今日3月3日は桃の節句でおひなさまを飾る日ですね。
母の娘時代に、お稽古の南画の先生に描いていただいた掛け軸「設色立雛圖」です。
80年くらい経っていますが、当時の顔彩や純金の色が褪せていません。
初節句の内裏雛、母方の祖父母からのお祝いで、74年間、ともに年月を重ねました。
父方の伯母からのお祝いは三人官女で、官女が持っていた錫製の銚子です。
戦前のものは職人さんの技もさえて、直径2センチほどの小さなものにていねいな細工が施されています。
官女は実家の押し入れに眠っていましたが、家を処分するときにいっしょに処分して、これと長銚子だけを手元に残しました。
貝雛、これも母の娘時代のものです。
おひなさまのお菓子は、
鶴屋吉信の羊羹5本セットです。
母さんに着物を着せてもらったの。
おひなさまのごちそうはちらし寿司、
いただきま~す。
久しぶりに晴れ着を着せてもらって、うれしそうなメイでした。
日本ではひなまつりですが、WWF JapanのFacebookによると、世界野生生物の日だそうです。
この写真は、先日開かれたワークショップの参加者が作る動物のおひなさまの見本です。
こういう取り組みで、子どもたちにも、絶滅が心配されている野生生物への関心が深まるといいですね。