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「共謀罪」日本ペンクラブが反対を表明 (5/15)

2006-05-16 09:47:29 | 共謀罪
 犯罪を合意するだけで処罰可能な「共謀罪」新設についての国会審議がヤマ場を迎えていることを受け、日本ペンクラブ会長で作家の井上ひさし氏らが15日、都内で記者会見し「法案は個人の内心に土足で踏み込むような内容になっており、強行採決しようとしている与党に猛省を求める」との声明を発表した。
北海道新聞

「赤旗」
 井上会長はまず、「選挙で選ばれた私たちの代行人と選挙で選ばれてもいない高級官僚が乱暴に私たちの税金を使っている。共謀罪は私たちの財布の中だけでなく、私たちの心の中にまで手を突っ込んでくる法律です」とのべました。

 井上会長はさらに、「私の父親は戦前、農地を解放しようと相談したり、ビラをつくっただけで、治安維持法で捕まった。国に対してなにかいおうと相談しただけで捕まるなんてとんでもない。共謀罪は治安維持法以上の悪法」として、「この時代にこんな法律を出してくる高級官僚の常識を疑う」ときびしく批判しました。

 ペンクラブ理事の吉岡忍氏が読み上げた声明は、「このような法案に対しては、本来、自由と民主を言明し、公明を唱える政党・政治家こそが率先して反対すべきである」と指摘しています。そのうえで、「与党各党はそれどころか、共謀罪の詳細が広く知れ渡ることを恐れるかのように、そそくさとおざなりの議論をしただけで、強行採決に持ち込もうとしている」として、与党各党が一両日中にも行おうとしている共謀罪強行採決を強く批判し、猛省を求めています。

共同通信

なお、日本ペンクラブは、2005年10月17日にも声明を発表しています。

ジャーナリスト会議も声明を発表
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