私の住んでいる街は現在選挙真っ最中です。メディアでは「既に原発は争点になっていない」という論調が多いですが、果たしてそうでしょうか。
メディアに反論する気は毛頭ありません。ここでは皆さんとちょっと変わった私案を述べたいと思います。
そもそも私は完全な脱原発派ではありません。このブログで何度も出てきているように「大間原発を中間貯蔵施設へ変更希望」としています。詳しくはカテゴリー「大間原発の中間貯蔵施設変更」をご参照下さい。
つまり、大間原発の建設、稼働には大反対で、中間貯蔵施設の設置、稼働には止む無く賛成です。因みに東通原発は太平洋大陸棚断層評価や避難計画の安全性が確保出来そうもないので永久凍結を希望します。廃炉を決定すると事業者が倒れてしまいますのでダラダラと議論して下さい、という事です。
それで、中間貯蔵施設については過酷事故の危険性はかなり小さいと判断されるので、ドライキャスクが前提ですが、止む無く容認します。
むつ関根浜と大間奥戸の2か所で中間貯蔵施設を稼働させたらどうでしょうか。
繰り返しで恐縮ですが、以下に要点をコメントします。
【課題の背景】
・中間貯蔵施設がむつ市だけでは不足なのは明らかです。日本中が困っているはずなのにどこの立地自治体も議論が深まりません。
・大間原発稼働には、多くの国民、訴訟中の函館市、一部地権者などの強力な反対があります。
・大間原発がストップのままだと、大間町、関連自治体の経済や雇用のダメージが大きいです。
・大間原発に対する避難計画、周辺避難道路が完備していません。海に逃げるしかない地域です。
・電力事業者が既にこの大間原発建設にかなりのコストを掛けています。簡単には諦められません(初めての原発に手を出して後悔しているとは思いますが・・・)
【大間原発を中間貯蔵施設へ変更するメリット】
・大間原発の用地は既に津波の安全対策、輸送大型船の護岸、送電線(大間幹線、むつ幹線)でバック電源の準備があり、インフラを最大限活用できます。
・むつと大間で中間貯蔵施設の仕様を合わせることで、安全、点検、管理、補修、更新、事故対応の共有化が図れ、ノウハウが地元に蓄積されます。
・海外への原発技術の輸出の材料に利用できます。つまり、取りあえずここで中間貯蔵を代替するという取引に使えます。
・現地防災センターとして、四方から風を取り込める「ウィンドタワー」を設置し、屋上をヘリポートとすれば、海を渡るしかない地域の避難方法となります。
・上記「ウィンドタワー」に合わせ、周辺に大型風力発電の設置で、再生エネルギー拠点として生まれ変わることができます。強風の大間だからこそ出来る施設です。また、マグロのブランドや陸奥湾の環境が守られる点も重要です。
ただし、条件があります。
中間貯蔵施設は、最終処分方法が決まるまでは50年リレーが望ましいです。その地がなし崩し的に最終処分場にならないための手形です。次の50年は電力の多く消費している所に移設します。50年あれば、用地手当て、安全対策、住民説明、施設建設が可能でしょう。そもそも50年はコンクリートの耐用限界です。50年毎に1,000億と解体コストが掛かりますが止むを得ません。
メディアに反論する気は毛頭ありません。ここでは皆さんとちょっと変わった私案を述べたいと思います。
そもそも私は完全な脱原発派ではありません。このブログで何度も出てきているように「大間原発を中間貯蔵施設へ変更希望」としています。詳しくはカテゴリー「大間原発の中間貯蔵施設変更」をご参照下さい。
つまり、大間原発の建設、稼働には大反対で、中間貯蔵施設の設置、稼働には止む無く賛成です。因みに東通原発は太平洋大陸棚断層評価や避難計画の安全性が確保出来そうもないので永久凍結を希望します。廃炉を決定すると事業者が倒れてしまいますのでダラダラと議論して下さい、という事です。
それで、中間貯蔵施設については過酷事故の危険性はかなり小さいと判断されるので、ドライキャスクが前提ですが、止む無く容認します。
むつ関根浜と大間奥戸の2か所で中間貯蔵施設を稼働させたらどうでしょうか。
繰り返しで恐縮ですが、以下に要点をコメントします。
【課題の背景】
・中間貯蔵施設がむつ市だけでは不足なのは明らかです。日本中が困っているはずなのにどこの立地自治体も議論が深まりません。
・大間原発稼働には、多くの国民、訴訟中の函館市、一部地権者などの強力な反対があります。
・大間原発がストップのままだと、大間町、関連自治体の経済や雇用のダメージが大きいです。
・大間原発に対する避難計画、周辺避難道路が完備していません。海に逃げるしかない地域です。
・電力事業者が既にこの大間原発建設にかなりのコストを掛けています。簡単には諦められません(初めての原発に手を出して後悔しているとは思いますが・・・)
【大間原発を中間貯蔵施設へ変更するメリット】
・大間原発の用地は既に津波の安全対策、輸送大型船の護岸、送電線(大間幹線、むつ幹線)でバック電源の準備があり、インフラを最大限活用できます。
・むつと大間で中間貯蔵施設の仕様を合わせることで、安全、点検、管理、補修、更新、事故対応の共有化が図れ、ノウハウが地元に蓄積されます。
・海外への原発技術の輸出の材料に利用できます。つまり、取りあえずここで中間貯蔵を代替するという取引に使えます。
・現地防災センターとして、四方から風を取り込める「ウィンドタワー」を設置し、屋上をヘリポートとすれば、海を渡るしかない地域の避難方法となります。
・上記「ウィンドタワー」に合わせ、周辺に大型風力発電の設置で、再生エネルギー拠点として生まれ変わることができます。強風の大間だからこそ出来る施設です。また、マグロのブランドや陸奥湾の環境が守られる点も重要です。
ただし、条件があります。
中間貯蔵施設は、最終処分方法が決まるまでは50年リレーが望ましいです。その地がなし崩し的に最終処分場にならないための手形です。次の50年は電力の多く消費している所に移設します。50年あれば、用地手当て、安全対策、住民説明、施設建設が可能でしょう。そもそも50年はコンクリートの耐用限界です。50年毎に1,000億と解体コストが掛かりますが止むを得ません。