ザ・サウンド オブ わんわん The sound of wan wan

ベルジアンシェパードグローネンダールのズースです。

時には・・・・

2009年05月04日 | Weblog


4匹の犬をうちの中で飼う、ということ。
それも、部屋も庭も狭い、普通の日本家屋で。
床は汚れ傷つき、部屋も乱雑になってくる。
朝晩の散歩、かかる諸費用。
費やす時間の多さ。
もちろん犬は大好きなのだけれど、うちでは、配偶者の趣向につい流されて、という側面も正直なところぬぐえない。
そうすると、ときどきどうしても、不満、ではないが、被害者意識に似た疑問も頭をもたげてくる。
これはほんとうに望んでいる生活か、それともちょっと違うのではないか?
もしも、犬がいなかったら?
こんなにも、犬たちに束縛されなければ?
なにができたんだろう?
もしかするともっともっと自由な生活。
朝寝坊。
ゆっくりした外出。
友人と映画や展覧会みて、そのあとでお茶飲んだり食事して帰る。
ときには気ままに泊まりででかける。日帰り温泉じゃなく、朝風呂もはいれる。
少し遠出をして、(京都とか)夕方の散歩に帰らなきゃと気にすることなく、夕暮れの京都も楽しんで、夕食も食べて帰る。
犬と遊んだり散歩の時間を気にすることなく、ピアノ練習したり読書をする。
犬にかかる諸費用もなければ、なにかお稽古やカルチャーセンターに行く。
たっぷり時間かけて買い物に行って、時間をかけて丁寧に晩ご飯の支度をする、いつもみたいにばたばたじゃなく。

こんなふうに考えていくと、たいしたことない。
ないものねだりしちゃうね。

と思い直して、また4匹の犬たちと顔つきかわせる生活に戻るのです。
安らぎと信頼の8つの目。暖かい体温と冷たい鼻、鼻水とよだれ、気持ちとろかすふわふわした毛。

なにかが出来ればなにかが出来ない、
いつでもそういうこと。