九州接近、上陸も=東海・関東、14日通勤直撃―台風19号、暴風大雨警戒・気象庁
(時事通信) - 2014年10月12日(日)23:25
台風19号 勢力キープ、列島縦断コース 暖かい海水、高気圧勢力が影響
(産経新聞) - 2014年10月12日(日)23:43
台風19号が強い勢力を維持したまま、日本列島を縦断する恐れがある原因として、気象庁は通常よりも暖かい海水温度と高気圧の弱さが影響しているのではないかとみている。
3日午後に発生した台風19号は西北西に進みながらゆっくりと発達していたが、フィリピンの東海上の海面温度が29~30度の海域に入ると、8日未明には中心気圧900ヘクトパスカルにまで急速に発達した。
台風は通常、海水温の高いところで発達するが、台風自体が海水をかき混ぜて海水温を下げるため、同時に発達を抑える力も働く。台風19号の場合は、通った海域の海水温が水深100メートルの深いところでも25度以上と暖かく、発達がさらに強化されたとみられている。
進路については台風の進行を妨げる高気圧が影響している。6日に上陸した台風18号のときに比べ、今回は台風の北側で高気圧が弱く、より日本列島に近い北のコースを進行。「日本を縦断する形で進行しているため、警戒範囲が広がっている」と気象庁予報課の佐々木洋・主任予報官は指摘する。
台風19号は関東周辺を時速50キロで進む見込みで、比較的早く通過した18号より影響時間が長くなるとみられる。さらに、近畿から東日本にかけ、連休明けの通勤時間帯に大雨や暴風が予想されているため、気象庁は「土砂災害や浸水被害のほか、交通網の乱れも考えられる。早めの対応をしてほしい」と警戒を呼びかけている。
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