Teddy Bear’s Diary

自作のテディベアの写真で、絵本を読んでいくようなページをつくりたい

切手が作る物語

2015-07-02 | テディベア

みなさん、「うさぎとかめ」のお話をご存じでしょう。
ぼくは主人公のうさぎです。
ある日、かめさんとどちらが走るのが早いか競争していたのですが、とっても眠くなって、お昼寝をしてしまいました。
そのときに見た夢のお話を聞いてください。

 

森に続く道を歩いていると、

 

春を愛する人は~♪ 心きよき人~♪
とてもかわいい歌声が聞こえてきました。
うふっ、春がだいすきなぼくのことかな?

 

足元には、れんげの花が咲いています。
春が来たんだ、うれしいなと、スキップしながら、どんどん行くと、

 

広い野原に着いて、そこには、ひまわりの花がいっぱい咲いていました。
あれっ、いつの間に夏になったんだろう?

 

お日さまもにっこにこ、子どもたちもにっこにこ。

 

きらきら光るお家があって、

 

ここでも、子どもたちがにっこにこ。
ぼくもにっこにこになって、いっしょに遊びました。
夕焼け小焼けで日が暮れて~♪
子どもたちが歌いだしました。
そうだ、ぼくもお家に帰らなくっちゃ!
と思ったら目が覚めて、かめさんと競争してたことを思い出しました。

 

お馬さんのように速く走って、

 

アトムのようにがんばったんだけど、ゴールに着いたら、かめさんが着いた後で、競争に負けてしまいました。
かめさん、おめでとう!
負けたのはちょっと悔しかったけど、楽しい夢の思い出がぼくの周りでほんとうにあったみたいで、なぜかうれしい気持ちになりました。
おしまい

 

スタンプショウ=ヒロシマ2015のJOCSブースで無料でいただいた切手の中から10枚を選んでお話を作ってみました。
1枚目のうさぎとかめの切手が大のお気に入り、ずっと前に写真で見ていいなあと思っていたら、どなたかがどなたかのお便りに使って、受け取った方がそれをカットして、JOCSに寄付をしてくださって、このたび手にすることができました。
お話に使った切手の写真は一部分を切り取っています。