!
そして昨夜、彼女から描き始めたと連絡が入りました!
描いている時の動画を見せてもらいましたが、下書きなしでサラサラ描いてました!
こんな繊細な線を下書きなしで描いていくのにビックリ。
どんなクジラが出来上がるんだろう?
juconのクジラとは全く違ったイメージのクジラが出来上がるのは間違いないと思います(^^)
すごっく楽しみ!
このクジラ、今度のデザフェスで、繁田穂波さんのブースで展示予定です。
コラボが今後どんなふうに仕上がっていくのか、気になる方は、このブログや繁田穂波さんのTwitterをチェックしてみてください。
で、ぜひぜひデザフェスにも足をお運びいただければと思います!(^^)
繁田穂波さんのブースはF235-236です。